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大阪に出張で出向いた際に、新幹線往復5時間を、私にしては珍しく読書に当てました。
とりわけ塾業界や教育業界の関係者は、読んでいる方も多いようですね。
森絵都さんの「みかづき」、千葉の学習塾を舞台に3世代に渡って時代の荒波に晒されながらも、教育に真摯に向かっていくストーリーが展開されていきます。前半戦の主人公となる女性のキャラクターなんて、あまりの強引さに自身の母親を重ね合わせてしまいました(笑)。
とてつもなく文量が多く、ページ数もエグいぐらい半端じゃないので、相当腰を据えて読んだ方が良いと思われる一冊です。読了して、とてもさわやかな気持ちになりました。
学校は「太陽」の存在であり、対して塾は「月」の役割を果たす。
そして、その月は満月を目指して各自がもがくけれど、決して満月に達することはなく、みんな何かが欠けている「三日月」として存在していく…深いですね。
まだ読んでいない方には、お薦めの一冊です。
さて、先日TVで「どういう親でありたいか?」というアンケート調査で、1位が「友だちのような母親」ということらしいですが、随分と世の母親が自身の子育てに自信を持てなくなってきているんだなと痛感させられました。
親と子が友だち関係になった時点で、上下関係が完全に崩壊し、最後は子どもが大きくなってから親がナメられるか、子どもに過度に依存されて苦労することになるという話を、過去の投稿で何度もさせてもらいました。
何度でも言いますが、親と子が友だちであるというのは絶対に不可能です。
ときには社会性を身につけさせる上で、子どもを厳しく叱らなければならない局面も出てきます。そうなったとき、こういったお母さん方はどうするんでしょうか?
子どもを誉めて伸ばすのは大いに結構ですが、誉めすぎると今度は子どもがつけ上がり始めます。私の元に全国のお母さん方から悩み相談が来ますが、ほとんどが「子どもを誉めてきたつもりだけど、結果的に甘やかしてしまった。もう私の言うことなんか聞いてくえれない。先生、どうにかなりませんか?」と。。。
正直こうなってしまうと、即効性のある解決策はまずありません。
お子さんは自我を持ち、思春期に入ってしまうので、親の言うことなど何も聞きません。そうなると、家庭内でのパワーバランスやヒエラルキーは完全に崩壊です。
お子さんがそうならないためにも、やはりお子さんが小さいうちから親の威厳というのはしっかり示しておくべきです。
友だちでいたいという親の心理、それはお子さんから嫌われたくないから厳しく叱れないという親の覚悟の無さから来ているわけです。だから、子どもと友だちみたいな存在でいたいという親御さんが、今後全国的にどんどん増えていくんでしょうね。
10年後、もはや親の権威は失墜し、親が子どもに本格的にナメられる時代が来るんだろうなと予想できてしまいます。上記のアンケートの親御さんばかりの世の中になればなるほど、間違いなく…。
やはりお子さんの健全な成長のためには、まずは親御さんが勉強するしかないですね。
私も親御さんにしっかりアドバイスができるよう、まだまだ精進していきますね。