朝日新聞がお薦めしているマイベストプロという専門家サイトにも私の紹介が掲載されているのですが、そちらのフォームより私宛に都内の言いて個別指導塾に勤務されている方からメッセージが届きました。本人より許可を頂戴しましたので、一部ご紹介できればと思います。
>朝日新聞お薦めの専門家サイト「マイベストプロ」の村上紹介ページはこちら
「拝読し大いに感銘を受けましたので一言と思いメールさせていただきました。(中略)今回22日から再開するというばかげた話があり、HP見ていただければわかりますが、医療用フェイスシールドを講師がつけるのです。そのようなものはまず医療機関に寄付し、役立ててもらうのがあるべき姿だと思うのです。しかも、村上様がおっしゃるように「生徒、保護者の要望があったから」再開するみたいな、もしもなんかあっても、あなたがやりたいといったからでしょうみたいな言い訳でもうするのでしょうか」
メールを下さった方が勤務されている塾さんは、私もよく存じております。
都内で高所得者層を相手にした高単価路線・高級路線での個別指導塾さんです。確か東証二部に上場してたような?
早慶付属などの難関校に合格者を出す進学塾さんで落ちこぼれているお子さんたちがセカンドスクールとして上記の進学塾さんと併用通塾していることで有名です。以前、私もブログに挙げたことありますが、中学受験する小6生の夏期講習が100万円かかって何と受験校全部落ちたという話の塾さんです。
私は塾の方向性などは様々ですので、基本的に正解はないと思っています。
万人受けする方策など生きている限りあり得ないですし、それぞれの塾に批判されてでも貫きたい信念があると考えているからです。
とはいえ、もしメッセージを下さった方の文面が本当のことであるとするのならば、このような全世界で前例のない危機的状況で医療崩壊が叫ばれている中で、医療用フェイスシールドをしてまで現場での授業を強行するというのは、理解に苦しみますね。この方のおっしゃる通り、そのような資本があるのであれば、やはり然るべき機関や最前線で命がけで従事されている方に回すべきではないのか?と医療の素人の私が倫理観だけにモノを言わせて発言するのであれば、そうなってしまいます。
あまりエラそうなことは言えませんが、私は零細とはいえ塾の経営者ではありますが、経営者以上に現場主義者です。
塾生やスタッフたちの安心・安全あってこその塾だと思っていますが、医療用フェイスシールドを教務スタッフがつけてまで授業を強行しなきゃいけないのかに関しては、甚だ疑問です。
塾は「教育」業ではなく「教育サービス」業です。
それでも、このような局面にこういった話を聞かされてしまうのは、塾の方向性に正解はないと申し上げましたが、私としても非常に複雑な気分ですね。
ウチの塾では、いよいよ通常のリモート授業の他に、幕張本郷の自考学習塾:本塾さんとの共同「コロナ感染拡大対策オンライン自習室」が開設、各学年ごとのホームルームと少人数グループセッションによる学習計画の立案や進捗確認、私.村上のマインドセット「賢者になるための人生最適化計画」の毎週ライブ配信がスタートとなります。
先日より溜まっていた入塾面談も、Zoomのリモート面談で実施を始めました。
日本全国どこの塾も通えない状況なため、塾に通いたくてもどこに行っていいか分からない、追い詰められているお子さんや親御さんの相談を受け付けます。そんなに人数は取れませんが…。
リモート指導をもって、今後は地域貢献も視野に入れながら、まずは目の前の現場指導に邁進していこうと思います。