最後のセンター試験を迎え、今年は大学受験生の安全志向がより強かった年となりましたね。それ以外にも、浪人したくないという現役志向の高まりもあるわけですが。
昨日は今度の土曜に迫った英検の過去問演習で、昨日リミットだった村上への過去問スコア報告を間に合わせようと、授業のない英検受験予定の塾生たちが次々とミッションコンプリートさせるべくやって来ました。合格最低に届いていない者もいますが、あと1週間で挽回は可能なので、ぜひ頑張ってほしいところですね。
私はすでに現場指導を引退していますが、きのうだけ例外的に塾生の英語指導に入りました。学年トップクラスを競う者たちが怠慢になることを許さず、きっちり己をより高みを目指すことの大切さを英語の指導と併せて伝えられたかなと思います。
学問は万人に機会を与えますが、上位はより高みに到達することで、次の時代を導いていく義務があると私は考えています。
逃げずに闘うのは素晴らしいし、見ていて気持ちいいものです。
私が見た塾生たちも前半はボロボロでしたが、後半になるにつれて次々と難関の問題を撃破していき、喜びと自信に満ちていく表情が印象的でした。
これから不透明でカオスの時代を迎える中、人間が幸せに生きていける社会を実現するための策を講じていくのがリーダーであり上位を張る者の宿命です。その点で、私は敢えて誰に対しても大きな壁として立ち塞がる存在として、仕事を遂行していきたいですね。
さて、長野県の私が尊敬する塾長先生の投稿に考えさせられるものがありましたので、今日はその文面をご紹介します↓
————–
ある実業高校では、推薦で大学合格が決まった3年生たちに、本人の意志に関係なくセンター試験を受けさせている。それは、「大学に合格したからといって遊んでいいわけではない。大学では一般入試で大学合格した生徒たちと過ごす訳だし、学力を少しでも伸ばしてもらいたい」という、高校側の親心からであろう。
しかし、私が指導している実業高校3年生から聞いた話では、彼の友人はセンター試験一週間前の連休中、スノボに明け暮れていたらしい。
センター試験の結果が、推薦で大学合格したという事実に影響を及ぼすことは一切ない。しかし、そんな態度に、私は甚だ疑問に感じた。いや、それを通り越して、怒りにも似た感情を抱いた。指導経験上、高校進学時点で英語力は英検4級程度で止まっており、高校でも英語は深く勉強しないので、その実業高生が大学受験に必要な英語力が皆無なのは容易に想像できる。
5文型、準動詞、関係詞、仮定法の基本すら分かっていない者が大学に進学する。じゃあ、せめてもギリギリまで勉強して、センター試験で少しでも良い点を取ろうとするのが、本来あるべき姿ではないのか?
センター試験検定料18,000円を払っているのは誰なのか。その金額を稼ぐために、親がどれだけの時間を労働に充てなければいけないのか分かっているのか。そもそも、何のために大学に行くのか。
推薦入試であろうと一般入試であろうと、大学合格の事実に差はない。推薦入試で合格した生徒は、学校の成績もある程度よくなければいけないし、実業高校の生徒は専門科目や資格試験などの勉強をしているかもしれない。しかし、一般入試で合格した生徒の方が学力が高いのは、否定できない事実。勉学全般に対する姿勢は、今後の人生に大きな影響を及ぼす。大学や就活で苦労する、または、社会人になってから苦労する。そんなことを気づかせてくれるのも大学入試なのに、その機会を逸してしまっているその高3生が、哀れに思えてならない。
以上のことは、全ての実業高生に当てはまることではありませんし、推薦入試での大学進学を否定するものではありませんので、誤解しないでいただきたい。事実、私が今指導している実業高校3年生は、既に英検2級に合格しており、推薦ではあるが某有名国立大学に合格。今週もセンター試験に向けて勉強を頑張っています。要は、生徒の勉学に向かう気持ちと姿勢をいかに醸成していくか?生徒本人と、保護者や指導者など周囲の大人たちの責任です。
————–
おもしろいというか、皮肉というか、勉強できる環境を与えてもらっても身近な人間関係の中で、これだけ大きな隔たりがあるということでしょうか。
東進の林先生のように「勉強できるということは、実は幸せなこと」とのフレーズ通り、与えられた環境に感謝して、精一杯、己の可能性を高めるために修練を続けていく者がいる反面、与えられている環境が当たり前だと勘違いして「何をしようと自由だ」と周囲に感謝することなく自らの権利を主張して自分勝手を正当化する者もいるわけで。
現時点では目立った比較もありませんが、確かに数年後数十年後には生きている世界がまったく違うでしょうね。気づいたときには人生やり直しがきかない年齢になっているんでしょうが。これからそんな人種の方々がどんどん増殖していく世の中でしょうし。
だからかもしれませんが、当たり前のことを当たり前にきっちり取り組んで成果を出していけば、周囲の堕落組がどんどん勝手に堕ちていってくれるので、比較的成果を出しやすい社会になるかもしれませんね。
もちろん、堕落組は気づけない限り人生の底辺に落ちていって被害者意識丸出しの余生を過ごすことになるでしょうし、私の周りにも40歳過ぎて間もないのに、すでにそんなのが何人もいます。
それも含めて自己責任であり、それも含めて「それもまた、人生」ですから。
人間って、過ぎて痛い目に遭ってからでないと気づけない罪深い生き物ですし、私もそんな罪深い人間のひとりです。
ただ、そんな罪深い者たちに救いがあるというのであれば、早く気づいて脱却?進歩?するために自分から動く者は、一気に陽の当たる場所へ出られるというのも、私もこれまで経験してきて分かっていることです。
結局は、己の心:マインドが人生を変えていくという結論になります。
だからこその、マインドセットなのかもしれませんね。
さて、「最新・更新ページ」に新年度新学年新学期の塾生募集の先行受付開始のご案内をしております。現在、西船橋工房は満席状態ですが、春からは受験生も抜けるので多少の定員充足となるかと思います。
>「中学3年分の英単語、たった1ヶ月で制覇する講座」はこちら
ですが、すぐに埋まってしまうと思われますので、当塾に入塾を希望されるご家庭は早めに中学3年分の英単語完全制覇の特別講座を受講されることをお薦めします。