西船橋・稲毛の『自己管理力を鍛えて結果の出せる子に育てる』学習塾:学力再生工房AQURASの村上です。
自己管理できる子に育てば、必然的に学力も優等生の仲間入りを果たしていくという考えで塾生たちの指導に励んでいますが、、、
取り上げられたテレビ朝日系ネットチャンネル「Abema Prime」で“価値観が古い!”と出演されたギャルにディスられて、カンニング竹山さんにフォローしてもらったという、日本全国でも相当珍しい希少価値な塾長やっています(爆)。
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私.村上がこの仕事(塾業界でのお仕事)を始めたのは19歳のときなんですが、今年で46歳になったことを考えると、もはや27年目に突入していることに自分自身で感嘆している状況です(笑)。
そのうち、自分自身で塾経営は19年になるので、塾業界歴の70%くらいは経営者をやっていたという…人生の棚卸をしていくと、自分でも気づいてなかった現実をまざまざと見せつけられ、我がことながら違和感というか…月日が経つのはあっという間だったなぁと改めて振り返るわけです。
若いときは、人生って時間が経つのを遅く感じた時期もありましたが、30歳過ぎるとあっという間というか、40歳過ぎると超加速的にどんどん月日の流れを早く感じるので、だからこそ若い世代には「時間を大切に使えよ!」という老婆心ながらのセリフを吐くわけで(爆)。
タイムイズマネーとは、よく言ったものです。
ということで、今日はそんな流れからの話題をご紹介します↓
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なぜ、後半生は瞬く間に過ぎるのか
さて、後半の人生。そもそも私たちにはどれくらいの時間が残されているのでしょうか。
人生100年時代だとすると、50歳ならあと50年? 平均寿命で考えると、50歳ならあと30年?
いずれの答えも間違いです。実際には、そんなにまとまった時間は残されていません。
なぜ? 健康寿命はもっと短いから? 確かにそれも一理ありますが、もっと端的な理由は、認識できる時間の速度が後半生になるにつれ加速度的に速くなるからです。
これまで感じてきた50年分の時間感覚と、これからの50年の時間感覚はおそらくまったく違うものになるはずです。
なぜでしょうか。歳を取れば取るほど、なぜ、1年があっという間に感じられるのでしょうか。
次のような論理があります。
「歳を取ると未経験のことが減るから、その分、時間を短く感じる」というもので、「ジャネーの法則」と呼ばれるそうです。
つまり、1歳のときに感じる時間の流れはそのまま1年分であり、2歳のときに感じた1年は、2年間の人生の内の半分なので2分の1に感じる。3歳のときは2歳までに経験したことに対し、新しい1年は3分の1になるので、感じる時間は3分の1になる……というわけです。
ですから100歳まで生きるとしたら、人生全体の体感時間は、
1 + 1/2 + 1/3 + 1/4 + …… + 1/99 + 1/100
になるということです。
40代の頃、実際にこの算式を計算してみました。
さて、いかがでしょう。40歳時の体感時間はどのくらいの数字になると思いますか。
さらに、その時点で「人生の何%がすでに費やされている」と思われますか。私はそれを知り、愕然としました。
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前述の式を、100歳をゴールにして合計します。その値は5.2。そして40歳までの合計の数値は4.3でした。
なんと人生の約83%(=4.3/5.2)がすでに終わっていることになるのです!
