挫折しそうなときは、しっかりと挫折を経験させること。そこに心を鍛える要素がある。

ここ昨今は教育の流れとして「レジリエンス」という言葉が出てくるようになりました。

もともとレジリエンスは物理学の世界で使われる用語なんですが、それが心理学でも使われるようになり、現在では一般化しつつあります。分野によって解釈は少しズレるようですが、概ね「回復力」「復元力」「跳ね返す力」と捉えられるみたいです。

レジリエンスを子育てに当てはめるのであれば、大きなストレスを跳ね返す力、逆境や困難に負けそうになっても逃げずに前に進んでいく力や己自身を奮い立たせる回復力、最後まで全力でやり抜く力といったところでしょうか。

人間誰しもがちょっとしたことで落ち込んだり、積み上げてきたものが崩れ落ちる脆さなどを持って生きています。そこで諦めることを「挫折」と呼びますよね。

挫折につながってしまうような事柄でも、それをバネにして這い上がることができれば、同じ経験が糧となるわけで、これこそが折れない「心」の根底にあるものです。

先述のレジリエンスは成長局面においては重要な働きをするもので、苦境に立たされたときにこそ追い詰められた状態から突破する力を与えてくれるものです。

人生を前進させるためには、その手前にある課題や障壁を突破しなければなりません。どんなに困難にぶつかっても立ち向かっていく強さがあれば、道を切り拓いていけるのですから。突破する力があれば、必ず人生は好転すると私は考えています。

では、突破する力を身につけるために必要なことは何か?
それは、挫折しそうな局面ではしっかりと挫折を経験させることです。

子どもが傷つくのを見ていられないとからと、親が先回りして挫折の機会を奪ってしまうのは最悪です。

挫折して同じ道でもう一度頑張ってみようと立ち上がるのか、自分の能力はここまでだと受け入れて別の道を模索するのか。どちらにしても現状を突破して次のステージに進むという意味ではどちらも価値があることだと思います。

レスリングの吉田沙保里選手は引退会見で一番印象深かったメダルとして、リオオリンピックの銀メダルを挙げて「あのメダルが一番私を成長させてくれました。初めて2番目になり、負けた人の気持ちが分かった。得たものは大きかったです」と語り、私も感銘を受けたものです。

負けて得るものの大きさを改めて再確認できた瞬間でした。

さて、「最新・更新ページ」に新年度新学年新学期の塾生募集の先行受付開始のご案内をしております。現在、西船橋工房は満席状態ですが、春からは受験生も抜けるので多少の定員充足となるかと思います。

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