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今日はWeb上の記事から取り上げてみます。
私もこれまで再三に渡って、お子さんにLINEさせたりスマホ持たせるなと言ってきましたが、哀しいかな、やはり私の力では無力だったようです。
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LINE上場に見る日本人の幼児化 「ミスター円」が語る
デイリー新潮 6月23日(木)5時52分配信
大人とは、このように物事には白か黒かだけではなく、灰色もある。物事にはさまざまな見方があることを理解している人物を指すのではないでしょうか。それが奥深さや節度のあるものの見方に繋がっていくのでしょう。
しかし、翻って今の日本はどうか。
政治家も企業経営者も、イエスかノーかの二者択一式の判断に陥る人ばかり。典型が、昨年、「気に入らないマスコミは潰せ」と発言した自民党代議士です。自分と異なる意見を持った相手を一方的に攻撃するという発想は、「二分割思考」そのものと言えるでしょう。
(中略)
私が日本の将来を憂えているのは、国を支えていくべき若者も、こうした思考に陥る傾向にあるからです。
今の若者は、ディベートどころか一日中、スマートフォンをいじくっている。フェイスブックやLINEなどSNSの利用が異常なほどに広がっています。
彼らはこれで常に誰かとコミュニケーションが取れていると錯覚しがち。しかし、SNS上での交流は実際はごくごく狭い、自分と近しい人間関係の中だけで行われているに過ぎず、しかも対話とは呼べないやり取りで充足されているのが現実です。これはコミュニケーション能力の低下や異質なものの排除に繋がる。若い頃に異質なものの中に飛び込むことは、自らを「社会の中の私」と客観視するために重要なことですが、一日中SNSならとても無理ではないでしょうか。
また、より問題なのは、スマホは、ゲーム依存への近道であるということです。ゲームに嵌ると、瞬発的な判断はできるようになるかもしれませんが、ものをじっくりと考えることができなくなる。じっくり考えるとは、すなわち、「疑う」ことですが、ゲームは、それとは逆で、イエスかノーか、黒か白かという世界。これでは、社会の幼児化が進むのは当然です。
IT企業には、自らの行動を振り返ってみてほしい。子供を金儲けのターゲットにし、次から次へと新商品を出して普及させることが、社会全体にどんな影響を与えるのか、考えてみたことがあるのでしょうか。利益至上主義に陥らず、パブリックマインドを持って経営を行うことこそ、大人のふるまいなのです。
近頃は、安保法制や尖閣問題などの話題が相次ぎ、「外からの脅威」に人々の目は向きがちです。しかし、以上述べてきたように、このまま幼児化が進めば、日本人の知的退廃も進行し、国は「内側」から壊れてしまう――私はそう真剣に危惧しているのです。
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ICT教育がもてはやされる世の中は、次世代教育を考えれば素晴らしいものです。
ですが、みんながみんなメリットばかりを取り上げる中、ICT云々を語る以前に、目の前で起きている子どもの乱れ切った生活習慣を取り上げる人やメディアが、何故にもこんなにいないのか…。それが残念でなりません。
国の生産性を高め、経済を活性化させて、社会を活気づかせるためには、優秀な人材を教育現場から輩出し続けることが、絶対条件のはず。
ところが、目先の利益至上主義ばかりを追求し、本来は勉強させなければならない年齢層まで商品を売り込み、買わせて儲けることばかり。その子どもがどんなに成績が悪くなろうと、バカに転落しようと、売る側には関係ないわけで、最後はトドメの一言。
「自制が利かず、ずっとやり続けた本人が悪い。ウチには何にも関係ない話」
で片づけられて、めでたくハッピーエンドにされます。
要は「自己責任」論で片づけられてしまう世の中であり、それを分かっていながら売りつけた側の責任は一切問われないのだから、真面目に教育に携わっている指導者の方にとっては、たまったものではありません。
教育は、国の礎であるという考えは、どこへ行ってしまったのでしょうか。
結局、この国が大切にしてるのは、税金を多く巻き上げるための経済活性化のことばかりでしかないことを、改めて突き付けられます。
そんな経済優先のコマーシャリズムにまんまと嵌ってしまう親子が後を絶たず、脱ゆとりのはずなのに、学力格差は広がる一方。高所得者と低所得者が一層差が開いていきます。
エンドユーザーである私たち消費者が、賢くなっていくしかないんでしょうね。
そして、子どもたちを稼げる大人にしていくには、私たち大人が真実を見極め、子どもたちの方向性を管理するのが不可欠になってくると思います。