ウチの子はとても素直で、何でも親の言うことを聞いてくれるんです☆(再アップ)

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親の言うことを聞くような素直な子は、手がかかりませんし、一見素晴らしいと思いがちです。でも、それは単なる親の身勝手です。

 

 

いわゆる「いい子」というのは、親にとって「扱いやすい」「従順」ということです。それが多くの親の理想の子ども像です。

 

 

でも、そういう子ほど、実は危ないのです。

 

 

「いつも素直な子」や「いい子」というのは、子どもの危険信号です。

特に、中学生や高校生くらいの年頃で素直な子は危ないと思います。社会人になってから爆発する可能性があります。

 

 

よく、子どもや若者が世の中を震撼させる事件を起こすと、周囲の人たちはみんな「あんないい子が…」と口を揃えます。

 

 

逆です。

「いい子」だから暴発してしまったのです。

 

 

素直な子というのは、いつも周囲に合わせたり、周りの人に誉められようとして行動しているだけであることが少なくありません。

 

 

自分なりに考えて行動するという自主性に欠けているのです。

あるいは、自我を殺しているのです。

 

 

主体性のない素直さほど怖いモノはありません。一見、環境や社会に適応しているように見えますが、内面的には極めて未成熟な子どもです。

 

 

子どもは、中学生・高校生くらいになれば自分なりに考えて自分の力で行動しようとします。親の価値観に振り回されず、何でも自分で考え、決断したいと思う年頃です。だからこそ、周囲の家族との衝突が起きます。

 

 

もちろん、性格的に静かで、表立って口ごたえをしないような子はいます。

 

 

でも本来、素直というのはあり得ません。

自我がある以上、親に対して何らかの反発を感じるものです。

 

 

人間には自己防衛本能というものがあって、親など周囲の人から言われたことに対して、自分が納得できなければ絶対に壁を作ります。

 

 

それが自然な姿です。

これは、子どもも大人も同じです。

 

もし、そこで反発しない子がいたとしたら、よほど自分を抑圧しているのでしょう。

その抑圧が蓄積して爆発したときが大変です。

 

 

ですから、多少反抗するくらいの方がいいのです。

思春期に親に反抗しない子は、気をつけた方がいいでしょう。

 

 

お母さん方はどうしても家庭という現場で子どもを見ています。

そのため、視野が狭くなりがちです。

 

 

だから、言うことを聞かない子どもに、ついイライラしてしまいます。

 

 

ときには「子どもというのは、そういうものだ」という一歩引いた目線で見ることも必要だと思います。

 

 

目先のテストの結果などにとらわれて、子どもの人生に対する視野が狭くなっていないかどうか、ときどき自分に問いかけてみて下さい。

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