ここ数日、心臓に痛みが走り、明らかにオーバーワークで身体に来ているな…という状況のため、病院通いしている日々です。
色々と起こるときは、本当に色々と重なるもので、まさに本厄の年に相応しすぎるくらい嵐のように物事が連続して過ぎていく…。
ここ最近の親御さんとの懇談の中でも、私も親御さんも談笑しながら話が共通しているのは「世の中は理不尽だらけだし、不条理なことばかり」ということでしょうか。人間に感情や価値観というものがある限り、オトナになればイヤでもそういったぶつかり合いに直面せざるを得ない…それが生きるということです。それを塾生にどう伝えていくか…ですね。
とはいうものの、昨日は今回の中間テストで、上がりに上がりまくって、一気に学年3位まで上がってしまった中2塾生からの報告を受けました。おお~っと感心しながら。
この塾生は、当たり前のことを当たり前に、学習計画をしっかり立てて進捗と結果を追求して日々取り組んでいた結果、学年の5科平均点が50点も暴落したにもかかわらず、本人が50点点数を上げてしまったため、一気に学年トップクラスという快挙でした!
このようなシチュエーションを見ていると、ほんとに「講師の指導力」とか「教材の質」とか「面倒見の良さ」ではないんだなーとつくづく思います。
ほとんどの塾さんがこの3点etcを広告で大々的に謳って集客しているわけですが、そもそも学業というのは本人自身の「己との闘い」であり、必要以上に周囲が手を貸すと、甘えてダメになってしまうんです。
この国の学習塾や進学塾・個別指導塾や家庭教師というのは、今や正真正銘のサービス業と化してしまい、何でもかんでも子どもに至れり尽くせりになってしまいました。そんな状況下で、真に「自立」と「自律」に目覚める人材など生まれるわけありません。
この塾生を見ていると、体育会系で鍛えられているのもありますが、どんな指導を受けようが、結局最後は自分が頑張らなきゃいけないんだという覚悟があったから、今回の偉業を成し得たのだと思います。もちろんスマホも持ってないですし(笑)。
他の塾生にもきっちり、これだけの仲間がいるのだということを伝えていかなきゃです。自分は関係ないや~とかヌカす奴には、それ相応の村上からの激しい指導が待っていますし…(笑)。
結局、学力を上げるなどというのは、教務力や教材云々以前に、本人のマインドをしっかり高めさせていけるか…そこがすべてだと思います。私のやることは勉強を教えるなど以前に、本人をやる気にさせていくためのマインドセットだけでしかありません。
先日、親子間のスマホ問題を巡って、退塾されたご家庭がありました。
よりによって、その話し合いの℡で大揉めになった現場に出くわした懇談に訪れた親御さんが唖然となされる光景となってしまいましたが、私は言うべきことはお客さんであろうときっちり申し上げるようにしています。
お子さんの極度のスマホ依存症に対して策を講じるということで家庭でも協力を要請して了承してもらったのに、一切親御さんがその約束を守ってもらえず、ご自身の責任棚上げで「金払ってるんだから、何とかしろ!」の一点張りだったため、私も申し上げるべきをことを申し上げ、恐縮ではありますが、ウチの塾からは退場してもらいました。
ちなみにこの子は大手の塾さんからボロ雑巾状態で転塾されてきて、ウチで順調に回復していたのですが、親御さんがよほど理想を高く押しつけたのか衝突も激しく、最後は「子どもから嫌われたくないから…」と約束を反故にされて終了、もったいないなぁと思いながらも…。
先ほどの学年3位まで上がってしまった塾生は、親御さんがしっかり口出しせず見守って下さっています。思うところも多々あると思うんですが、それでもお子さんを信じる…逆に、わが子を信じることができない親御さんがお子さんに色々と求めて口を出すことで、余計に関係性も学業の結果もこじれる…皮肉なモノです、本当に。
結局、人間というのは煩悩の塊でしかなく、エゴとエゴに挟まれて生きてるんだなと、改めて私も悟りを開く貴重な時間となりました(笑)。
さて、この夏の「1円もムダにしない夏期講習」のお問い合わせを数日前から何件も頂戴していますが、先述した通りの心臓への痛みでの病院通いにより、レスが遅くなっていることをお詫びします。必ずレスしますので、もう少しだけお待ち下さい。
6月中に夏期講習に申し込まれたご家庭には、スペシャルな特典もあります。
受講を希望される方は、ぜひ申し込みをお急ぎ下さいね。