「偏差値高い系」での失敗は、なぜ起こるのか?

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ここ最近は霞が関の事務次官や、県知事などの不祥事による辞任が相次いでいますが、元政治家の橋下 徹さんがプレジデント・オンラインにて見解を述べており、私もそれに近い印象を受けたこともあり、今日はその記事の一部を抜粋してご紹介します。

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福田元財務事務次官も、米山(元.新潟県知事)も偏差値は高いんだろう。しかし自分に危機的事態が勃発した時の対処の仕方は、幼稚園児以下だね。僕は福田元次官も米山も、きちんとした初動対応をやっていれば辞任する必要はなかったと思っている。特に、米山はね。

でも両名とも結局、辞任に追い込まれた。福田さんは当初は辞任を否定していたし、米山も最初の記者会見では辞任を明確にしなかった。つまり、辞任しなくてもいいのであれば、辞任したくなかったんだろう。そうであれば、きっちりと危機管理対応をしておくべきなのに、それができなかった。

(中略)

米山は、偏差値が高い割には、肝心のことを知らないな。「自分の命運は他者に委ねてはならない。他者に自分の命運を委ねる者は滅びるのみ」ということをね。これは今の北朝鮮をめぐる日本の外交にも言えることなんだけど、それは今後論じます。

文春の記事がどうであれ、米山は認めるところは認めて、謝罪するところは徹底謝罪し、その上で弁明をすべきだったんだよ。

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私は政治に関してはほとんど素人なので何が正しいか否かの言及は避けますが、ただ、橋下さんの「自分の命運は他者に委ねてはならない。他者に自分の命運を委ねる者は滅びるのみ」は、本当にその通りだと思っています。橋下さんの見解を支持するかどうかは別として。

クレーム処理には「初期消火」という言葉があります。火が小さいうちに消せばそんなに被害は大きくならないですが、ド派手に炎上してからでは沈下できず被害も甚大になってしまう…そうならないうちに、被害を最小限で食い止めるためにも初動、この場合は初期消化が重要だったと思われます。ただ、そこを失敗してしまったが故に、ここまで大炎上してしまった…。

企業だったらクレーム処理専門の部署がなぜあるのか?その意味がよく分かっているからこそあるわけで、こういうニュースを見ていると、改めて危機管理について考えさせられますね。

これだけの優秀な方がどうしてこういった形で炎上してしまうのか…私が個人的見解を申し上げるのであれば、ひとつだけです。この一言で今日は締めくくらせて下さい。

「偏差値と理解力は比例するけど、偏差値と判断力は比例しない」です。

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