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大体の中学校で中間テストが終わりました。
西船橋工房では、まだ都内から通っている塾生の中間テストが終わっていませんが、ひとまずテスト関係は一段落したところです。
毎年7月に入ってから、受験が着々と迫ってくる中3生と、中間テストで凄惨な結果に終わった中1~2生からの入塾希望が後を絶ちません。
とはいえ、ウチの塾もお受けできる人数が残念ながら相当限られていますので、私どもは私どものやり方で指導させてという方針は変えませんし、「こんな人生ヤだ!絶対に変えて見せる!」という強い意志を持った子に、是非とも門戸を広げることができればと考えています。
さて、今日はかつての名門校という過去形になってしまっていた都立日比谷高校を、再度名門に復活させた校長先生のお話を取り上げてみます↓
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東大合格者数公立No.1!「名門」をV字復活させた熱血校長が明かす、自分から勉強する子の育て方
6/2(金) 11:00配信のダ・ヴィンチニュースより
国内No.1高校の校長が「自分で勉強する子」の育て方を教える『学ぶ心に火をともす8つの教え 東大合格者数公立No.1!! 日比谷高校メソッド』が、2017年5月25日(木)に発売された。
勉強しなさいと言えば言うほど、子どもは勉強を嫌がるもの。それはわかっているけれど、また言ってしまう…。だが著者は、「勉強しなさい」と言わなくても子どもを勉強に向かわせることはできるという。
それを証明したのが日比谷高校。同書に書かれているメソッド「8つの教え」を実践することで、日比谷高校は現役東大合格者数を急激に伸ばした。しかもこれらの「教え」は、どれもすぐに家庭に取り入れられることばかり。言わなくても勝手に勉強し、自ら学びを深めていってくれる。
取り上げる8つの教え(=子どもが伸びる条件)
・人間力を高める
・よい仲間を与える
・知的好奇心を育てる
・見過ごさない・見落とさない
・把握する
・寄り添う
・モチベーションを与える
・見守る
同書では、日比谷高校の教えの「受験直前まで文化祭!」「部活運営は生徒任せ」「勉強以前に勉強する意味を伝える」など、その独特のメソッドを紹介している。なかなか勉強に向かってくれない子どもには「8つの教え」を取り入れてみよう。
【目次】
第1章「文武両道」に込められた真の意味
第2章 日比谷式「勉強」の作法
第3章 教える側が、意識を変える
第4章「将来」を意識すると、子どもは動く
第5章 子どもを伸ばすときに、親ができること
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最後は著書の宣伝で記事が終わっているのがなんだかなーと思うところですが、私なりには共感できそうな話ばかりです。ウチの塾も、この記事の方向性に近いものがあります。
取り上げる8つの教え(=子どもが伸びる条件)の項目を見ていく中で、読者の皆さんもお気づきになったことがあるのではないでしょうか?
それは、
「親が強制して、子どもに勉強をさせる」というのが皆無である。
ということです。
ウチの塾の考えとほぼ同じというか、私がブログで書いていることとあまり変わらない…(良い意味で…です)。
子ども自身が自ら気づいて方向性を自分で考えなければ、成長して大人になっても、言われたこと以外できない「指示待ち族」になる可能性が否定できないし、それ以前に物事に対して興味を持てない、向学心も湧くことなく、娯楽だけを楽しみとして受け身の人生を歩んでしまうことの方が、大きな問題だと思います。
とはいえ、ヤフコメとかを見ていると、否定的なコメントばかり目立ちます。
まぁ、匿名性のある何でもアリの話なので、批判されるだけ関心を持たれているといおうことにもなりますが。
その一部を挙げるなら↓
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「教育困難校でご実践してみてください。書かれている内容は、エリートを対象にした教育論だと思います。V字回復したのは、学校群制度をやめ、自校作成問題でエリートを選抜し、特別に予算をもらっているのだから当たり前」
「日比谷高校は、宣伝で東大に行ける生徒が集まるようになっただけ。都立高校の校長は、雇われ校長で、学校の有り様に影響を与えられる人格者などほぼ無。経歴見てみ。手段選ばず「出世コース」をもがき進んだひとが、分かってもいないのに書いた本」
「最後に、塾に丸投げする」
「もともと90点はとれる生徒さんたちに100点をとらせるのと、70点から引き上げるのは同じ指導法じゃないだろうし。この本を保護者さんたちが読んで実践しても、万人に通用する子供の伸ばし方なんてない。無理に本の通りにしようとすれば逆に子供の芽を摘んでしまいそう。西、国立、日比谷、このあたりの保護者さんたちには「…うん、だよね?」と、今更なことだと思います」
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個人的なことを申し上げさせてもらうなら、確かに都に雇われて1から学校を築いたわけじゃない…とか、万人に通用する子どもの伸ばし方なんてない…というのは、その通りだと思います。公務員だからできる身分だろ?みたいな物言いというか。
しかし、どんな形であれ、生徒の可能性を最大限に伸ばすために悩み、考え、試行錯誤されてきているのは事実であり、そこにケチをつける方々というのは、他人に対して文句しか言えない、批判することしかできない、随分と器の小さい「暇人」だなと私は思ってしまいますね。
もちろん、私も批判されることは多いので、かなり免疫ができてしまい、もはや痛くもかゆくもないので、我が道をゆく!で突き進んでいられるわけですが。もちろん、このブログを批判されようが、どーでもいいです。共感してもらえる方に読んでもらえればいいと考えていますから。
万人に通用する教育?
そんなものあるわけないじゃないですか。
それでも、ひとりでも多くの子に可能性を示してあげたいと真っ当な教育者は願い、日々精進も、自己研鑽もしているのに。場合によっては行政との対立や、保護者との軋轢もある中で、ただひとつ「子どもたちのために」という想いで立ち向かっているのに。
では、万人に通用しない教育の手法は、メディアでは一切取り上げるべきじゃないし、意味がないから載せるな(紹介なんてするな)とでもいう大義でもあるんですかね?
こういった批判することしかできない「ヒマな」方々は、こちらの校長先生以上に子どもたちの可能性を伸ばせるだけの代替案や腹案がお有りということでよろしいんでしょうか?ぜひ、現場で実践して成果を上げてもらいたいものですね、ほんとに。
教育に限らず、どの仕事においても、批判は付き物です。
そして、人間は「短所」ばかりが良く見えて、「長所」を見つけ出すというのは本当に難しい。公教育・私教育問わず、現場の先生方は、子どもの「長所」を見つけようと日々観察を続けているわけです。
評論家気取りでコメントされているこういった方々が、子どもたちの可能性を潰し、現場の教育者たちを疲弊させているのではないかと、私は考えます。では、何をどうして、どうやったら満足されるのか?大学の合格実績しか見てないとか?失笑です。
私も多々ブログで批判をもらう中で、これは塾生のためにならないと思ったことはどんどん改善していくし、改善を重ねていく中で、思わぬ子どもたちの可能性に出くわすことも多々あります。やはり子どもから大人が学ぶことは多いんだなと改めて思います。