「一寸先は闇」と語る方に対して、私からのイラつかせる反論です。悪意はありません、ご容赦を。(再アップ)

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【2015年10月17日の投稿です】

 

色んな方と話していると、「この世の中、物騒なことばかりですから」とか「誰を信じていいか分からないですよ。一寸先は闇って言いますし、用心して生きていかなきゃ」という方がいらっしゃいます。

 

そして、そういった方に対して、敢えて申し上げようかなと思い、言わせてもらいます。

 

結論から言えば、「世の中の99%は、良いことばかり」です。

 

では、どうして昔から「一寸先は闇」という言葉があるのでしょうか?
それは、人間の自己防衛反応の現れです。

 

太古の昔から、人間も、今を生きるように、毎日猛獣に襲われないように前後右左いつも注意しながら生活していました。

 

そのとてつもなく長い期間の人間の癖が本能となり、DNAに組み込まれてしまっているのです。

 

そんな野生で生きるためには、常にビクビクしていなくてはならないのは、すぐにお分かりでしょう。そういう時代が何千年とか何万年と続き、その末端に、現在のこの生活があるわけです。

 

考えてみると、数年前はスマホなんてなかったですし、数十年前は携帯もなかったし、30年前はPCもほとんど無かったんです。たった数十年の間ですよ。

 

ほんの短い期間に、時代の流れも社会の在り方も人々の生活環境も激変しました。

しかし、私たちの脳はそのまま、当たり前のように昔の本能を引きずっているんです。

 

ですので、外に出れば何があるかわからないので、「闇」と思っていた方が安全だと思われるのです。

 

ところが皮肉なもので、このような昔は大切だった「本能」は、世界が一変してしまった現在、とても「有害」なモノへと変わってしまいました。そのおかげでいつも、悲観的な人生を送る原因にもなっているんです。

 

でも、実際には決してそんなことはありません。
世の中は、こんなにも安全に作られているんです。

 

通りに出れば、信号機で車は止まってくれるし、お腹が空けば、すぐに食べ物にありつけるし、病気になれば、病院がある…。

 

そして今は、買い物に行かなくても、ネットで出来るような時代です。

どこが闇なんでしょうか(笑)

 

素晴らしい世界ですよね。

 

ところが多くの人は、そういった良い大部分のところが見えないので、本能的にたった1%の悪いところにばかり目が行ってしまいます。

 

どこかで、人が殺された、刺された、撃たれた。不審者がうろついている。
貯金しておかないと大変なことになってしまう。保険に入らないと…。
良い高校、大学に行かないと…。

 

そういう人間の本能に合わせるように、TVやネット・新聞・雑誌など情報メディアでは、ヤバいことに(昔で言えば猛獣)、人をビクビクさせるようにして、視聴率を稼いだり、ビジネスを仕掛けたりという世の中になっています。

 

今の、世の中、虎もライオンもその辺をうろついていませんね。

でも、人間はそのDNAを引きずってビクビクして生きているんです。

 

そういう「動物脳」のままで今を生きると、誰かの流す「情報」の思うがままになってしまいます。

 

すぐに、反応しては、ビクビクしている状態です。
普通、人はそう簡単に大変なことなんかになりません。

 

考えて見て下さい。
あなたにとって、地球がひっくり返るほどのこれまで、再起不能なことで何がありましたか?これを読んでいる以上、無いはずです。

 

万が一、あったとしても、そう多くはないはずです。「万が一=110000」です(笑)

 

私たちは、ほとんどないことに毎日ビクビクする「クセ」がついているのです。

 

そのクセは、日常生活にも及び、そして家族や子供たちに伝染していきます。
朝起きてから寝るまで、「妄想」「執着」の時間なんです。

 

無邪気な子どもたちに、そういう態度や言葉を、お母さんが続けていけばどうなるかは、これを読んでいらっしゃる方は大体ご想像できますよね?

 

安心して下さい。
今の時代、玄関のドアを開けて外に出ても、そこに猛獣はいません(笑)

 

よく耳にする母親の妄想は、

 

「ゲームばかりで勉強しない」

「成績が上がらない」

「受験に落ちたらどうしよう」

「行く高校が無かったらどうしよう」

 

そんなことばかりです。

 

このようなことを思ったときは、ぜひ「あ、私は今、猛獣を怖がっているんだ」と思って下さい。本当ですよ(笑)

 

全ての状況はこれまでの行動の結果が今出ているだけで、「どうしよう」と悩み嘆くことではないんです。今の状況が良いか悪いかなんて、誰にも分かりません。

 

ただ言えることは、悪いこと全て妄想(頭の中で勝手に考えたこと)だということです。

 

特に受験に関しては、親はほとんどの方が心配から悲観に変わり、子どもに有害な状態を与えています。一人芝居をしているのは親だけです。

 

今すべきことは、子どもたちにむりやり勉強させたりすることの前に、子どもが自分自身で考えられる勇気とアドバイスをしてあげることです。

 

そういうことを知らない人は、世の中の1%の悪いことを勝手に膨らませて、最後には世の中を真っ暗闇にして、自由に動けるはずの、子どもたちにブレーキをかけまくっているのです。

 

話を戻します。
私がどうして「世の中の99%は、良いことばかり」と考えているのか…ですね。

 

ものすご~くシンプルに、私はこう考えています。

 

「全ての人も、自分もいずれ必ず死ぬのに、この世のことでそんなに悩むことがあるだろうか?」

 

ということです。
たったそれだけです(笑)

 

でも、明るく「死」というものを忘れないようにして物事を考えると、悩んでいるヒマなどないんです。時間がもったいないですしね。毎日楽しく過ごすだけです!

 

どんな悩みでも、簡単に言えば、自分の頭のなかで作った妄想でしかないんです。

とてもチッポケなことなんです。

 

私たちは、生き物が持つ必然の「死」をもっと明るく考えて、今日という日を、精一杯元気に生きていくことが大切なのではないでしょうか。

 

そう考えれば、悩んでいるヒマなんて1分たりともありませんね(笑)

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