最近は「お母さん」になったかつての教え子たちから、お子さんの教育の方向性について相談を受けることが多いんですが、その中である程度は過去の思い出話に浸って懐かしむこともあります。
私はこの歳になって「たられば」の話はしないのですが、今日はたまひよonlineに載っていた、そんな「たられば」話をご紹介します↓
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タイムマシーンがあったら何歳に戻りたいですか? あれこれ失敗してきたことや、後悔してきたことがあれば、二度と同じ失敗を繰り返さないように対処したいし、やり残したことがあったら悔いのないように思いっ切りやっておきたい。
そうしたら、今とは違う人生が待っているかもしれません。
2018年4月3日~2018年4月17日に、全国のウィメンズパーク会員5,567名に「もし人生をやり直せるなら… 何歳のころに戻りたい?」というアンケートを元にしています。
もし人生をやり直せるなら… 何歳のころに戻りたい?
第1位 10代後半 1617人 29.0%
第2位 10代前半 1171人 21.0%
第3位 やり直せるとしても戻りたくな 886人 15.9%
集計によると、10才代がワンツーフィニッシュ!
その理由で一番多かったのが「もっと勉強しておけばよかったと思うから」。
10代真っ只中の時は、一部の優等生を除いて勉強なんてしたくなかったのに…。
「大人になってやっと勉強できることのありがたみや、社会に出てからの必要性、進路によって人生が変わることなど痛感しています」
「勉強しなさい!と、親にさんざん言われていた時に素直にやっておけばよかった」それが分からないのが10代の未熟さなんですよね。
4位、5位は「20代前半」と「0~9才」。
20代前半は、「人生最高のモテ期だったような…」「自由にお金も時間も使えてパラダイスだった」と、楽しかった時期。
0~9歳は、「紫外線対策をきちんとしていたら、こんなにシミができなかったのに…」「どうせやり直すなら最初からリセットしたい」
3位の「戻りたくない」人は、たぶんに漏れず「今が幸せだから♪」が多数。うらやましい限りです。
もし10年前の自分にアドバイスできるとしたら、なんて言う?
やはり多いのは「勉強しときなさい」「もっと勉強しろ!」でした。
「まだ将来や先は見えないけど必ず、勉強をして良かったと思える時は必ずくる!」。10年前の自分が素直に聞いてくれればいいのですが…。将来の自分に言われたら説得力があるかな?
貯金関係も後悔している人が多し。
「浪費してないで、将来のために節約して貯金しておくべきだよ」
「働ける時にしっかり貯めておけば、10年後、こんなに生活が苦しくならないよ~」
結婚も…。
「あの男とは結婚するな! 将来浮気する!」
「義家族を見極めてから結婚すべし!」
「結婚焦るな。他にもいい男はいるはずだ」
「二世帯にするなら何を言われても玄関2つにしとこう。嫁姑戦争勃発するから」
ほかにも、「会社つぶれるよ。別の会社に就職を」「家を購入する時にムリなローンは禁物。手放すことになるから…」「子育て大変だけど、今が一番可愛いときだから大事にしてね」
10年後、後悔しないように言いたいことは山ほどあるけれど、一番心に響いたのは
「人生、あっという間だから大事に生きてね」
10年前には戻れないけれど、“今”を大事に生きることで、10年後の自分が幸せでいられるのかもしれませんね。(文・井上裕紀子)
たまひよ ONLINE編集部
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私が「やっぱりな…」と注目したのは、やはりこの部分でした↓
>やはり多いのは「勉強しときなさい」「もっと勉強しろ!」でした。
>「まだ将来や先は見えないけど必ず、勉強をして良かったと思える時は必ずくる!」。10年前の自分が素直に聞いてくれればいいのですが…。将来の自分に言われたら説得力があるかな?
お子さんに「勉強しろ!」と言って、自発的に勉強し始めると思いますか?
フツーは言われたらむしろ反発してますますやらなくなるか、イヤイヤ取り組んで生産性が全く上がらない…で終了です。
ご自身がしてこなかったことをお子さんに押しつける時点で、お子さんもバカではないので見抜きます。「お母さんだって、勉強してこなかったくせに!」で揉め始め、家庭内でもギクシャクが始まるケースも相当数あるわけで。
むしろ、勉強しなきゃいけないのは親の方ですよ!
…と、過去散々ブログでも私は申し上げてきておりますが。
私も素直でなかった分、かなり痛い思いもしてきました。なので、私がお子さんに「素直になれ!」と命令口調で言うこともありません。
自分で気づけないなら、それだけ痛い目に遭えばいい。
教わったことなどすぐ忘れますが、痛い目に遭ったことを忘れることはまず忘れません。
それを入試本番までに、いかに良い形で小さくトライアンドエラーを積み重ねていけるか…そこにかかっています。
人間は、自分勝手な生き物です。
何でもかんでも都合よく手に入れようとしますが、そんなわけありません。
お子さんが調子に乗ってイキがっているのであれば、現実を見せつければいいし、それによって気づけるお子さんは救いは十分にある。
そこに気づけないお子さんや、失敗をさせないと親が過干渉したり必要以上にかばってしまうお子さんが、いつまでも自立することなく偏差値50以下をさまよっていく…といった感じでしょうか。
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