記憶力をアップさせたければ、夕方の仮眠は得策ではない。

西船橋・稲毛の『自己管理力を鍛えて結果の出せる子に育てる』学習塾:学力再生工房AQURASの村上です。

自己管理できる子に育てば、必然的に学力も優等生の仲間入りを果たしていくという考えで塾生たちの指導に励んでいますが、、、

取り上げられたテレビ朝日系ネットチャンネル「Abema Prime」で“価値観が古い!”と出演されたギャルにディスられて、カンニング竹山さんにフォローしてもらったという、日本全国でも相当珍しい希少価値な塾長やっています(爆)。

新しく始まった2023年度の運営より、千葉県内の学習塾ではほぼ皆無で前例のない唯一であり、全国でも学習塾では数塾しか存在しないマネーリテラシー教育(金融教育)も日々の学習指導と併せて、塾生に指導していくことを決定etc、

読み逃した読者の方は、以下のリンクより↓

>1月1日更新分「2023年の新年度新学年スタートより、AQURASは県内学習塾唯一の金融リテラシー教育を塾生に提供します」はこちら

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秋がなくて、夏からいきなり冬だったなーと、この秋を振り返りながら、少し脳科学の話でも今日はしようかなと。

読者の皆さんの周りにも、モノを忘れっぽい人っていませんか?

で、なんで忘れっぽくなるのかっていう話です。

記憶力には「ワーキングメモリ」と「手続き記憶」の2つが大きく関係しているんです。で、 ワーキングメモリというのは、頭の中に思い浮かんだことを取っておいて、適切なタイミングでその記憶を引き出す働きのこと。

例えば「あの仕事どうなっている?」と聞かれて、すぐに進行状況を思い出すときに使われるので、社会人には重要な能力です。

このワーキングメモリというのは40代がピークでその後は低下しますが、 ワーキングメモリの能力の差を決める尺度のひとつに「睡眠」があります。

ワーキングメモリは、寝不足だと低下することがわかっています。

私たちは深い睡眠中に、日中に覚えたことをしっかり脳に定着させていて、何かを記憶するとき、私たちは覚えたことを脳内でバラバラに要素分解し、それぞれのネットワークに保存して、思い出すときに再構築しています。

例えば、リンゴならば「赤い」「丸い」「果物」などと要素を分解し、次にリンゴを見たときにこれらの情報が集まって「リンゴ」だと思い出すんです。

このネットワークをつくる作業が、 深い睡眠中に行われているわけで。

では、どうすれば深い睡眠を得ることができるのか?

深い睡眠を得るためのポイントに「睡眠圧」があり、睡眠圧とは連続して起きている時間が長いほど、その後の睡眠が深くなるという考え方です。

これは、石を飛ばすパチンコのゴムをイメージすると分かりやすいかもしれません。

朝、目覚めてから起きている限り、ギューッとゴムが引っ張られていき、そのまま夜を迎えるとドーンとゴムが弾けてぐっすり眠れます。

このゴムを引っ張る力こそが、睡眠圧です。

とはいえ、注意しておきたいのは、就寝前にうとうとすること。

帰宅後にソファでウトウトすると、その瞬間に睡眠圧がすべて失われてしまうんです。どうしても眠くなるならば、帰宅後の動線を変えた方が良いですね。

誰でも自宅に「そこに座ったら眠ってしまう」場所があるはず。

そこにはあえて近寄らず、眠くなったらベッドへ行って、一気に睡眠圧を利用して眠ることをお勧めします。

それ以外にも、朝目覚めたら窓際1以内に移動するのも効果的です。

朝、脳に光を届けると、その16時間後に眠くなるリズムがつくられるからです。

これは質の良い睡眠を取るために、ぜひとも取り入れてほしい習慣ですし、記憶力を強化して脳を最適化するために、手続き記憶を活用することもできます。

手続き記憶とは、自転車に乗ったりプールで泳いだりなど、体が覚えている動作の記憶のこと。

この手続き記憶というのは、一度覚えたら、なかなか失われることがないもの。

なので、忘れたくないことは手続き記憶化していけばよかったりします。

例えば、道具の置き場所を変えたり動線を変えたりすることで、その場所に行けば、その作業を自動的に始められるように工夫いて落とし込めれば「記憶を引き出す」という脳のメモリを使わずに、作業を行うことができるようになります。

興味深いのは、記憶力に問題があると思っている人の多くが、実は記憶力ではなく注意力に問題があること。

脳障害など、よっぽどのことがない限り記憶は失われることがなく、実際には別のことに気を取られていて、ド忘れしていることが大半だったりします。

なぜ気を取られるかといえば、余分な情報が多すぎるから。

余分な情報とは、それを知っても行動が変わらない情報のこと。

例えば、鍋を修理する方法を調べて、実際に修理するならば、それは必要な情報になりますが、知るだけで実際に修理しないのであれば、それは不要な情報であり、情報をストックするために無駄なエネルギーを使うことになります。

デジタルデトックスをすると記憶力が上がると言われていますが、注意力が高まったことにより、もとの記憶力が姿を現したに過ぎないんです。

意外と脳機能のことは解明されてないですからね。興味深いです。

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