負けたくない、勝ちたい、強くなりたい…という気持ちを持たせる土壌となるのは「負けたら悔しい」という気持ちであり「この分野なら勝てる!」という自信です。
現在の日本という国では、私が子どもだった頃と比べて、競争を規制(隠ぺい?)しようとする風潮が蔓延していますが、それ以前にまず、親が競争を恐れないようにする必要があrます。
子どもに対して競争を否定したり回避したりしておきながら、実社会では生々しい競争社会や格差社会をエスカレートさせているのも親世代です。矛盾していますよね。
こんなことでは、エサの獲り方も教えないまま、いきなりジャングルなど殺戮のサバンナに子どもを野放しにするのと変わりません。
私個人の見解ですが、もっと子どもにどんどん競争させるよう仕向けるぐらいが丁度良いと思っています。競争する以上、当然ながら、勝つこともれば負けることもあります。それを繰り返すからこそ「悔しい」とか「勝ちたい」と子どもが思えるようになるんです。
負けたときには「どうして負けたの?」「何やってんだっ!」と叱責するのではなく、悔しいと思わせる必要があります。「悔しいか、だったら次は勝とうな」と言ってあげることこと、親の役割です。
そして、どんな分野でもいいので、勝つ経験をさせることも大切です。
「この分野なら勝てる」と思えば、少なくともその分野で子どもは一生懸命勝つために頑張るはずです。勝つ経験をすれば、自己肯定感も持てますし、自信にもつながります。
競争の舞台など、ひとつではありません。子どもが何かで勝てるように、たくさんの舞台を用意できるのは親だけです。
学校の通知表を見るときにも、オール5でなければいけないなどということはありません。国語ができなくても、算数がダメでも、理科の成績が良ければ、褒めてあげて下さいね。