アラフィフからアラ70へ向かう時代、お子さんは幸せに生きれていますかね?

日本マイクロソフト社の元社長:成毛 眞 氏が、SNSで今後の日本の展望に関する私見を述べていたので、今回はその文面をご紹介します。

私も目を通していると「あぁ、確かにこうなっていくんだろうな」と思うところは多々あり、当たるかどうかはさておき、大きく外れることもないだろうなという感覚になります。

この先の超高齢化社会をいずれ支えていくウチの塾生も、例外なくこの局面に放り込まれていくわけで、そんな報われにくくなる時代をどう生きればよいのかを指南するのも難しいですが、親御さんがお子さんと普段の会話で使えるネタになればよいなと思います。

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アラフィフの人たちと話をしていて、老後2000万円問題をどう考えるかという話題になった。実感がないらしい。ご自身もお子さんもとんでもないことになることに気づいてないらしい。地獄が待っているかもしれないのだ。

2040年、アラフィフはアラ70歳で確定。いま15歳のお子さんは35歳になっていると仮定しよう。その時の日本の総人口は良くて1億1千万人。1.5人の現役世代が1.0人の高齢世代を支えることになる。これは人口統計で確定している未来だ。とてつもない社会保障費と医療費が必要になるのだ。現在の社会保障費は33兆円だ。20年後に倍増してもおかしくはない。

野党が大好きな法人税を現在の23.2%から100%に引き上げても税収の増分は37兆円にしかならない。そんなことをしたら国は一瞬にして崩壊する。株価はゼロに近づき、年金機構の資産が激減して、年金支給どころではなくなる。それどころか円ドルは急落し1年以内にスタグフレーションがやってくる。

現在の相続税収は2兆円強。100万円単位の微細相続もふくめて100%にしても10兆になるかどうかだ。その場合税吏はいまの10倍は必要になるだろう。これも国が一瞬にして崩壊する原因になる。相続前に不動産を売り払う人が激増して海外に逃げ、不動産価格は需給バランスを失って墜落し、不動産担保を持っていたすべての銀行が破綻し、日本から金融システムが消え去るであろう。ようするに不可能なのだ。

与党が大好きな消費税を25%ほどにしても間に合うかどうか、それが20年後にやってくる。しかもアラフィフはまだまだ元気な70歳。お子さんは働き盛りの40歳なのだ。

現在のアラフィフが1億円もっていてもまともな介護を受けるのは困難かもしれない。ただでさえいまでも人手不足だ。介護施設にはいまの何倍もの高齢者が殺到する。20年後、経済発展した東南アジアから介護士が来るのだろうか。なにしろ彼らは年率5%でこれからの20年間複利で成長する可能性が高いのだ。かれらにとって出稼ぎの必要などなくなるし、皮肉にも日本は移民問題の心配もいらなくなる。

この状態で2000万円あれば大丈夫だって?お子さんに頼るにしてもかれらもまた青息吐息かもしれないのだ。ご存知の通り基本的にボクは悲観主義者ではない。いつも楽観でいたい。しかし、この件だけは別だ。必ず到来する未来だ。未来にたいする社会不安はある年を境にして増大するであろう。おそらく5年後。いくらんなんでもこの事態にちゃんと気づく連中が増えてくるからだ。結果的にその年を境に粗暴犯罪が増えてくるかもしれない。

スマホが登場したのはせいぜい12年前、次の20年間テクノロジーはそれを上回るスピードで変化する。新聞やローカルTV局は確実になくなるであろう。現在のSNSの存続ですらあやしいのだ。とはいえテクノロジーが未来問題を解決してくれることを期待できない。国というマクロでみたときにはテクノロジーの恩恵を受けるひとは一握りなのだ。それもいまも厳然たる事実である。一般人はテクノロジーの顧客、テクノロジーを司る人々にとっての「肥やし」でしかない。

それではどうしたらいいのだろうか。来年のいまごろ発売される新刊を乞うご期待。1年あれば『Amazon』程度の本は書けるであろう。今年の目標である。

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私見の最後はこれから執筆される著書のPRだったのはさておき、アラフィフの概念がアラ70とは恐れ入りますね。年金が存続されているか否かはさておき、明らかにもらえる額は爆発的減少も免れない中で、若者だけでなく親御さん世代にとっても十分笑えない話です。

恐らくは、平均年齢の若い東南アジアを筆頭に、若者の流出と海外移住は本格化していくでしょうね。私のかつての教え子もシンガポールに移住しちゃいましたし、私の友人の塾長もマレーシアに移住されました。マレーシアの平均年齢、28歳ですしね。若さ故のパワーが活かされてくるのは恐らくこれからでしょう。

そんなこと言ってる村上は海外移住しないのかとよく言われますが、移住したくてもムリですね。なんで?とよく聞かれますが。深い思考による達観ゆえですか?とも言われましたが、そんなことはありません。

要は、長時間のフライトがダメなんです。ただ、それだけ(笑)。
1時間半までなら耐えられますけど、那覇だと到着するまで持たず吐いてしまう体質です。

海外の文化や、ドライな結果主義や、治安の問題とか?
いや、それ以前です。飛行機のフライトに耐えられないから…の理由がショボすぎて、我ながら泣けてしまいますね(苦笑)。



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