東大までの燃え尽きた人を量産?……母親主導の受験の弊害を考える。

村上です、いよいよ高校受験シーズン到来となりますが相変わらずバタバタしております(苦笑)。

緊急事態宣言が発令されてる中でも、教育熱の高い親御さんから入塾のお問い合わせを頂戴しております。先日は最新・更新ページに中学準備講座のお知らせや算数・数学再生道場のお知らせを追記しております。入塾をお考えのご家庭は、ぜひ受講をお薦めします。

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昨春、中学に入学した中1生は学業的にも相当な苦戦を強いられています。

休校期間による生活習慣の乱れ、スマホYou tube依存汚染、学習意欲低下、テスト回数の減少による子どもの小学生時代の過去の栄光やプライドが付け上がりでの自爆…などなど、例年の中1生に比べて、どこの塾さんも相当な苦戦を強いられたのではないでしょうか。それによる学力の二極化の差も例年以上に開いている始末ですし。。。

あなたのお子さんに、中学校に入ってからの学業で苦労させないためにも、今から先手必勝で予習前提での先取りを完了させておくことが、内申対策でもあり、受験で通用する学力を実戦で活かせるひとつの解決策になると思います。

中学校に入ってから考えよう…というご家庭のお子さんが、大体5科300点前後から下の成績に集中してくる傾向がある昨今ですが、5科300点くらいでは通知表オール3前後で伸び悩み、この内申帯の公立高校だと偏差値45前後レベルの学校しか通用しなくなってしまうのが現状です。

中1~2でAQURASに入ってきたお子さんや親御さんにこの話をすると、皆さん顔がどんどん青ざめて「もっと前から入塾しておくべきだった…」とほぼ全員後悔されているのもある意味印象的ですが、そもそも中学生という多感な時期に、お子さんの周りに数多くの誘惑が絡んでくることを考慮すれば、早い段階で手を打っておくことは必須です。

中学校に入学してボロボロの状態まで堕ちてから「考えよう」というセリフが出るということは、先手先手で打っていれば回避できたはずのリスクヘッジをお子さんも親御さんもしてこなかった証拠です。こんなことをビジネスの第一線でやっていたら、会社だったら潰れてしまうか、ボロボロの業績まで堕ちてしまうことは、社会の第一線で活躍されてきたオトナであれば十分理解されているのではないでしょうか。

千葉県公立高校入試の内申点の扱いは、中1~3までの分がすべて評価対象です。
中1でしくじった分を、中2~3で挽回するのは相当大変ですから、そのような部分も考慮した上で、親御さんにもお子さんの将来計画を熟慮してもらい、ぜひAQURASの特別講座のご受講をご検討下さい。

さて、今日は代々木ゼミナールで長年東大特進クラスなどで現代文小論文を担当し、現在はN予備校で教鞭を取る予備校講師の高橋廣敏さんのインタビューより、学力向上のために本当に必要なことは何か?の内容から一部フレーズを抜粋してご紹介します↓

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●受験の母子一体型はかつてから言われて来ましたが、最近の子どもたちの母子一体型は凄いです。ちなみに、言われたことを素直にやる子が受験には強いので、マザコン率は偏差値の高さと比例すると見ています。特に昔も今も東大進学者のマザコン率はすごいですね。学校の先生よりも母親が偉く、彼らの人生に影響を与えるような尊敬できる先生がいないというのもあります。父親の影も薄いように感じます。

●現在の入試改革は「主体性を育む」と謳っているのにママのロボットになった人間が合格するというのはやはりおかしいですよね。母親が受験の主役になっている。結局、ママの自己実現なんです。

●お母さんの言う通りに勉強して褒められて東大入って、いい会社か官庁に入って出世してまた褒められる。そして妻に褒められなければ拗ねる。でもそれは成功した場合ですよね。母親がすべて管理して受験勉強をさせて、失敗したらどうなるか。そちらのリスクも考えて行動しないのは危険です。受験において親の過度な期待に応えようとしても結果が出なかった場合、子どもが精神的に追い詰められて家庭が崩壊しまう例を見て来ました。母親の徹底管理は、失敗すれば家庭が崩壊し、上手く行ったところで「東大まで」の人を作るだけ。お勧めはしません。

●今後は学校推薦型選抜(旧推薦入試)や総合型選抜(旧AO入試)が増えていきますが、受験という自己鍛錬の機会を奪ってしまうのではないかと思います。また、大学の附属校の人気は親が苦労させたくないという願望の現れです。親も子も「ラク」が本当に好きなんです。子どもたちの言葉は「最小限の努力で最大の効果」です。合格最低点の1点上で受かることが目標なんです。

●最も根本的な問題が親にとっての教育が「投資」や「消費」になり、教育に対してコストパフォーマンスを求めているということです。お金を出せばいい物が買えるであろうと。なるべく遠回りせずに確実にリターンが欲しい。それがコスパです。本来教育は消費ではないんです。消費されるものでもないしサービスでもない。でも、親御さんは「これだけお金を払ったんだから見返りが欲しい」と言いますよね。だから、クレームも来るし、「就職までなぜ面倒を見てくれないんだ」となる。発想が貧困だと言わざるを得ない。それは子どもにも伝わります。結局、損得勘定が一番大事で、役に立つことしかやらない。

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現代社会は、凄さまじい速度で変化してますし、技術革新だけではないイノベーションがどんどん台頭してきています。

高い行動力・英語力・プログラミングのスキルを身につけたアジア系の社員が英語圏の本社から、日本人より高く評価されて昇進している時代になっています。そのような方々は私生活もアグレッシブですし、社会的重圧を背負いながらも、恋愛にも積極的で人生を楽しんでいますよね。

‎日本人はいつからか、楽して安泰な生活が出きる道を選択するようになり、大企業で動物園の動物のように、餌が与えられるのを待つだけになってしまった‎‎感があります。 勿論、日々伸びようと奮闘されている社員の方々もいるが、‎‎頑張りの方向性が世界のトレンドからは外れている感じ‎‎になりつつあります。‎

日本という国が、アジアの中でどんどん地位が凋落していることに気づいている人が思った以上に少ないのではと、私個人としては思えます。今後のグローバルスタンダードを見据えた上で、淘汰されずに幸福を手にするのに何が必要で何が不要なのか…日本人は真の世界水準を意識しなければならない局面がそこまで来ているんだなと感じる次第です。

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お子さんの学業に関すること、受験に関すること、相談を受け付けるコーナーを設置しました。

QRコードよりLINEチャットに入室、お子さんの学年を入力して質問を書き込んでもらえれば、時間のあるときに回答させてもらいます。対象は公立中に進学予定の小学生の親御さんと、中学1~2年生の親御さんまでとさせて下さい。



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