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毎年初旬、築地のマグロ初競りで大盤振る舞いの価格で落札する「すしざんまい」の名物社長:木村氏が、なんと世界を悩ましていたソマリア海賊をたった1人で殲滅させていたという超スケールの大きな話が飛び込んできましたね!
24時間年中無休の寿司チェーンとして全国展開する木村社長。マグロの初競りでは大盤振る舞いを見せて大きく手を広げるポーズが有名です。TVでご存知の方もたくさんいらっしゃると思います。
ソマリア海賊は主に高速ボート数船で貨物船・タンカーを襲撃し乗っ取りをしていて、保険料率の引き上げやソマリア海域を通過する船舶への船員の乗り組み拒否、時間と輸送費のかさむ喜望峰回りへの迂回などが起きていました。
中東の石油輸送ルートが集中的に狙われて世界経済に打撃を与えていたのですが、 パッタリと被害が止んだという摩訶不思議な現象が起こっているそうです。2008年から2010年にかけソマリア海賊が爆増したのに、2011年から減っていき、ついに2014年、ソマリア沖の海賊被害は「0」に…(驚)
そして、そのソマリア海賊を壊滅させたのは、なんと、すしざんまい名物社長の木村さんだったことが発覚!
ほんとにスゴい、これは。。。
ソマリアの海賊を一人で壊滅させた男がしたこと。
それは、海賊たちが金も技術も無いので生きるために海賊をやってる事を知って、漁船を用立てて、技術指導をつけ、魚の流通を引き受けることで、海賊を漁民に更正させて壊滅させたんです。。。
これ、政治家のしたことでも何でもないですよね。
寿司チェーン店の一社長のしたことなんです。。。
日本の外交評論家や政治家よりも、遥かにスゴいことやってる気しかしないんですが(笑)
で、その海賊団を殲滅させた華麗なる戦術を簡潔にまとめると、以下の通り↓
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「キハダマグロの漁場探していたら海賊の頻繁地」→「海賊と直接交渉」→「俺達だってやりたくねぇ貧乏が悪いんだ!」→「んじゃマグロ獲れよ」→「船がねえ!」→「用意する」→「設備がねぇ!」→「用意する」→「団体に入れてもらえねぇ」→「俺が交渉する」
「どうやって獲っていいかわからねぇ!」→「教えてやる!!!」→「最大年間三百件あった海賊被害がゼロになる」→「ぶっちゃけ赤字だけど、まぁこのまま上手く行けば数年で軌道に乗る」→「ってか乗せる」
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ソマリア海賊はもともと漁民とのこと。生活に困窮して仕方なく海賊行為を行っていただけだったようです。
そこにすしざんまいの社長、木村氏が魚の獲り方から販売ルート、団体加入などをすべて面倒見たようです。
ソマリアの沖というのは、キハダマグロのいい漁場らしく、でも海賊が出るようになって、危なくてマグロを獲りに行けなくなってしまった。海賊といったって相手は人間なんだからってことで、伝手を頼ってソマリアの海賊たちに会いに行ったという社長の行動力も脱帽ですが、そこで分かったのは、彼ら(海賊)だって好き好んで海賊をやっているんじゃないということ。だったらこの海で、マグロを獲ればいいじゃないか!自分で稼いだ金で家族を養うという、誇りを持った人生にしなくちゃいかん――と、社長が彼らと話し合ったらしいんです。
彼らは、マグロ漁の技術をもっていないし、船もない。それにマグロを獲っても入れておく冷凍倉庫が使えなくなっている。獲ったマグロは売らなければならないけど、そのルートを持ってもっていない。IOTC(インド洋まぐろ類委員会)に加盟していないから、輸出ができない。
じゃあ、仕方がない。うちの船を4隻もっていった。漁の技術も教えましょう。冷凍倉庫も使えるようにする。ソマリア政府にはたらきかけてIOTCにも加盟する。獲ったマグロをすしざんまいで買えば、販売ルートも確保できる。こうやって一緒になってマグロ漁で生活ができるようにしていった…社長談ですが、サラッと言ってるようで、これが行動に移せる人はどれくらいいるのだろうと、身震いして私は記事を読んでいました。
ただ、私が最も感動したのは、木村社長の以下のコメントでした。ご紹介します。
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いろんな国や国際機関も援助をやっていますが、どれも上滑りのことばかりであまり役に立っていないことも少なくありません。相手の視線に立って、相手の悩みに気がついてあげることが必要なんです。
正直言って今のところまだ採算はとれていませんね。しかし、将来的にはきちんと利益が出る目論見はたっていますよ。それに商売というのは、目の前の利益、儲けのことを第一に考えていたんではうまくいかないものなんです。
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テレビでも人気のすしざんまいの名物社長は、ただの明るい寿司おじさんではないとんでもない一面を持っていたんですね。
目先の利益と短期的な漁獲量確保だけではない想いが、海賊とはいえ、同じ人間である彼らの心を動かし、更生させたのですから。
「戦わずして勝つ」「無血開城」という美しく華麗なる戦術は、今の子育てでも役立つモノがあると思います。
親が子どもに圧力をかけて無理やり勉強させるではなく、子どもの目線に立って、子どもにとって何が得なのか、それが生きていく上でどんなに役に立つことなのかを早い段階で子どもに理解させることができれば、お子さんとの良好な関係が築ける可能性は高いでしょうね。