暑い…暑い…雨が続いて寒いと思いきや、今度は蒸し暑さ全開の日になってしまい、体調管理が難しいです。私は暑さには特に弱いので、いきなりこれだけ蒸し暑くなると、身体がまずついていけません。大抵はダウンに追い込まれます…。
先日、平氏の壇ノ浦の戦いから変化することの必要性を文面にしたら、チョコチョコご意見や反響を頂戴しました。なので、今日はそこにチョコチョコ付け加えて書いてみます。
1944年、核開発やコンピュータの研究者でありながら、ポーカーの弱い数学者のジョン・フォン・ノイマンと経済学者オスカー・モルゲンシュテルンが、どうにかしてポーカーに勝とうと、数学の知識を総動員して生み出したのが「ゲーム理論」です。理系の方やホワイトカラー色の企業戦士であればご存知の方も多いかと思います。
その後、ポーカーで負け続けた2人は「ゲームの理論と経済行動」を共著して、その後の数学と経済学の融合を促すきっかけをつくってくれました。
「ゲーム理論?なんか、パッとイメージが湧かないんだけど…どういうこと?」という読者の方に一言で申し上げるのであれば「状況を把握し、ゲームに勝利する方程式」といったところでしょうか。
ちなみにAQURASという塾の経営も、私はゲーム理論を用いてスキームを構築してきたせいで、ぶっ飛んだ独自路線の塾まで特化してしまいましたが…(笑)。
「そんな、百戦百勝のゲームの方程式なんかがあれば、誰も苦労なんてしない。勝つ奴がいるってことは、負ける奴がいるってことだろ?結局、勝ち続ける奴も平家物語と同様に、没落していくんだろう」とおっしゃる読者の方も出てくるとは思いますが、
だからこそ、勝利の方程式を必要とした…私ならそう思います。
欧米の歴史も、ローマやナポレオン、スペインの無敵艦隊、世界の覇権国であった大英帝国などなど、隆盛を誇った大国が没落するのを私たち後世の者は目にしているわけです。
そうした現象を数学的に解析し、勝利の方程式を学問のレベルまで高め、日々、再検討し続けている分野が「ゲーム理論」です。
このゲーム理論の中でも大事な前提は、ゲーム参加者の変化の対応力です。
変化のできない参加者は、パタッと動きを止め、弱点を突かれて、気づけばルーザーに成り下がる…だからこそ、変化を恐れない姿勢こそ、最上の心構えとされています。
先日ブログで書かせてもらった壇ノ浦の戦いによる平氏の滅亡、そして今日書かせてもらった最先端の数値経済学であるゲーム理論。
それぞれで、大切であるとされる変化への対応能力を磨くことこそ、大切なのだと思います。
あなたのお子さんがこれから先の時代の「まさか…」に直面したときを想定して、私たちはそんな状況にも動じず堂々と渡り合っていける子に育てていけるか…「まさか…」を乗り越えていく子に育てるには『まさに今』であることを親御さんが気づくことが大切だと思います。
稲毛駅前工房のみ、あと1~2名の講習生を受け付けます。
受講を希望されるご家庭は、申し込みをお急ぎ下さい。