西船橋・稲毛の学習塾:学力再生工房AQURASの村上です。
取り上げられたテレビ朝日系ネットチャンネル「Abema Prime」で“価値観が古い!”と出演されたギャルにディスられて、カンニング竹山さんにフォローしてもらったという、日本全国でも相当珍しい希少価値な塾長やっています(爆)。
以前も何度かブログに書いたんですが、やはり子どものスマホ問題は根深いようです。。。
そして、意外な結果も。。。
メーテレニュースで取り上げられていたので、ご紹介します↓
全国の小中学生を対象にした文科省の調査で、スマートフォンでのSNSや動画視聴の時間が長いほど、テストの成績が低かったといいます。成績を上げるためには、どうしたらいいのか。実は、スマホの利用時間を少なくするだけではダメだといいます。
ことし4月に実施された「全国学力テスト」。 小学6年生、中学3年生、191万人を対象に行われましたが、今回、初めて日ごろのスマートフォン(携帯電話)の利用状況を聞くアンケートも行われました。
その結果わかったことは…
SNSや動画視聴に費やしている時間が長いほど、各教科のテストの正答率が低かったということ!
例えば、中学生の数学の正答率は、1日のスマホの利用時間が「30分未満」の子どもは60.8%ありましたが、スマホの利用時間が長いほど、正答率が下がっていき、「4時間以上」の子どもは41.4%でした。
あんまり見せたらいけないとは思うけど…
「全国学力テスト」の結果を聞いて…
「(スマホを)見せちゃうことはあるので大丈夫かな。しかもどんどんこれから(見せる機会が)増える気もするので思うので大丈夫かと心配になる」(5歳児の母)
「(スマホが)目の前にあると(子どもは)どうしても使ってしまうので、使わないタイミングでどこかに収納するなど出しっぱなしにはしないようにしている。なかなか(子どもは)自分でコントロールは難しいので親がコントロールしている」(小学3年生と2年生の父)
帰宅後もスマホが手放せない
とある、中学生のお宅に伺いました。
愛知県江南市の中学3年生・高見日咲さん。来年、高校受験を控えています。
まず、学校から帰ってきて直ぐにすることとは…すぐスマホチェックをする日咲さん。 「あれ?先に手洗おうか」(母 千晶さん) 「これだけ返信させて」(日咲さん)
そう!スマホのチェックをし始めます。さらに… おやつタイムも、スマホを見ながら!
これに、お母さんは… 「スマホに集中している時は呼んでも聞こえないみたいですね。一応リビングや1階で使うよう言ってはいますが、勉強していてもスマホが気になるのか、2階で勉強していてもすぐ降りてきて(スマホを)チェックしたりしている」(母 千晶さん)
「調べるついでにずっとネットサーフィンをしている」
勉強をしている時も、そばにはスマホが。しばらく様子を見てみると…
やはり、スマホが気になってしまうようです。30分で、9回もスマホに気を取られていました。 「『(スマホで)調べものをする』と言って、調べるついでにずっとネットサーフィンをしている」(母 千晶さん)
「(日咲さん)自分としてはどう思いますか?」(記者) 「ダメだとは思うけんですけど、やっぱり楽しいし、ネットを通して友達と話して繋がっているのが、自分だけいなかったりすると話についていけなくなる。絶対に今は必需品」(日咲さん)
スマホの利用時間と成績低下の因果関係は?
子どもたちの生活にも欠かせないものとなっている「スマホ」。
では、なぜスマホの利用時間が長いと成績低下に繋がるのでしょうか?
