西船橋・稲毛の『自己管理力を鍛えて結果の出せる子に育てる』学習塾：学力再生工房AQURASの村上です。
自己管理できる子に育てば、必然的に学力も優等生の仲間入りを果たしていくという考えで塾生たちの指導に励んでいますが、、、
取り上げられたテレビ朝日系ネットチャンネル「Abema Prime」で“価値観が古い！”と出演されたギャルにディスられて、カンニング竹山さんにフォローしてもらったという、日本全国でも相当珍しい希少価値な塾長やっています（爆）。
新しく始まった2023年度の運営より、小学部は公立中高一貫校受験の専門コース＆中堅クラス私立中学受験コース新設、高校部は今後一斉に増えてくる総合型選抜専門コース新設をはじめ、
千葉県内の学習塾ではほぼ皆無で前例のない唯一であり、全国でも学習塾では数塾しか存在しないマネーリテラシー教育（金融教育）も日々の学習指導と併せて、塾生に指導していくことを決定etc、
読み逃した読者の方は、以下のリンクより↓
＞1月1日更新分「2023年の新年度新学年スタートより、AQURASは県内学習塾唯一の金融リテラシー教育を塾生に提供します」はこちら
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各学校でも新学年新学期が始まりましたね。
ウチの塾も春期講座は終盤戦を迎え、中学生は千葉県統一テストの受験を通して、自らの置かれている現状を思いっきり突きつけられている状況です（良くも悪くも）。
良い結果を出すことは当然価値がありますが、今どきのと言っては語弊があるかもですが、お子さんに成功体験をさせることに躍起になっている感があります。
そして、わが子に失敗させることをさせたくない、失敗させることに親が怯えているというおかしな状況が生まれています。なので、成功体験をさせることの正当化をアピールされる母親が異様に増えています。
子どもの失敗体験があるからこそ成功体験へのバネにつながるのですが、失敗体験をさせることなく、常に成功体験させ続けようという母親をここ最近多く対応していることもあり、何をそんなに怯えているんですか？とズバッと聞いてしまったぐらいです。
その背景は色々ありますが、親が子どもの教育で失敗したくないという幻想みたいなものに取りつかれている方や、子どもを自分の最高傑作のような自己所有の作品みたいに捉えられている方、子どものためという大義名分をチラつかせてる割には結局自分の思い通りに子どもの人生を動かしたいエゴまみれの方など、複雑です。
最近の傾向だと、ウチの塾で退塾される小学生が散見されるのですが、その理由が興味深いというか。
「本人の体調が最近優れないので、ひとまず辞めさせます」というもの。
事の意味を理解するまで、一体何を言っているのだろうといった感じでしたが、その背景には思った以上に深刻だなと思える事情が。
小学生で（例えば、水泳とかそろばんとか英会話、ダンススクールetc）習いごとに通っている子どもは非常に多いのですが、習いごとの掛け持ち地獄に陥っているんですよね。
で、習い事をいくつやっているのか塾生に確認していくと、習いごと1つという子が思ったよりも少なくて、大半の子が3～5つくらい多重習いごと掛け持ち状態であることが判明。
要は、ほぼ毎日、何かしらの習い事に通っているということ。
これでまともに勉強させられる状況かと言ったら、さすがに懐疑的です。
これでは、子どもによっては、体力も気力ももたないはずです。コロナ禍で子どもの体力がどんどん低下している昨今の状態で、多重習いごと掛け持ちを親御さんがどこまで良かれと思ってさせているのか？
習いごとは本来、子どもの可能性を探ったり伸ばしたりという目的で始めることが多いのですが、段階や時間を踏むにつれて、可能性のあるモノや子どもが興味を示すモノに絞られていくのが通例だと考えられてきました。
ところが、子どもがやりたいと言い続ける限り、親御さんが子どもの意志を尊重するという大義名分のもと、辞めさせどきを失わせている現状が見てとれます。
その結果、お子さんの意志を尊重して取捨選択することなく全部習いごとを継続させた結果、なんと子どもの気力・体力が限界突破してしまい、ずっと体調不良の状況を引き起こすという事態に。
で、最もまずいのは、お子さんが最も嫌がる学業を先に切り捨てて、習いごとの方を優先にしてしまうこと。
確かに、お子さんに悔いなく小学校生活を謳歌させたい親心は分かりますが、これでは本末転倒な気がします。
しかし、こういったご家庭が最近異常に増えています。
親御さんがお子さんに嫌われたくない背景もあるのかもしれませんが、それでもお子さんのためを思うのであれば、いざという局面ではビシッと言いきって押し切る決断力は必要です。それが親の仕事です。
教育系の話をしてるのに例えが非常に悪くて恐縮ですが、サラ金で1件お金を借りている人が（額にもよりますが）ちゃんと仕事して返済・完済までこぎつけるのは、決してできないことではありません。
しかし、その1件ですらまともに返済が滞るような金銭感覚の人が、2件以上のサラ金会社からお金を借りて、すべてのサラ金会社に完済できたというケースは恐ろしく少ないはずです。
そのほとんどは多重債務者に陥り、かなりの確率で夜逃げか、民事訴訟起こされるか、任意整理もしくは自己破産するかに追い込まれます。
程度の問題はありますが、取捨選択というのは必ず必要とされる決断であり、それができない人はその後の人生は悲惨な展開が待っています。
このようなケースを、先ほどの多重習いごと掛け持ちに置き換えてみると、分かりやすいのではないかなと。
もちろん、習いごとをお子さんにさせること自体は、決して悪いことではなく、私も共感するところです。
ですが、それも程度を考えなければ文字通り、お子さんの身を滅ぼすことにつながることを、親御さんは覚えていくべきです。なぜなら、子どもではその分別がつかないから。
中学受験の塾さんとかだと、習いごとに通っている子は、上位レベルに行けば行くほど少数のようですね。
当然と言えば当然ですが、上位の受験になればなるほど受験勉強だけで精一杯ですし、恐らくは親御さんも「習いごとに通わせている時点で、入試落ちますよ」と言われているでしょうから。。。
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