しかも、50歳時点では87%終了です。図にすると、次のようになります。
「うわ、さすがにこれはないだろう……」
そう思い、計算方法をいくつか変えてみました。
例えば、自覚のない1歳から始めるからこんな結果になるのであって、小学校入学時点からこの理論を当てはめればどうなるだろうか、と。それでも、50歳時点の結果は80%程度でした。
さらに考えました。1年単位で計算するからこんな極端な数字になるのであって、10年単位で計算したらどうなるだろうか。
もちろん、やってみました。それでも40歳時点で人生の71%、50歳時点で人生の78%が終わっていることになってしまいました。
要するに、後半生は前半生とイーブンではないのです。
1歳の赤ん坊のような気持ちで41歳の日々を生きてみる
この思考実験からは、2つの学びがありました。
1つ目は、「時間は大切な希少資源だ」というシンプルな教えです。
流されて生きていれば、人生の残り時間はあっという間に終わってしまうということです。
2つ目は、この計算式を逆手にとればいい、という考え方。というのも、この式は(この算式の根本的な弱点ですが……)、41歳時の1年を、41分の1とみなします。
つまり、40年の延長と繰り返しで41歳を捉えている。いわば、「新鮮な体験はその程度だよ」というわけです。
ですから、41歳で未知の体験にいくつも挑戦すれば、1年が単なる41分の1ではなく、あらためて「1」に近づくような1年にできるかもしれません。
図にすると、次のようになります。
つまり、1歳の赤ん坊のような気持ちで41歳の日々を生きてみるのです。「なんだろう?」とすべてをゼロから眺めてみるのです。
ちょっと極端な言い方になりましたが、「1年毎に新しい経験をして、新鮮な時間を生きる」ことで、生きる時間が増えるわけです。
新たなチャレンジが、生きるうえでどれだけ大事か。この算式は、それを見事に暗示しているのです。
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視点を変えてみましょう。
人一人の一生を、「資源」と見立ててみます。例えば、ビジネスにおける経営戦略論では、資源は次の5つに分類されます。
「人」「物」「金」「情報」と、「時間」の5要素です。
そこで、ビジネスを人生に置き換えて考えてみます。
人生における経営資源はいかなるものか。前述の算式で、後半生で最も希少になるのは「時間」だということがわかりましたよね。ここに経営戦略の基本のキを当てはめてみます。
経営戦略の基本中の基本とは、「限られた資源を注視する」ことです。
言い換えれば、「限られた資源」こそが、戦略の本来の出発点になります。限られているからこそ、有効な資源配分の決定とその運用が重要課題になる。それが戦略の本質です。
この考え方を企業から人生に応用すれば、自ずと答えが出ます。後半生の戦略とは、時間の「配分」と「運用」。そこから始まるのです。
もうおわかりですね。
「やるべき事」ではなく「やりたい事」に時間をつかう
これまでの延長線上での「やるべき事」ではなく、「やりたい事」に積極的に時間(資源)を配分しなければ、あっという間に後半生は終わってしまいます。
自分が最もやりたい事は何かを見極め、そこに強制的に時間配分を行う――そんなストラテジー思考が必要になるのです。
かつてアメリカの心理学者フレデリック・ハーズバーグ(1923〜2000)は、「二要因理論」という説を展開しました。
二要因理論では、人間の満足や不満足には2つの大きな要因があるとされます。1つ目は「衛生要因」、2つ目は「動機付け要因」です。
衛生要因とは、作業条件や給与、対人関係といった、それが整ってなければ不満足を招く要因を指します。
一方、動機付け要因とは、達成感、自己成長、承認といった、やる気やモチベーションにつながる満足を招く要因のことです。
相転移の機を迎えた私たちが注目するべきは後者、動機付け要因のほうです。
統合を迎える人生の段階では「目に見えないもの」、すなわち充実を感じられることに対して、より積極的に希少資源である時間を配分していくべきなのです。
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ストラテジー思考を発揮するためには、自分の経営資源、いわば「自分資産」を知ることが必要になります。
企業の経営戦略において、事業環境である「外側」を理解するのみならず、「内側」にある自社の強み、つまり「持っている武器」を理解しなければならないのと同じ理屈です。
自分資産を知る。具体的には、実人生の〝棚卸し〞が要るわけです。
引用元:東洋経済オンライン「40歳で人生の83%が「終わっている」という衝撃40~50代の後半生をどのように生きますか?」
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かなり難しい話のように聞こえますが、要は、時間配分と運用、希少資源の活かし方を考えろということでしょうか。
なんとなく分かっていても、それがなぜか説明しにくい状態というのは「暗黙知」です。
こうして論理づけて説明できる「形式知」に変えていくことで、人生の教養の幅だけでなく、生き方の幅も拡がってきます。
知らないことの多い人生は損をするだけ。たくさんのことを知って、人生を豊かにしていきたいですよね。
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