ここまで入塾面談や、塾生及び親御さんと懇談する中で、よく話をするんですが「世の中なんて、所詮、不条理である」ことを話すと、おもしろいくらいに親御さんは納得されます。実社会を見てきて、揉まれてきているからですよね。
でないと、ここまで生きてこれなかったでしょうし。
逆に、子どもは「そんなわけない、世の中は自分の思い通りになるさ」みたいな顔をして苦労知らずの無敵トランス状態だったりするのが滑稽というか…。社会経験がないと理解できないですし、こればかりは。
ウチの塾は、H.Pの文面が独特で異端なせいか、敢えてお子さんに苦労させて伸ばしたいというご家庭が来られますね。人生の喜怒哀楽や辛酸を味合わせて、大成させていくという方針の親御さんが多い。
逆に、わが子に苦労をかけさせたくない、苦労せず人生を謳歌させたいという考えのご家庭は見事なまでにウチの塾には来ませんし、来ても入塾面談でほぼ100%お帰りになられていますね。その結果、苦労知らずで親のありがたさを分からない子に育って、後から子どもによって迷惑をかけられる…という話も、長年塾をやっていて、残念ながらよく聞くようになってしまいました(苦笑)。結局、因果応報だなと。
さて、頭に来てもアホとは闘うなの著者:田村こうたろうさんが先日、以下の文面を挙げていましたので、今日はそれをご紹介します↓
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不条理そのものこそが人生~忍耐力こそが人徳
人生に不条理なことがあるというより、不条理こそが人生という感じですね。でも私は切れません。切れていいことはないからです。切れずに堪えていると見えてくるものがたくさんあります。事態や人の狙いやその人の本性について堪えている方が切れるよりずっと鮮明に見えてきます。
キレない人は人徳があるように見えます。忍耐力こそが人徳を磨くといえるでしょう。簡単にキレないことこそがサバイバルに最も重要な要素です。能力より忍耐力です。というか忍耐力こそが最も大事な能力です。いくら切れなくても余計な一言も捨て台詞もキレていると同じくらいあなたを台無しにします。
人生そのものが不条理だと思えば癒されます。まあ本当にそうなのですから。きついことの方が多いというか、きついことしかないのが人生ですね。
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現代の教育事情は、綺麗事が横行するようになったためか、臭いものに蓋をするではないですが、ラクして楽しく成果を得ようとする指導ばかりになっています。
私も基本的にはそれで良いと思っていますが、物事を突き詰めていく中で、やはり乗り越えなければいけない逆境は必ずあり、ラクして楽しくやってきたヤツらが全員乗り越えられるということはなく、かなりの割合でドロップアウトして中途半端で投げ出し、プライドだけは高いままというかなり面倒な人材へと劣化してくれます。
若者の転職がどんどん増えていくのはそのためでしょうが…綺麗事第一のCMでは自分のキャリアハイのためとか、給与アップとかヌカしてますが、転職して条件が良くなるのは、ほんの一握りの人材のみ。あとは人件費抑制要員で使われるのは目に見えています。
私も、幸福感に溢れている方々を見ていると、共通しているのは『忍耐力』があるという点です。
闘うべき時期やチャンスを見計らってずっと耐えて耐えて、そのときを待つ…そして、その瞬間が到来したら一気に攻める。そして、成功を手にした人が多いかなというのが私見です。
人間に感情がある限り、そりゃ地球上どこに行っても揉めますよ。
多種多様な世代が共存する限り、人生を幸福感で満たすためには、価値観の闘争を制さなければなりません。たまには闘争ではなく、共存共栄もいいですが、そうならないケースの方が多いと私は感じますので。
さて、「最新・更新ページ」に新年度新学年新学期の塾生募集の先行受付開始のご案内をしております。現在、西船橋工房は満席状態ですが、春からは受験生も抜けるので多少の定員充足となるかと思います。
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ですが、すぐに埋まってしまうと思われますので、当塾に入塾を希望されるご家庭は早めに中学3年分の英単語完全制覇の特別講座を受講されることをお薦めします。