未来に寄り添う?過去に拘る?どっちに価値がある?

昨日は塾そのものは休講日でしたが、スタッフが集まって現状の課題に対してのMTGを行いました。
今年度、社会情勢の急激な変化によって、教務面もかなり大幅なリスケを迫られてきた中で、みんなよくやってくれています。

オトナはまだ現実を受け入れて軌道修正するように動けますが、やはり子どもに関しては人それぞれといったところで、前向きに現実を受け入れて変わっていこうとする者もいれば、学校がなかった期間にさらにダラけてしまって今でも修正できず奈落の底まで爆下げ邁進中の者もいるなど、救える者もいれば、救えないというより救う必要性もない自爆してもらった方が本人的にも世の中的にもいいだろうな…と思うケースは数知れず…それもまた、因果なものだなと思いつつ。

人間というのは、誰しも「今」を生きていますが、同時に「刹那の今に生きている人」と「過去に拘りながら生きている人」と「未来に寄り添いながら生きている人」の3種類に分けられるのではないかと、私は考えています。

刹那の今を生きている人……これは、動物と同じです。
腹が減ったら飯を食う、気に食わないから相手を殴る、お金が無いから人から奪う、銀行を襲う、社会生活不適合者…言うならば、犯罪者でしょうか。

過去に拘りながら生きている人……これは、恨みながら「人のせい」「社会のせい」「歴史のせい」にしながら、逃げ続ける人々です。
満足できない現状は自分に原因があるのではなく、

〇親が教育を与えなかったから
〇先生が悪かったから
〇頭が良く、運動神経が良く、生んでくれなかったから
〇宝くじに当たらないから

などなど、要するに困った方々です。
社会や周囲が自分に都合良く変わることなんてありません。

状況が好転してゆくのは、己が変化したから、周囲の対応も好ましくなっただけのこと。
自分は変わらないで、結果だけ求めても好転するはずなどありません。これも因果律の通りです。

そして、社会を成立させ、文化を継承してゆくのは、数多くいらっしゃるであろう未来と寄り添いながら生きている人々だと、私は確信しています。

人間には持ち場があり、得意不得意があり、責任を負う、信頼してくれる、守るべき身内や友人がいます。
その上で、明日を想い、1か月後、1年後、10年後、20年後、果ては、自分がこの世を去った後の遺族や関係各所のことを考え、貯金に励んだり自己投資を惜しまずに研鑽したりなど、その先の人生をより充実して生きるために日々前を向いて歩んでいくことが、とても尊く思える今日この頃です。

動植物に、こんな真似などできません。
社会を乱す人々には、思いもしない振る舞いなんでしょうね。

ひとりひとりが尊厳を持って生きるのは大切ですが、しっかり周りが見える生き様にしていきたいものです。

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