先週土曜からNHK系列でのドラマ「みかづき」が全5話で放送開始されましたね。高橋 一生さんと永作 博美さんの夫婦がコミカルに描かれていましたが…。
本屋大賞を獲ったこの「みかづき」は、戦後から現在までの日本の教育について「塾」という視点で描かれた大長編小説です。
教育に力を費やした大島夫婦とその家庭、2つの大きな柱を見事に描き、目まぐるしく変わる時代とそれに翻弄される教育を森 絵都さんが上手く描いていらっしゃいます。
たくさんの塾関係者も読破する中で、私も出張で移動中の新幹線の中でずっと読んでいましたが、まともにじっくり読んでしまったために広島までの新幹線2往復を全部読書に使ってしまい、ブログが更新できず…でした。本当に長い長い話でした(笑)。
とはいえ、内容そのものは多くの方が批評されている通り、重厚感のある秀逸な内容でした。元スタッフの岩橋も、ストーリー最後の結末に感動で涙したと言っていた通り、教育に携わる者だけでなく、多くの読者の方が感銘を受ける内容だったのではないでしょうか。
そもそもこの内容、たった5話のドラマで終わるのか?というのが疑問です。話が大きすぎるため、朝ドラにしていいレベルだと、ほとんどの読者の方がおっしゃっている通りですね。
で、私もドラマ第1話は録画して観ましたが、やはり万人に向けての制作になっているというか、小説のような重苦しい進み方ではなく、エンターテイメントのようなコミカルなストーリー展開になっていましたね。ちょっと本とは違和感がありますが、これは次回以降に本題に入ってくると思われるので、コミカルさは変わらないだろうけど、期待してみます。
それにしても、永作さん演じる赤坂千明さん、過激な役回りですねwww
高橋さん演じる大島吾郎さんを押し倒して、あの展開とは…男と女のロマンスも何もあったものではない…(笑)
ということで、ここからは塾の話にはあるまじき内容ですが、結婚して子どももいる教え子から聞かれた質問に対しての回答を。
「恋人と夫婦って、どう違うんですか?」という質問を受けました。
これは人によって正解も違えば、回答も異なるので、あくまで私が思うところを述べるまでとします。何卒、村上批判にならないようお願いしますw 東進の林先生がTVで申されていたことをそのままご紹介します。
この質問は、恋愛と結婚はどう違うのか?
という質問に近い気もしますが、そこは敢えて今回は割愛します。
結論から言うのであれば、
〇夫婦 ⇒ 相違同質
●恋人 ⇒ 同異同質
ということです。
あくまでも理屈をこねて、無理矢理に回答すれば…ですが。
夫婦というのは、相違同質。
要するに「考え方が真逆だけど、同類だから結婚している」ということです。
お互い、相手にないモノを持っていて、補う存在ですからね。
主導権を取りたい男性が「自分に優しくしてくれて、さらに家庭を守ってくれる女性がいい」というのと、「私も子どももどんどんリードして引っ張ってほしい」と望む女性の関係性みたいなところ…かな?
なので、考え方も真逆になるのは、ある意味必然かもしれません。
でも、お互い好きだからいっしょにいたい、共感できるからいっしょにいたいという理由で夫婦になっているという点で、同類であるということでしょうね、林先生的には。
そして、恋人。
同類だから一緒にいるというのは変わりませんが、考え方が真逆ではなく、合うことも合わないことも混在しているけど、好きであるという感情ゆえにいっしょにいられるんでしょうね。私も勉強になりました。
とはいえ、そんなに簡単に割り切れないのも男女関係というものなんですが…。
「みかづき」でも、大島夫妻の関係は、パブリックでもプライベートでも、今後は言うまでもなく「嵐」が吹き荒れます。が、それは番組を観る方や本を読んだ方のために、お楽しみということで…。