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【2016年2月15日の投稿です】
今回はlivedoorに載っていた話題から取り上げてみます。
それにしても、またおもしろいことになってしまいましたね…。大学ももはやレジャーランド化を通り越して、ジュラシックパークに着々と近づいてるようですが。
以下、記事全文です↓
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授業にペット同伴、ママが代理出席…いま大学がブッ壊れている
2016年2月15日 9時2分 女子SPA!
2月といえば入試シーズン。ところが今や私立大学の4割が定員割れしていて、カンタンな試験で学生をかき集める“Fランク大学”が社会問題になっている。そんななか、大学のバカ化がどんどん進行しているという。
◆授業にペット同伴した学生も【講義・テスト編】
“大学生の学力が下がっている”というのは、何年も前から言われ続けている。でも今や、「来日して1年未満の留学生のほうが日本語を知っている」(中堅私大教授)というレベルにまで来ているらしい。
「本…読まないっすね。字ばっかりなんで」(私大1年生)というように、大学生の40.5%は「読書時間ゼロ」(2014年、大学生協連調べ。全国30の国公私立大学生8930人)。
読む文字といえば素人の書いたTwitterなどで、やりとりはLINEのスタンプとなれば、まともな日本語に触れるヒマもないわけだ。
また、授業中の居眠りやスマホのゲームは当たり前。なかには、愛犬をつれて授業に来た女子学生もいたという。「注意したら『この子は大丈夫だから!』と逆ギレされたうえ、犬にも吠えられた」(関西私大准教授)。
「体育の講義中、タンクトップにタトゥー姿の学生が何人もいる。ただし、これはシールで周囲にヤバいヤツと見られたいために貼っていたらしい」(Fラン大学・2年生)なんて、ヤンキー高校生みたい。
かくいう2年生の彼も、腕に薔薇十字のタトゥーシールを貼っていて、「ビビッたら負けなんで」とイキがっていた。
◆引きこもりの息子の代わりに母が授業に
そんな学生たちのヤル気を引き出すために、大学側も「1年間受講すれば資格が取れる講義を新設した」(Fランク大准教授)など苦心しているそう。
でも、「社会人学生だと思っていた中年女性が、引きこもりの息子に代わって出席していただけだった」(中堅私大S大職員)なんて話もあり、大学に来させるだけで一苦労だ。
大学のテストは、教授によっては「教科書でも何でも持ち込み可」ということもある。これに乗じて「第2外国語の中国語のテストで、中国人留学生を連れてきた人がいる(笑)」(都内私大3年)なんて話も。まぁこれは、ネットで広がった「ドイツ語のテストにドイツ人を持ち込んだ京大生がいる」という話と同じく、都市伝説っぽくはあるけれど。
2011年に、京大・早大など4大学の入試の最中に「ヤフー知恵袋」で回答を聞いた学生が大問題になったが、入学後のテストも似たようなレベルなのかもしれない。
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さてと、そもそも大学に行くということがどういうことなのか。
Fランク大学どうこうは、ここでは関係ないので特に言及しません。
本来なら、高校を卒業してももっと勉強したい、たくさん学ぶことで自身の可能性を高めたいという子が大学に行くはずなんですが、
「良い大学」⇒「良い就職先」
ばかりを親御さんや学校関係者が子どもにクローズアップし過ぎてるのか、「子どもが大学に自分から行きたい」というより、親御さんが「我が子にその気がないけど行かせたい」という方が正しいのかもしれませんね。
その結果、向学心のない子たちが「心」の無い状態で、親の欲望のまま大学に行かされて終了です。お子さんに大学に行くことの価値は伝わらないでしょう。
「ホワイトカラー」⇒知的労働者
「ブルーカラー」⇒肉体労働者
という括りをご存知の親御さんも多いかと思います。
医者などの知的エリートの仕事でさえ、急患対応や当直などが多すぎて、ほとんど肉体労働者と化しているため、私の中では最近そういった括りは微妙になってきていますが。
以前なら、大卒という資格はホワイトカラーの職種につけるものとして見られてきました。ブルーカラーの職種に従事するよりも高い給与がもらえるという当時の感覚を、今の親御さん世代がそのままお子さんに押しつけているように見えます。
成果主義である以上、今は大卒だって簡単にリストラされます。
安定なんかありません。
でも、高卒は大卒と違って、そのスタートラインにすら立てない…それもあります。
だから、大学に行かせようとする親御さんの気持ちも分からなくはないですが。
どんな仕事に就くであれ、親御さん在りきの選択肢ではなく、お子さん自身が自ら選択して生きられる世の中であってほしいものです。
規制緩和で大学の数も増えすぎました。
大学の数が増えれば、学生の質は劣化する。分かっていたことです。
軽井沢のスキーバス事故も、規制緩和でバス会社が増えすぎて競争が激化し、安心や安全を怠って大事故になりました。
エンドユーザーにとって選択肢が増えるのは良いことと思いがちですが、実際は逆です。
過度な競争は、商品の「質」を徹底的に歪めてしまうことが証明されてしまいましたね。
塾も増える一方です。
そして、塾も授業料の値引きや無料合戦が当たり前の世の中になっています。
ウチは今後もそんな競争には付き合いませんし、良いモノを適正価格で提供していけるように努めていこうと思います。