学力上位層とそうでない層、知性があるかないかがある程度見抜かれてしまうボードゲームとは?

ここ数日が鬼のように業務が立て込んで、ついにダウンしてしまいました。

何とか生きているって感じで、数多くの懇談と入塾面談をこなしつつ、来月中旬以降に迫った後期中間テストに向けての塾生の切り替えチェックに向けて塾生もスタッフたちも精を出しているのを見ながら、私もまだ倒れるわけにはいかないと何とか自我を保ちつつ、少し休みたいなかという悪魔のささやきと闘いながら…(苦笑)。

先日、稲毛駅前工房で中学生たちがモノポリー大会でした。

あくまでもイベントの位置づけですが、ちょっとした金融教育も含んでおり、世の中のお金の回る仕組みや、ロバート・キヨサキ氏の名著に基づいた考え方などを伝授しつつも、結局は最後、ゲームに徹して終わったわけですが(笑)。

実業家や起業家がみんな口を揃えて提言していますが「子どもたちに早い段階から金融教育を施すべきだ!」ということを言っています。確かに机上の学問はできても、金銭感覚が麻痺してて、借金地獄に陥っている優等生も多いですもんね。

人生ゲームと違って、モノポリーは世界的に有名なゲームである反面、運だけでは勝てないゲームです。

運も必要ですが、それと同じくらい知恵を絞らなければ他のプレイヤーにハメられたり出し抜かれたりして、速攻で自己破産に追いやられるというなかなかの鬼ゲームなのが特徴です。なので、自分が生き残るために参加者ひとりひとりが知恵を振り絞る…頭を相当使うゲームだからこそウチの塾は採用しており、人生ゲームを採用しないのはそういった理由でもあります。

常に先を考えること。
先手を取り、主導権を握ることで交渉を有利に運び、最大限の報酬と利潤を得る。

これはゲームに限らず、学問でもビジネスでも同じことですよね。

すべてとは言わないですが、ウチの塾は真ん中より上位の塾生はほとんどモノポリーを好む傾向にあります。逆に真ん中から下の塾生は人生ゲームを好む傾向が強いという面白い結果となっています。

どちらでもよい話ですが、人生ゲームがいいという子は、やはり自分で物事を組み立てるのが苦手な子が多いですね。ルーレットを回して自動的にオベントが起こるのをそのまま受け入れてそれなりに楽しむ…という流れを好むというか。悪いことではありませんが。

モノポリーはゴールがないため、自分以外のプレイヤーをすべて殲滅させて自己破産に追い込むことが勝利となるので、運も必要とはいえ、相当な戦略・戦術が必要となります。瞬時の判断や提案・実行力が勝敗を左右するため、それなりの知恵を絞り出すための頭の回転の速さと機転も不可欠です。そうなると、学力上位層が好む傾向になるでしょうね。

ゲームひとつをとっても、お子さんの知性が如実に現れるわけで、この世の中は色々と奥が深いなぁと改めて思います。



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