「どうして勉強しないといけないの?」と子どもに聞かれて困りました。

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お子さんから「どうして勉強しないといけないの?」と聞かれて、うまく答えられなかったお母さんから相談を受けました。

「中学生なんだから当たり前でしょ」と反射的に答えたものの、説得力のない内容だったと、どのお母さんは振り返っています。

 

では、聞かれたら何と言えばいいのでしょうか?

 

答えは、「人に喜びを提供できる仕事を見つけるため」と答えて下さい。

 

中学生は特に多感な年頃です。

勉強しなければならない理由について、ほとんどの子が1度は疑問に思ったことがあるはずです。

 

では、人はなぜ勉強しなければいけないのでしょうか?

 

私たちは人間として生まれてきて、今この場所にいます。

それは何のためでしょうか?

そして、最終的に自分が最もうれしいのは、どんなことをしているときだと思いますか?

 

ある中学生は「お金を稼ぐこと」と答えました。

 

もちろん、仕事をしてお金を稼ぐことは生きていく上で必要です。

では、お金を稼いだその先に何があるのでしょう?

 

仕事というのは、お金を稼ぐことだけが目的ではありません。

でもお金を稼ぐことだけを考えて仕事をしていたら、恐らく誰もお金を払わないでしょう。

 

仕事というのは、「人に喜びを与えること」だと私は思っています。

 

私たちは、人に喜びを提供する代償としてお金を得ています。

そして、どんな仕事でも、必ずどこかで「人のため」になっています。

 

そういう仕事を見つけるために、勉強をしているのです。

中学生にもなれば、そういうことも理解できるでしょう。

 

例えば、お子さんの好きなゲームに例えて、こんなふうに話してみてはいかがでしょう。

 

ただボーッとしてゲームで遊んでいるだけでは、人のためにはなっていません。

でも、ゲームをやり続けて将来ゲームクリエーターなどになって新しいゲームを開発したら人のためになります。パソコンやスマホなどでも同じです。

 

新しいものができるときは「もっと便利なものを」「もっとおもしろいものを」と

誰が考えているわけです。そして、その裏には人には見えない努力があります。

 

人に喜びを提供できる転職は、誰にでもあります。

それを探すために勉強するのです。

 

お子さんに「勉強しなさい」と言うのではなく、勉強したその先に何があるかを、

ぜひ話してあげて下さい。

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