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先日、懇意にしている金沢市の塾長と電話で話しているときに出た話題について、今日は取り上げてみます。めっちゃリアルな話で、ウチの中学生たちにどう伝えていこうかなと。
特に、お子さんをキャリアハイに育てたい親御さんは必見の内容だと思いますよ。
ウチの大学生スタッフに現在就活中で金融関係を目指している者がいます。なかなか就活も大変とのことで、どれだけ大変かを知るために、先述の金沢の塾長のアドバイスももらいながら、敢えて数値にして出してみました。
取り上げたのは、国内の損保最大手「東京海上」グループです。色々調べると、これはこれで面白い。数字とのにらめっこが続く…。
【東京海上ホールディングス】
平均年収:1436万8327円
生涯年収:5億54万1639円
平均勤続年数:19.8年
平均年齢:43.2歳
従業員数:474人
大卒初任給:20.3万円
内定者数:650人(男:‐ 女:‐)
中途採用者数:‐人
※初任給・採用者は2015年取得
上記の生涯年収は全国型の総合職でしょうね。
さて 採用内訳です。
2011年の採用実績
◆国公立大学:合計70名
東大15
京大6
一橋6
筑波大2
北大2
東北大5
名古屋大3
大阪大5
神戸大9
横浜国大1
首都大東京2
大阪市立大4
大阪府立大2
岡山大5
広島大3
◆私立大学:合計274名
早稲田32
慶応49
上智大10
理科大1
学習院12
明治大18
青山学院4
立教大12
中央大9
法政大2
関西大11
関西学院25
同志社30
立命館13
成蹊大9
同志社女子4
津田塾5
東京女子7
日本女子8
共立女子2
フェリス2
大妻女子2
神戸女子4
京都女子3
んで、2013年実績は
大卒男子 79人
修士卒男子 8人
大卒女子 438人
修士卒女子 1人
短大 0人
高卒 0人
また、全国型の採用は
男 87人
女 3人
地域型の採用は
男 0人
女 436人
おいおい、女性しかいない…。男女雇用機会均等法は一体どこいった!?
大学別は2011年、内訳は 2013年で資料的にはズレていますが、大体割合としては同じだと思うので、これで考察してみましょう。
全国型・地域型と別れているけど、いわゆる出世コースの総合職は、全国型で男子87人 女子3人の90人採用。
たったの90人!?
ガチでこれかよ…。
東大は3,000人合格するのに。
早稲田は10,000人、慶應も6,000人。
大学入試よりも、一流企業に就職する方が断然難しいのがイヤでも分かります。さらに比較すると、高校入試がさらに簡単なことも分かってしまうんです。
ちなみに、一般職は男性0人、女性436人ということでしょう。公務員で言うキャリアとノンキャリ組と言う感じでしょうか。
この全国型の90人の採用を大学別で見ると、資料はありませんが予想はつきますね。
つまり、総合職採用はほとんどが旧帝大を含む難関10大学のみ。それと早慶上智。人数の割合で言うとそうなりますね。女子を中心とした一般職が他の大学って感じかな。
地方国公立大学や明青立法中や関関同立でも、総合職は厳しいって感じになりますね。多分、地域枠の女性採用の方に回るでしょうね。そして、これが現実です。
こういうのを書くと絶句されるお父さんお母さんも多いと思いますが、これが現代の日本の社会です。リアルな社会であることを物語っています。
それも私ではなく、統計が見事に語っていますね。おかげで「村上の個人的見解」という前置きをしなくて済みました(笑)
こう考えると、東大も簡単に見えてくるのが不思議です(笑)
3,000人も合格するわけですから。
高校受験が人生最初の難関であり、それだけでも十分厳しいのに、あんたはウチの息子を何で厳しく教えるのよ!…と10数年前にあるお母さんから怒号で教室に乗り込まれたことがあります。本人の無断遅刻と手抜きの宿題を厳しく注意しただけなんですが…。
後から風の便りで聞きましたが、その子は社会に出た今、この数年で転職を何度も繰り返しているそうです。転職は繰り返せば繰り返す程、大抵の人の収入はどんどん下降します。キャリアローになっていく哀しい現実。
親が必要以上に過保護になってしまい、子どもが自立できなかったツケが確実に回ってきてしまいましたね。自分に何が足りないのかを分析できず、他責の念になる人ほど陥る傾向です。こればかりは本人が痛い目に遭って気づくしかないでしょう。
大人になってからの失敗は、本当に挽回するのが大変です。そういう意味でも、子どものうちに良いことも悪いことも全部経験させるに越したことはありませんね。
ほとんどの大学生が目指す大手の優良一流企業は、学歴さえあれば何とかなる…という考えの甘いお子さんが突破できるようなものではありません。でも、その学歴すらなければスタートラインにすら立てない現実があるのも、哀しいかな事実なんですよね。