「ランチ食べ放題」で客が元をとれないワケ…そのカラクリは?

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ウチの塾では高校受験の合格祝賀会(打ち上げ)では、大抵はみんなで食べ放題に行くのが毎年の恒例行事となっています。

これまで、牛角で焼肉食べ放題、鍋系のお店でしゃぶしゃぶ食べ放題、今春は新浦安のブライトンホテルのレストランでランチバイキング…などなど、随分と豪勢にみんなで楽しい時間を過ごします。その結果、塾長は節約のためにジャンクフード付けの生活に追い込まれるわけですが…。

他の塾さんの打ち上げとか聞いていると、みんなで教室に集まってドラッグストアで買ってきたお菓子の詰め合わせと1.5ℓペットボトルのジュースを紙コップに入れて「かんぱーい!」となっている塾さんがほとんどのようなので、ウチはこのときだけ随分と気前の良さを発揮しています。

理由として、ウチの塾は他の塾さんとは比較にならないぐらい、規律を守ることや自己管理の側面において厳しい指導をしているため、受験が終わる最後まで立派に己の弱さと闘い抜いた塾生たちに、せめて良い思いをさせてあげたいと思う親心とねぎらいの気持ち故でしょうか。

ウチの塾で最後まで生き残る塾生たちは、学力だけでなく精神的にも相当鍛え上げられるため、大体は高校から先も大成する子が多いです。その境地に至るまでには、相当の「心」の鍛錬が必要なのは言うまでもありません。

さて、今日はそんな食べ放題バイキングについて、東洋経済に記事があったので、ご紹介します。食べ放題で客が絶対に元を取れないカラクリが長々書かれています↓

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もし注文したら「同じおカネを払ったのだから少しでもたくさん食べなきゃ損だ」と考えるのは自然なことです。ところがランチブッフェではまずほとんどの場合、元を取ることはできません。その理由はどうしてなのでしょうか。

(中略)

ランチブッフェというのは、多くの人に人気があります。その理由は(1)決まった料金で好きなだけ食べられるからお得感がある、(2)好きな物が好きなだけ食べられる、(3)いろいろ種類がたくさんあるので楽しめる、といったところにあるのでしょう。

確かに目の前にごちそうが並んでいると、あれもこれも食べたくなるという気持ちはよくわかります。例えば料金が2000円だったら、絶対2000円以上食べて元をとってやろうという気持ちにもなりがちです。その結果、お腹が一杯なのについ無理して食べ過ぎてしまうということは、よくあることです。

ところが、相手も商売です。当然、自分のところが儲からないような価格設定にはしていないはずです。例えば最もシンプルでわかりやすいのは「ドリンクバー」です。通常、ファミリーレストランなどではドリンクバーはだいたい200~300円ぐらいの価格ですが、原価はせいぜい5円~15円程度だと言われています。

これで元を取ろうと思ったら20杯も30杯も飲まなければならないわけで、これはどう考えても無理です。ランチブッフェの場合は、これに加えていくら大食いの人がたくさん食べても絶対に元は取れない構造になっているのです。

そもそも飲食店のコスト構造は、固定費と変動費から成り立っています。

店を開けたことで、お客さんが1人もこなくてもかかるのが固定費(家賃や光熱費等)、来た人数分に比例してかかるのが変動費(食材費等)です。したがってお客が1人も来なければ固定費分がまるまる赤字です。お客が1人来れば(1人当たりの料金-変動費)だけ赤字が減ります。したがってたくさん来れば来るほど、儲けは多くなります。

例えば、あるレストランで普通の定食の値段が1000円だとします。変動費を300円だとすると、このお店では1人のお客が来るたびに700円の利益(固定費含まず)が出るわけです。もしこのお店の固定費が10万円だとすると、150人以上お客が来れば700円×150人=10万5000円ですから、固定費を入れても利益が出ることになります。

一方、このお店がランチブッフェを設定し、値段が2000円で食べ放題とすればどうなるでしょう。仮に来たお客が3人前食べたとしても変動費は300円×3=900円ですから、このお客から上がる利益は1100円となり、むしろ400円増えます。つまりお客は「3人分食べてやったぞ、どんなもんだ!」と思っていても、店も普通の定食以上にがっちり儲かっているのです。

また、別のコスト要因も考えてみましょう。

料理というものは1人前作ろうが、100人前作ろうが、投入する食材の量が増えるだけで手間が100倍かかるわけではありません。それに料理を盛り付けて、一人一人の客席まで運ばなくてもいいわけですから、調理や接客にかかる人件費は減ります。さらに、どれぐらい注文が入るのかわからない一品メニューに比べたら、ブッフェスタイルの場合は、店側で用意していればいいわけですから、食材自体の仕入れコストも安くすることができるでしょう。

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てことは、AQURASは打ち上げ代でムダな金を使ってるんじゃないかって?

いやいや、そんな考えではないです。そもそも元が取れないことは、かなり昔の時点でこのメカニズムを理解しているので、別に問題ではありません。

結局、金額どうのこうのではなく、塾生たちの精神的欲求を満たすひとつの貴重な機会として、私は捉えています。

私ぐらいの年齢になると、バイキングは完全に不健康路線まっしぐらです。年々食べれなくなっていくラーメンやつけ麺の大盛や特盛。己の老化をイヤでも向き合わされます。

食べたくても食べるべきではない、人生の後半戦において、自己管理が塾生以上に問われる境地に立ってしまったな…と、今は過去を懐かしむことしかできません。30歳前後はつけ麺で超特盛、750g~900gをペロッと完食していたので。フツーの量の3~4人前ですよね(笑)

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