「みんなが〇〇しているから、私も〇〇したい!」と子どもはしばしばこの理屈を持ち出して、自分の要求を通そうとする行動が見受けられます。
それは、友だちに合わせたい、できれば周囲から外れた行動はしたくないという気持ちを子どもが持っているからです。
例えば、自分だけスマホを持っていないとグループに入れてもらえない、ひとりだけ仲間外れにされる心配があるからです。グループ内でスケープゴート(生贄)にされてしまい、いじめられるケースもありますし。
ですから「みんなが〇〇しているから」という言葉は、親を、特に母親を同様させるのに悪い意味で効果的です。わが子が仲間外れになるのを心配して、子どもの要求を額面通り飲んでしまっている親が多いのが現状です。
ですが、親が周囲の顔を伺うような態度を示していると、子どもはますます周囲に迎合する性格が加速していくものです。
時と場合によって、親は子どもに対して「いつも友だちと同じでいいのかな?」と問いかけることも必要だと、私は思います。
「スマホがないから仲間外れにするというのは、本当に友だちと言えるのか?」
「みんながスマホを持っているからおまえも欲しいと?要するに、自分の意見を持ってないわけね」
「みんなが持っているから…ではなく、おまえはどうしてスマホが必要なのか具体的に説明してよ!」
という言葉を投げかけると、自分自身を持っていない子どもは、返答に詰まって何も言い返せなくなります。要するに、その程度の理由だということです。中身がない主張ならば。
例え子どもであっても、自分自身の意見をきっちり言わせて、その理由を説明させることが重要です。どうしてスマホが必要だと思うのか?
将来的に、親子間の連絡用手段としてスマホが必要なケースもあるでしょう。敢えて子どもを孤立させる必要もありません。
しかし、あくまでも自分の意見を持って行動することが大切であるというメッセージを、親として伝え続けていくことは大切ではないでしょうか。
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