ここ数日、稲毛駅前工房へ機材・備品のお引越し作業や自習ブ-スの組み立てなど教室の環境整備で、もはや時間の感覚がなくなるぐらい仕事に没頭している村上ですが、おかげさまでお約束通り病院に直行となりました。20代の2徹3徹したときの若さはいずこへ…?
何とか稲毛駅前工房がようやく塾としての形を成すようになり、受け入れる塾生数も上限予定の大半となったため、春期講習以降はしばらく募集を打ち切ろうかなと思っています。
まずは通ってくれる塾生に手厚い指導ができるよう、日々徹底していきます。
稲毛駅前工房での受講を考えているご家庭は、春期講習の申込をお急ぎ下さい。
>AQURASを体験できる春期講習・中学準備講座はこちらから
さて、2月末をもって、西船橋工房を仕切ってきた主任スタッフがAQURASを引退となりました。大学4年間、ウチで勤め上げてくれたわけです。AQURASは開業して8年半ですが、その半分弱に彼女が関わっていたことになりますね。本当によくやってくれました。
今春、大学を卒業して、CMもバンバン流されている超一流企業に就職する彼女ですが、ウチで勤務した当初は「調和」に重きを置いていたのが、立場や責任が変わっていくことで、組織の在り方や指導の品質管理のために敢えて「嫌われ役」を買って出るようになりました。
今の時代、波風を立てようとしない、摩擦を嫌う若者がどんどん増えていく中で、本来の彼女のキャラではないヒールを買うことは、彼女にとっても重荷だったと思います。それでも彼女が、逃げずにスタッフ全員に向き合ったことで、大学生スタッフが多い中でも緊張感をもって仕事ができる土壌を創ってくれたのも確かです。
塾生の中にも、自分は悪くないと主張する者、周りが悪いと主張する者、何もしないくせにプライドだけ高いのを披露して見苦しい者もいます。そんな連中に、彼女の爪の垢を煎じて飲ませたかったのですが、さすがにそこまで時間はありませんでした。
ここからは次の時代を担う、彼女の良さを継いでいく優秀なスタッフたちに任せていこうと思います。もちろん、私も目を光らせていくわけですが。
引退した彼女から、メッセージをもらいました。
本人承諾のもと(笑)、掲載します↓
———-
4年間AQURASに勤務して、先日、勤務最終日でした。
この4年間は人と向き合うことについて色々と考え、思考錯誤しながら、様々な体験をさせていただいた日々でした。
私がAQURASに勤務した当時は、まだ社会のことを何もわかっていない大学生で、塾でアルバイトをしたいと思ったのも、友人に誘われたからというのが大きな理由でした。
しかし、AQURASでアルバイトをして、生徒との触れ合いの中で、自分が説明したことをわかってもらったり、自分の抱いている価値観を生徒と共有できたり、何より自分が先生として慕ってもらうことで、自分自身の成長を非常に感じました。
また、相手の立場に立ち、相手の気持ちを考えるということを非常に意識した4年でした。
これから先、人に先生として慕ってもらうことは一生ないと思うので、AQURASでのアルバイトはとても良い経験だったと思っています。
4月から、私は損害保険会社に勤めることになります。
職業柄、理不尽に感じることや、やるせないことがたくさん出てくると思います。
しかし、AQURASでの勤務を通して学んだ、相手の気持ちになって考える力は、これからの私の糧になり、盾になってくれるはずです。
これからも色々な人に出会い、様々な経験をすると思いますが、AQURASでの経験を糧に、その出会いや経験を楽しみに変えたいと思っています。
今まで本当にありがとうございました。
———-
人間が幸せに生きるには「優しさ」や「強さ」が大切なのは言うまでもありません。
ですが、それらと同じくらい大切なものに『誠実さ』が挙げられます。
彼女は、AQURASの塾生にもスタッフにも、こういった部分の大切さを伝えようとしていたと思います。誠実でない方には、その程度の人生のチャンスしか回ってこないのですから。
彼女が大きなチャンスをモノにしてきたのは、どういう生き方をしてきたからなのか…それもまた、言うまでもありません。
H.Pの「教え子の人間成長体験記」に、友人の大学教授から頂戴したメッセージがあり、その金言と被るな~と思いながら。
「人生で最も大切なものは、何でしょうか。ほとんどの人は知りませんし、誰も教えてくれませんが、それは「信用」です」
「信用のない人間には仕事も家庭も友人も無縁です。このことを知っている人は、ほんの一握りです。誰も信用が大事だとは言いません。しかし、これこそが、自分の思い描く人生の成功を手に入れる唯一のキーワードなのです」
「信用のある人間には仕事が集まります。信用のある人には、幸福な家庭が待っています。信用できる友人や人脈もできます。信用こそが成功への隠された人格であり資質なのです。人生への向き合い方とでも言えるでしょう」
私も、彼女が社会の第一線で活躍してくれることを、心から期待しています。
AQURASがここまでやってこれたのも、ある意味、君のおかげです。
来週、もうひとり、稲毛の工房をずっと支えてきたエース級の主任スタッフが大学卒業で引退になってしまうのが痛いですが…これはまた別の機会にでも。