人口減少社会は、あなたのお子さんの生きる時代にどんな形をもたらすか。

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いつも村上おなじみの東洋経済の記事に、人口減少社会が今後どのような影響を及ぼすかの内容についてつづっていましたので、今日はこの記事を抜粋してご紹介します。

あなたのお子さんが本格的に社会で羽ばたく時代、いったいどんな社会になっているのでしょうか?

書かれていることすべてが正しいかどうかは別として、私の見立てで判断するなら、近からず遠からずになるのではと思っています。ただ、世の中の方向性は大体当たっているかな。

以下、本文です↓

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➀デフレが続く

今後の人口減少、高齢化社会の到来を考えれば、誰だって気前よくおカネを使うわけにはいかない。将来インフレになるかもしれないという「インフレ期待」を演出しても、国の衰退を肌で感じる以上、デフレマインドは消えないし、生活防衛のために無駄な消費はできないのだ。(中略) 人口減少は税収の減少をもたらし、巨額の財政赤字の原因とも密接な関係がある。

➁経済が縮小する

労働人口が減少すれば、消費の中心となる人口が着実に減少していくことになる。流行とか消費に興味がなくなった年金生活の高齢者ばかりの社会では、経済が縮小していくのは当然のことだ。深夜営業や年中無休が売り物だったコンビニや牛丼チェーン店も、すでに人手不足が深刻で24時間営業や365日営業が困難になりつつあると言われる。アマゾンが始めた無人のコンビニも、実は日本にいちばんニーズがあるのかもしれない。

③チャレンジしない「責任回避社会」がはびこる

人口減少社会では、若者の比率がどんどん減少して、企業の管理職や政治家、行政をつかさどる官僚や役人も、すべてが年寄り中心の社会になっていく。チャレンジよりも安定志向が強く、現在の生活レベルを脅かすことには臆病になる。

日本の場合、役所や病院、銀行、保険会社など、何らかの手続きや契約に行くと山のように同意書を書かされる。それらの書類の山は、ほとんどが相手の企業や役所の担当者の「責任回避」のためのものと言っていい。

イベントやテレビCMも数人のクレーマーによる抗議の電話だけで、イベントを中止し、放映を自粛してしまう。人口減少社会では、そうした傾向がさらに強まることが予想される。どうすれば自分たちが責任を取らずに済むのか――社会全体の高齢化とともに、責任回避のマインドがはびこる。ここでもまた経済の縮小が起こってしまう。

責任回避社会は、物事の意思決定にも時間がかかる。日本企業の多くは意思決定が遅いばかりに、グローバルなビジネスチャンスを失ってきた。日本企業の中にまったく新しい価値観を持った人材を投入しなければ、グローバルでは勝てない時代が来ているのだ。

④不動産価格の崩壊が示す人口減少の影響

バブル時代、あるいはその後に購入したマンションや一戸建ての値崩れ現象が、都心の一部を除いて現在も起こっている。都心から1時間圏内であってもバブル時代にローンを組んで5000万円前後で購入した不動産が、現在では2000万円にも満たない。とりわけ、一戸建てはわずか30年程度で住宅の価値はゼロに近くなる。(中略)生涯資金の相当の部分を消滅させてしまっているのが、日本人の平均的な姿なのだ。

全国的に見れば7軒に1軒が空き家状態で、全国の空き家率は13.5%(2013年現在)に達している。日本の住宅価格は、2010年に比べて2040年には平均で46%下落するというシミュレーションもある。少子高齢化が進む今後は、共同住宅で積立修繕金が不足して、建て替えもできない物件がどんどん増えていくことも予想される。

■人口減少そのものを解決する方法

➀ 出生率を飛躍的に増やす

人口統計の常識からすると、一度人口減少が始まった国が、再び人口を増加させて現状回復させるためには100年かかるそうだ。つまり、尋常な方法では出生率は高くならない。結婚して第2子ができるまでは、国家もしくは企業が夫婦の面倒を見るといった、型破りな政策を打ち出すぐらいのインパクトがないと、日本の人口は増えないのではないか。

安倍政権も、教育システムにメスを入れようとしているが、それをやるなら国家公務員のキャリア、ノンキャリア制度を直ちに全面廃止して、エリートではない人が子育て行政の現場に立たなければ解決にはならない。

➁ ロボットやAIによる生産性向上で人口減少に勝つ

最近のトレンドとして機械化できるものはロボットに任せて、ビジネスはAIに任せる。そのうえで、国民に対しては最低限生活できるおカネをばらまく「ベーシックインカム」を充実させる、という方法が話題になっている。

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私の世代と言ってはなんですが、本当に生きにくい世の中になてきていますね…。これからを生きる子どもたちが、早く大人になりたい!と夢を描いてくれるような社会になっていくとは到底言い難い…というのが、私も思うところです。

こういったシリアスな話って、学校の先生も、塾の先生方も、誰も子どもたちに教えませんよね。みんな「明るい将来に向かって!」「君たちの未来のために!」などと延々と奇麗事ばかり言い続ける。

確かに暗い世の中なんて教えたら、子どもたちがやる気を無くすし、生きる気力も奪っていくのかもしれない。でも、綺麗事ばかり教育者が言い続けてきたから、その綺麗事のレールに乗れなかった子どもたちは「引きこもり」と呼ばれる存在となり、その数は年々増していくばかり。

メルヘンな世界だけを追い求めて、現実の壁にぶち当たって、結局乗り越えられない。その結果、「社会が悪いんだ!」と言い出したら、それがキャリア教育をおろそかにしてきたツケだということなんでしょう。

それでも、教育現場は綺麗事だけを押しつけていくところも少なくない。誉めて伸ばすも結構だけど、それと同じくらい、厳しい現実社会を力強く乗り越えていくだけの「強さ」を持った子に育てるべきではないのか?

たぶん、厳しいことやシリアスなことを教えれば教えるほど、年々過保護になっていく親御さんからのクレームや文句が後を絶たない…結果、教育者も保身に走って、綺麗事に特化せざるを得ない現状があるのではないかと、私は個人的に思います。

夢も希望も持っていいはずです。
その上で、それを叶えるための様々な困難に打ち克つ強さを、愛するお子さんに身につけさせるべきです。

上っ面の綺麗事だけで幸せに生きていけるほど社会は甘くないし、頑張ってる人間が認められることなく終わるほど社会は冷たくもないのですから。

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