例年とは異なり、今日から冬期講座に入りました。
今年は終業式が遅く、年明け始業式が早いため、この時期から始めざるを得なくなった感じです。
きっちり内申を上げてきている者も多く、ホッとしています。
今日は、西船橋工房での一般の親御さん対象の子育てセミナーでした。
明日は稲毛駅前工房での開講予定です。小中学生の親御さんにとって有益なアドバイスができたかなと、今日も徳を積むことができたことを、終わってからひとり浸っています(笑)。
さて、ショッキングなニュースが入ってきましたよね↓
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マイナカードに学校の「成績」 対象小中学生 2023年度にも
保険証や運転免許証との一体化など、デジタル化の鍵を握っていくのが、「マイナンバーカード」。
近い将来、小中学生の学校の成績も管理することになる可能性も。政府は、小中学生の学習履歴や試験の成績を、マイナンバーカードにひも付け、オンラインで管理する仕組み作りに着手した。
そもそも文科省は、教育データの利活用を進めていて、児童・生徒の個人の学習意欲の変化や理解度をデータとして記録するのは、1人ひとりに合った効果的な学びの実現が目的。蓄積された記録データをもとに、教員が、1人ひとりに合った指導を行うことができるとしている。
また政府は、こうした個人の学習データのマイナンバーカードへのひも付けを検討していて、2023年度以降の実現を目指している。
小中学生の学習履歴や試験の成績をマイナンバーカードにひも付けることについて、教育評論家の石川幸夫さんは「メリットとしては、成績そのものが一元管理できること、進学・転校先でも共有できること」と話す。
教師が新しい教え子を担当する場合、これまでの学習記録が確認しやすくなるため、子どもにとっても教育の継続性が得られるようになり、また、成績の変化などをビッグデータ化することで、将来の教育に生かせるという。
さらに、今までは、書類ベースだった転校や転入の手続きが、データで簡単にやり取りできるようになり、教師の仕事の軽減につながるという。
一方で、デメリットについて、石川幸夫さんは「個人情報漏えいの危険があり、取り扱いについては、慎重かつ慎重というくらいのものが必要になってくると思います」と話す。
現段階では、主に成績のデータを記録する想定だが、このほかに発達段階の子どもたちが起こした過ちなど、ネガティブな記録までを扱うかについては、十分な検討が必要だと指摘している。
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楽天株式会社の三木谷浩史会長(55)が16日、ツイッターで「マイナンバーによる学習管理」に言及した。
マイナンバーは保険証や運転免許証と一体化し、データをデジタル化するものだ。しかし、政府は小中学生を対象に、2023年にも学習成績をマイナンバーにヒモ付けし、オンラインで管理することを目指している。一人ひとりに合った効果的な学習方法を実現する目的だが、一方で個人情報の漏えいも懸念されている。
これについて三木谷会長は「個人の学習管理をマイナンバーでやるという話、流石にこれは抵抗感というか、恐怖感さえある。。。。」とそのリスクを訴えた。
マイナンバーを使うことで、教師の仕事の軽減や、進学・転校の際にデータを一元管理できるというメリットがあるが、三木谷会長は「政府が子供の成績を管理、、マジかよ 恐ろしすぎる」と、それ以上に抵抗感を強調した。
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この記事を目にしたとき、もはや教育を通り越して、どこかの社会主義国の徹底した一元管理してる国家にこの国はなっていこうとしてるのかな…と思ったところでしょうか。
マイナカードは国民が生きていく上で必要な情報や機能を集積させるツールとして利用はいずれ避けて通れなくなるかと思いますが、ついには成績まで紐づけとは…正直呆れかえります。
ついには学習成績まで手を伸ばし、ゴリ押しと言われようが「マイナンバーを意地でも普及させる!」って目的だけで意固地でやっている感見え見えです。
これでは、いつまでも成績に縛られた過去に縛り付けられる人生となってしまい、人生一発大逆転や生まれ変わって人生を良くすることが一層リスクになる社会が訪れることは想像に難くありません。子どもの頃に成績が悪かったら、一生それがついて回るということに、納得などできるはずがありません。失敗を認める寛容な社会など程遠く、ますます失敗させない教育ばかりを世の親御さんが求めることになり、子どもがどんどん内向的な生き方を迫られることになります。
銀行口座の紐づけによる税金徴収など容易に想像つきますが、さすがに個人情報をマイナンバーカード1枚ですべてコントロールできるようにしたいんだろうなという国の思惑が透けて見えてきます。個人情報ダダ漏れのマイナンバーカードなど怖すぎて持ち出せませんよね。
ここから先の国の目的は、所得・税務・医療保険・銀行の金融資産・年金らを一元化した上で、金融資産への1%課税なのかなと私見として思うところです。
ですが、資産に課税すれば、国民は消費に回そうとします。
そうなると、タンス預金が今よりも遥かに増えるでしょうし、家庭用耐火金庫もよく売れるのでは…と勝手に仮説を立てつつ。。。
いずれにせよ、マイナンバーカードやスマホに、重要な個人のID的な情報を沢山入れるのは危険だなと。
それ以前に、教育にこのような愚策を持ち込まないでもらいたいというのが本音です。
あまり政治思想を他人様に話すことはないのですが、さすがに今回の件は私も腑に落ちません。
若者にしっかり選挙に行ってもらいたいですね。私は毎回ちゃんと足を運んでいます(苦笑)。
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