先週から高熱が続いていたのも少し落ち着き、ようやくブログに手が伸ばせるところまで回復してきました。
もともとバリバリのスポ根野郎だったはずなのに、歳を重ねていくとやはり体力がついてこないのが哀しいところというか、急激な気温の寒暖差に身体がついていけず、そこに業務が一気に山積したのが運の尽きでした。今後は一層、体調管理に気をつけます。
さて、話は変わって、アメリカの大手証券会社ゴールドマン・サックスのニューヨーク本社には、2000年時点で約600人ほどの現物株式取引のトレーダーが在籍し、株の売買を手掛けていたそうなんですが、それが2017年にはなんと2人まで減少したということです。
人工知能ヘッジファンドによる株取引の自動化が進み、いなくなった600人近くのトレーダーの代わりを200人のコンピューターエンジニアが「自動取引プログラム」を運用することで務めています。
他に有名なところとしては、2000年前半あたりから、スマホでカード決済したり、カードや電子マネーの決済から自動で家計簿をつけてくれるアプリの登場などのFinTechと呼ばれる分野でしょうか。
無くなるものもあれば、新しく生まれるものがあるのも世の常です。
ニューヨークタイムズ紙でも「2011年度に小学校に入学した子どもあっちの65%は、大学卒業時に、今は存在していない職業に就くだろう」と予想していますし、オックスフォード大学の准教授の研究では、今後10~20年で約47%の仕事が自動化されるリスクが高いとされています。
10年後、AIにとって代わられる仕事は何なのかなどを書かれた雑誌や書籍が人気のようですが、10年前、だれが今の世の中を正確に予想できていたのでしょうか?
世界のあらゆる情報は手元にあるスマホに集約され、自動化・キャッシュレス化も進んでいます。無料通話アプリ・婚活アプリなど、あらゆることがスマホ内のアプリで実行できたり完結したりで、ネットの世界ではYou Tuberと呼ばれる人々が活躍しています。その収入は、TVで活躍する芸人やタレント以上とも言われています。
このような現実から考えていくと、10年後に残る仕事を予想し、そこを目指して何かを学ばせるよりも、点と点を結びつけて自分で新しい何かを生み出す能力を備えた方が、お金を生み出す力としては強くなります。
子どもたちへの金融教育の重要性は、一層増すばかりでしょうね。
子どもに、どこに出ても生きていけるチカラやお金を生み出すチカラを持ってほしいのであれば、世の中を取り巻く現状をまずは親がしっかりと理解し、導いてあげる役割を果たしてあげて下さい。