逆効果ですよ、それは…子どもが親の言うことを聞かなくなるNG叱り方4つをご紹介します。


人を叱るというのは、すごくエネルギーのいることです。
特に、叱る相手が大人とは目線や感覚が全く異なる子どもであれば尚更です。

でも、あなたのお子さんが危険なことをしたり、ルールを破ったり、あるいは人を傷つける行為に及んだりする場合には、親としては毅然とした態度で叱らなければなりません。あなたはお子さんをきちんと叱ることができていますか?

「叱る」といっても、ただ感情的に声を荒げるだけでは、しつけの効果が薄いばかりか、いたずらに子どもの心を傷つけるだけです。

「どうしてウチの子は、私の言うことを全く聞いてくれないんだろう……」とお悩みのお母さんは、明らかに叱り方に問題があると思います。

そこで、私の考えるNGな叱り方4パターンを紹介していきますので、ぜひご家庭でもお子さんへの対処を変えていってみてはいかがでしょうか?

■1 真剣に叱っていない

お子さんに対して終始ガミガミ言っているのに、お子さんの言動や態度がちっとも改善されないなんてことはありませんか?

それはお子さんにあなたの“真剣さ”が伝わっていないから。真剣に叱らないと、お子さんは次第に「また言ってるよ」と、あなたの小言を右から左に受け流すようになります。「私はいつでも真剣に叱っている!」という反論があるかもしれません。

でも、ただ「怒鳴る」だけでは真剣だとは言えません。例えば、キッチンで皿洗いをしながら「コラッ!またそんなに散らかしてっ!」なんて一喝するのは、単に怒りの感情をぶつけているだけに過ぎないのです。

本当に叱りたいのであれば、次のような方法で徹底的にやりましょう。

叱るときには場所を変え、正座させましょう。それだけで、お子さんは何を言われるのか分かります。そして淡々と言います。言葉によりしつけをするのではなく、空気、顔つき、声のトーン、瞳の中の炎、これらすべてを使って計画的に演じお子さん自身に気づかせて叱ります。

いつも金切り声をあげるだけのワンパターンでは能がありません。普段は優しくニコニコと接し、ここぞというときには、きちんとお子さんと向き合い、ただならぬ空気を感じさせるというメリハリが大事です。

■2 「さっきは言いすぎた」と前言撤回する

厳しく叱ったことが心に響くと、基本的に子どもは目に涙を浮かべたり、緊張で全身をこわばらせたりします。こうした子どもの変化を見て、「お母さん言いすぎたわ、ゴメンね」と態度を軟化させる人がいますが、これはよくありません。

というのも、こうした前言撤回をすると、子どもは「だったら何でそんなに怒ったんだ?」と理不尽な思いをするだけだからです。せっかくあなたの思いがお子さんに届きかけたのに、それが台無しになるばかりか、親に対する不信感さえ生じます。

お子さんが青ざめたり、緊張したら「私の注意が心に届いたな、計画成功」と喜びましょう。そして、淡々と低い声でゆっくりと「いいわね、もう2度と同じことをすんじゃないよ」と言って下さい。

叱るときは叱る。態度を一貫させましょう。
下手にあなたもお子さんに気に入られようとして途中から融和的な態度をとるのはNGです。

■3 脅迫形で叱る

あなたのお子さんが言うことを聞かないのに腹を据えかねて、つい次のような脅迫形でお子さんを叱りつけていませんか?

「いつまでもゲームしているんだったら、今日は夕飯抜きよ!」
「そんなにママを困らせるんだったら、よそのおうちの子になる?」

しかし、こうした脅迫形は、百害あって一利なしです。子どもというのは、はじめのうちこそ渋々言うことを聞くでしょうが、そのうち言いつけを守らなくても脅迫内容が実行に移されないことを学習します。そうなると、お子さんに脅迫作戦は効かなくなりますし、「どうせ口先だけ」と親を舐めることにもつながりかねません。

■4 叱るだけで褒めない

人は何かを学ぶとき、褒められるほうが上達が早いことが、科学的にも証明されています。しつけのために叱る場合も、ただ怒ってばかりだと、しつけの効果が表れにくいでしょう。

例えば、あなたのお子さんが部屋を散らかすのを何とかしたい場合、散らかしたときに叱るだけでは、いつまでも片付けの習慣は身に付きません。
子どもは、叱られて「しまった!」と思ったら、きちんと改善しようとします。ところが、せっかく頑張ったのに、親が知らんぷりをしているとがっかりして、また元の黙阿弥になってしまうのです。

ですから、叱ったあとに、お子さんの態度・言動に少しでも良い変化が見られたら、できるようになったことを褒めてください。「叱る」と「褒める」は必ずセットにして下さい。

以上、親が子どもにやってはいけないNGな叱り方4パターンをお届けしましたがいかたでしたか? 子どものしつけにお悩みのお父さんお母さんは、ぜひこれらのパターンを避けて、お子さんにきちんとあなたのメッセージを伝えて下さい。

きっと、時間の経過とともに、お子さんの出方も変わってくると思いますよ。



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