本日より除菌や室内環境を整備した上で、通常通りのタイムスケジュールを再開しました。この3週間?くらい、夜の時間帯は工房での授業をしていなかったため、ちょっと違和感があるというか…慣れって怖いものですw
昨日はスタッフが集まっての、春期講座に関してと新学年新学期以降に関してのMTGでした。コロナ禍の影響は学習進捗や密度の濃さに大きな影響を生じさせているため、どうやってここから遅れを取り戻していくかも含めて一同で意見を出し合い、決定事項もまとめ、着々と4月の新年度開始に向けて歩んでいます。
他の塾さんだとZoomでのリモート授業がほぼ全員受講になったりと、Zoom大活躍の様相を呈したわけですが、ウチの塾に限ってはZoom使用はかなり限定的利用にとどまり、ほとんどの塾生が工房に出てきての授業となったため、除菌作業を徹底した次第です。
やはり塾の風土というか、考え方や方針によって集まってくる客層が違うというのは、塾に限らず、どこの業界でも同じことなんだと思います。ウチはマインドセットの観点故かは分かりませんが、現場主義者がやたら多かった…。
まぁ、塾長の私自身がそもそも現場主義を貫く生き方をしてる故、そういったリアル面を重視するお子さんが揃っていくのかもしれませんね。それが良いか否かではなく。
この仕事23年やってきて、過去に「塾を大きくしよう!」と思えば、いくらでもできました。そのやり方で経営していけば、今頃、村上の塾は10教場くらいあったかもしれません。
拡大展開を前提に、社員もたくさん雇って、最後は本社ビル立てて、村上は社長室のソファで胡坐かいて、売上だー!利益だー!と幹部たちを発破かけて?叱りつけて?エラそうにふんぞり返っている…そんな姿の経営者に、私は何の魅力も感じませんでした。
学校の教員が子どものために仕事したくて教員になったのと同様に、私とて私教育とはいえ現場で塾生たちに向き合うのにやりがいと誇りを感じるからこそ、この仕事を続けていると自負しています。
なので、目の届く範囲でしか教室展開しないのも、それが理由です。
私ひとりで見れる人数など、ほんとにたかだか知れていますから。
そして、私の想いに共感して現場で塾生たちのために闘ってくれるスタッフにも恩義を報いたいもの。今回のコロナ禍の影響で一人暮らしの学生が生活費に困らないようにするためにも、十分な給与を払ってあげることこそ、経営者としての使命であると考えます。
塾生ひとりひとりの人生、ご家族皆さんの想いを背負うだけでなく、スタッフ全員の生活も背負っているんだという自覚を己に課しつつ、これからも謙虚に、前向きに、塾生たちと現場の最前線で向き合っていこうと思います。
春期講座は締め切りましたが、今回のコロナ禍の影響で塾探しのタイミングを逃したご家庭もあるかと思いますので、4月以降も何らかのイベントを企画しようと思います。