揺るぎない信念を持つ人に、誹謗中傷などは効果なし。むしろ、品格を問われますよ。

 

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昨年のこの日、箱根駅伝で青山学院大学が連覇を果たし、原 晋 監督の指導法の素晴らしさを紹介させてもらったのですが、1年後の今日も取り上げてみます。

原 監督はどうしてもパフォーマンスが先行しますが、指導は学生の自主性を促しながらも、かなり緻密に組み立てられたものばかりです。なのに、有名税なのか、誹謗中傷やっかみが後を絶ちません。

そんな外野の見苦しい誹謗中傷も、結果を出して黙らせてしまったのですから、もはや誹謗中傷をする残念な方々も、ある程度黙るしかなくなってきました。それでも、これでもかというぐらい頑張って叩いてる方もいますが、もはや失笑のレベルです。

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青学大が箱根3連覇…誹謗中傷をはね返した原晋監督の凄み
日刊ゲンダイDIGITAL 1/4(水) 12:01配信

最終走者をフィニッシュ地点で待ち構えた原晋監督(49)。
選手に胴上げされて満面の笑みを浮かべながら「こんなに胃がキリキリしたことはありませんでした」とコメントした。確かに追われる者ならではの強大なプレッシャーもあったハズだが、それをはねのけての偉業達成にライバル校の指導者たちも素直に脱帽するしかないだろう。
■原監督には「政界転身」の嘘八百も

「原監督のスゴイところは、日本陸連や他大学の陸上関係者からの誹謗中傷にもめげず、陸上界の将来のために何をなすべきか、信条である『出過ぎた杭は打たれない』を旗印にして積極的に問題提起するところ」とマスコミ関係者が続ける。

「15年の箱根初制覇で青学大フィーバー現象が起こり、原監督はテレビなどの出演、自伝本出版のオファーが殺到。16年の連覇以降は講演依頼が引きも切らず、昨年11月からは日テレ系の情報番組のミヤネ屋に出演してコメンテーターを務め、これまで以上に『タレント気取りも甚だしい』『鼻持ちならない勘違いヤロー』と激烈なバッシングにさらされるようになった。

それどころか『講演やイベントなど副業に精を出すあまり、陸上部の練習に顔を出さなくなった』とまで吹聴するライバル校の関係者も出てきた。それもこれも原監督の評判を落とし、高校の有望選手の獲得競争を有利にしたいがためなのです。『原は50歳を過ぎたら陸上界とオサラバして政治家に転身する。青学大に入っても指導を受けられない』と根も葉もないウワサを流すヤカラもいた」(前出関係者)

ちなみに青学大の練習は月曜が全オフ。木曜は朝練だけで午後は休みとなっている。原監督が講演、イベント、取材を受けるのは月曜か木曜午後のみとし、「90%以上練習に出ている」(原監督)にもかかわらず、だ。

原監督はレース後、真剣な表情で「今のままでは(2020年)東京五輪も、そして次の(24年)五輪も日本のマラソンはポシャってしまう。陸上界を良くするために私はいくらでも劇薬になります」と言い切った。箱根3連覇と年度3冠の実績を引っ提げ、低迷する陸上界に活を入れ続けるつもりだろう。

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まぁ、記事がどこまで信憑性があるのかはともかく、この国はいつまで経っても「出る杭は打たれる」路線が変わりませんねぇ。実力のある方を伸ばそうとする以上に、何とかして足を引っ張って引きずり降ろそうとする輩のなんと多いことか…。

素直に認めればいいものを、何とか粗探しして、ケチをつけるという旧態依然の美学。
これでは、いつまで経ってもオリンピックや大舞台で入賞なんかできないでしょうね。

原監督の凄いなぁと思うのは、どんなに叩かれようが、決めたことは信念を持って最後までやり抜こうとする気概、そして、「出過ぎた杭は打たれない」領域まで自身の価値を高めようと常に研鑽されていることです。

ここまで結果を出してしまうと、中途半端な誹謗中傷しかできないみみっちい方々は世間からの笑い者です。結局、認めざるを得なくなり、黙り込む。原監督の完全勝利です。

揺るぎない信念を持った人を倒すのは、容易ではありません。
覚悟を決めた人は捨て身で突っ込んでくるため、生半可な防御では防げず、吹き飛ばされてしまうのがオチです。銃弾の雨より、覚悟を決めた一本槍の方が強い場合があります。

他から刺激を受けて自らを高めるわけではなく、誹謗中傷して他を下げようとするのは悲しいことです。それで自身の評判が上がるわけでもないのに。品格が下がるだけです。

原監督の指導法は賛否両論あると思いますが、指示待ち族ではなく「相談してくる人」「考える部員」に育てるという考え方は、大いに共感できます。部員ひとりひとりが、自分で考えるまで忍耐強く待つしかないというのは、指導者にとっても相当大変なことです。それでも、その路線から楽をせず立ち向かう指導者の姿は、素晴らしいの一言です。

ウチの塾でも、似たような光景はたくさんあります。

すぐに子どもに答えを与えてしまって、依存度が高く、誰かに何かをしてもらって当たり前の子に育ててから親が困り果てて、私の下に来て「何とかしてほしい」と言ってくる親御さんがそれ相応いるのも現実です。そこから子どもを自発的に気づき、動けるように育てるのは相当な手間がかかりますが、それしか子育てにおける正解はありません。

何事も、本気で取り組むのは、大変なことだと思います。
そこに逃げずに立ち向かった者だけが、「本物」になれるのではないでしょうか。

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