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これまでと何にも進歩なく、大衆やメディアが「育ちの良さ」を売りとする有名人や芸能人・政治家のⅡ世ばかりを大々的にPRする時代なわけですが、日本人ってほんとに「綺麗事」が大好きで、「傷モノ」には触れたくない民族なんだなと実感します。
就職活動も同じこと。中途採用市場にたくさん優秀な人材がいるのに、年々減っていく学生の新卒採用に未だにこだわる企業が大多数なのが、その象徴です。
最近のメディアのネタだと、某球団の元.ハンカチ王子投手が、どこぞのベースボールマガジン社の社長に高級車をおねだりして買ってもらったなどという「セコい」話が出てきているわけですが、世間からはようやく “ガッカリ” の声が出るようになりました。
大した成績を残しているわけでもないのに、実力で勝ち取るのではなく、他人へのたかりでもらおうとする、苦労知らずのボンボンの典型的な悪いケースとなりそうです(この報道が本当なのであれば…ですが)。
そもそもよく分からないのは、育ちの良さがあるから何なの?です。
世間一般が、これだけもてはやす理由が、私には分かりません。少女マンガに出てくるようなイメージだけのいい王子様との恋物語でも期待しているんでしょうか?
この仕事をして19年間、俗に言われる「育ちの良い」お子さんを見てきましたが、良かった例はごく少数で、悪かった例の方が圧倒的に多いです。
何と言っても苦労知らずなので、何もかも周りにやってもらって当たり前。
ちょっとでも自分が気に食わなければ、すぐに周りのせいにして文句ばかり。
他人に厳しいくせに、自分には大甘な性格。
それをツッコまれようものなら、今度は逆ギレする。滑稽です。
そして、自分の力で対処できないと悟った瞬間、親に泣きついて、親の力で物事を解決しようとする。
私が出くわしたケースが、たまたまこんなのが多かったからかもしれません。
10校舎ほどの統括マネージャーをしていた大手個別指導塾サラリーマン時代、こういったご家庭が大半だったので、忘れようにも忘れられません(笑)
春先に、スタッフの採用面接をしたとき、さらに笑えました。
彼女履の歴書を見ると、都内の有名小学校、有名中学校、有名高校と進んで、某難関大学入学の経緯が記載されていました。かなり裕福なご家庭で育ったんだとお見受けします(ちなみに裕福な方を見て、私がひがんでいるわけではありません笑)。
色々と話を聞く中で、彼女から驚くべきセリフが次々と…。
「私も上流階級の中で生活してますけど、他の子たちはもっとひどかったですよ」
「他の上流階級のクラスメートたちは事件を起こすたびに、パパやママに解決してもらってました」
「私は一般庶民の方とは合わないと思うので、有名私立を目指す子だけ担当させて下さい!」
「あっ、でも、一般家庭の子でも、話の分かる子はいるかもしれませんね」
色々思うところはあるけれど、まぁ100歩譲って、上流階級の彼女がどんな生き方をしようが結構ですけど、自分で「自分は上流階級ですから」…なんて言うか?(爆笑)
これでは塾生たちを見下して終わるだろうし、塾生たちもそんな態度で指導されたくもないだろうということで、お帰りになられて5分後にすぐ、不採用通知を郵送して差し上げました(笑)
ぜひ、そういった「上流階級」のお子さんだけを相手に指導する塾で頑張って下さい(笑)
ほんと、不思議ですね。
苦労知らずの方からは、人間的な魅力など微塵も感じないんです。
学校の先生も塾の先生も、学習指導以上に「この人についていきたい!」と子どもたちに感じさせることのできるオーラがあるかどうか…そこで決まると思っています。
単に学力自慢や学歴自慢をする人に、ついていきたいなんてお子さんは皆無です。
「自慢してるだけじゃん」「うぜー」で終了です。
色々な局面を経験し、苦労を重ねてきた方の言葉は重みがあります。
そういった方の放つオーラというのは、苦労知らずで育ってきた方なんかでは、到底比較にならないでしょう。
育ちの良い方が、全員そうだとは一言も言ってません。
中には、立派な方も少なからずいるのかもしれません。
ですが、19年間でそういった方に出くわしてきたケースが少ないということは、育ちの良さは、そんなに価値のあるブランドだとは到底思えません。
勉強に王道なし、マラソンも楽して最短経路などなし。
そして、人生も育ちが良ければうまくいくなんてない。苦労して歩むものです。
必要以上に苦労する必要はないかもしれません。
でも、それだけ苦労を積んだ人は、人の「心」の痛みが分かるので、誰に対しても優しく真摯に対応し、多くの方のハートをつかんでいけるのは確かです。
そう考えると、ウチの塾生たちも、家庭の事情で苦労している子は多いですね。
でも、そういった子たちの方が成績も良く、何と言ってもキラキラ輝いています!
そして、中1秋に入塾した色々な事情で苦労を積んできた高3の女の子が、ついにその苦労が報われ、花開こうとしています。
いろんな苦労を積んで、理不尽なことも数多く経験したけど、折れずに闘い抜き、高校の評定が4.5に達し、大学の指定校推薦で選べるところが多すぎて、うれしい悲鳴を上げながら、笑顔で困ってくれています!
表面的な「育ちの良さ」をPRする有名人なんかよりも、彼女の方が人間的な魅力で圧倒していると感じているのは、たぶん私だけではないと思いますが、読者の皆様いかがでしょうか?