脳トレのゲームの監修を手掛けた、東北大学の川島隆太教授。子どもの脳とスマホの関係についての研究を続けています。
10年以上前からスマホの使用時間が長い子は『学力が極端に低い』
「まず、今回の文科省の発表についてどう思われましたか?」(鈴木アナ) 「正直言うと当たり前だなと思いました。と、いうのは10年以上前から東北大学と宮城県仙台市の教育委員会と一緒に子どもたちの様々な生活習慣と学力の関係を研究をしているが、スマートフォン・タブレットの使用時間が長い子は『学力が極端に低い』とのデータが10年以上前からずっと出ている」(東北大学 川島教授)
川島教授が仙台市で行った子どもたちの学力調査では、家庭での学習時間と睡眠時間が同じでも、スマホの利用時間が1日1時間以上と、1時間未満だと、1時間以上利用した子どもたちの方がテストの成績が低かったといいます。
これは、一体なぜなのでしょうか? 「スイッチングという行為が問題だと言われている」(川島教授) 「行ったり来たりするというのでスイッチングというのですが、1つのことに集中しないで色んなアプリを切り変えて使ってしまう。これが子どもたちの心の成長に悪影響を与えていると言われているのが、心理学者たちの見立てになっています」(川島教授) 「情報量が多すぎるというよりは、割り込み情報が入ってきやすいので、1つのことに集中できなくなる」(川島教授)
集中力の低下が起き、1つのことに集中出来なくなるのが弊害
集中力の低下が起きる…。 「例えばYouTubeの動画を見ていた時にSNSの通知が来たら、ほとんどの人は動画視聴を止めてメッセージをみてしまう。また、動画に戻るかと思うと、今度はゲームに行ったり、色んなこといっぱいして、1つのことに集中出来なくなるのが弊害だと考えられている」(川島教授)
スマホには、さまざまな情報が次から次へと入ってきます。
それに慣れてしまうと、1つのことに集中するという習慣が身につかなくなってしまうというのです。
勉強するときスマホは、電源を切って別の部屋に置くと良い
さらに川島教授は…。 「スマホ・タブレットを使っていなくても、持ってるだけで様々な悪影響があるということがわかっています」(川島教授) 近くに置いているだけで悪影響…。 「情報が入るかもしれない、電源を入れれば新しい情報に触れられるかもしれない。という期待があるので、見てしまう。そこは気を付けて頂きたい。持っているだけで悪影響があります。海外の論文たくさんある。学術的には明確なエビデンス(根拠)があるので、疑問の余地がない状況です」(川島教授)
そのうちの一つがこちら。
アメリカの心理学者が、800人の人を3つのグループに分け、学習テストを行いました。
Aグループはスマホを「部屋の外」に置き、Bグループは「ポケットの中」に入れ、Cグループは「机の上」に置いて行ったところ、スマホを「部屋の外」に置いたAグループが最も成績が良かったといいます。 「勉強するときにスマホ・タブレットが(近くに)あると集中力が低下して学力が下がるは、分かっていますのでので電源を切る。しかし電源を切るだけでは見たくなるので、別の部屋に置くというところまでしてほしい」(川島教授)
自習室はスマホ持ち込み禁止の学習塾
愛知県岩倉市の学習塾では、生徒が自習室に入る前に箱にあるものいれています。
「子どもたちが真剣に机に向かって勉強してる自習室の手前には箱がありまして、スマートフォンがずらーっと並んでます。上の張り紙には『自習室はスマホ持ち込み禁止』と描かれています」(鈴木アナ) 研究結果を知って実践! 集中力が全然違う
この学習塾では、子どもの集中力アップ!のため、先月から自習室へのスマホ持ち込みを禁止しました。 「スマホが手元にあるだけで、電源が切手置いてあったとしても、成績が下がるという研究結果を知って、今まで電源が切ってでも近くに置いてあるのを良しとしていたが、もう一歩踏み込んで対策をしてみようと思い始めました」(さくら個別指導学院 國立 拓治さん)
この方法に生徒たちの反応は…。 「結構変わりました。集中力が全然違う」(男子生徒) 「(スマホの)通知切ってても気になっちゃうから、なければあまり気にならないようになった」(女子生徒)
参照:10月13日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より
尚、番組で紹介されているさくら個別指導学院の國立先生は、私も交遊があり、尊敬している塾長先生です(笑)
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