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巷では教育熱心なお父さんお母さんが、我が子の輝かしい将来を夢見て、色々な習い事や塾などにお金をかけていますが、そのうちの1つのファクターとして「学歴」は切り離せないものがありますよね。
確かに、学歴はないよりあった方が良いでしょう。
必要条件ではあるかもしれませんが、十分条件までとは言えない話もあるので、その文面を敢えてここでも掲載してみます↓
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東大卒で年収220万円。高学歴プアの実態
2015年9月29日 9時2分 日刊SPA!
東京大学の文科三類を卒業後、晴れて大手商社に入社した長谷巧さん(仮名)だが、入社早々自信を失った。
「自信満々で入社したものの、仕事が全然できなかったんです。同期と比べても覚えが悪かったし、いろいろ融通が利かなくて。ハーバードとか海外の名門大学を出た人間も何人もいましたから、東大卒といっても特別ではなくて、“そこそこ勉強できたヤツ”という程度。自分の唯一の武器だった学歴は何の意味も持ちませんでした」
自分より学歴の低い同期も、問題に直面した時の対応力やメンタルの強さなどは、自分と比べ物にならなかった。
「総合的な人間力の差を感じました。特に関西の某名門私立のアメフト部出身の奴は凄かったです。みんなを引き付ける魅力を持っていて。プロジェクトを引っ張るような人間は、ああいう男なんですね。“勉強はもちろん、ほかの面でも自分を高めてきた奴ら”ばかりで、そりゃ勝てないよ、俺は勉強しかがんばったことないもん、と思いました。周囲との差に負い目を感じて、3年で退社しました」
退社後、数か月の転職活動を経て中村さんが入社したのはまたも商社。とはいえ、一社目のような総合商社ではなく、文具などの消耗品を扱う商社だ。
「社員数は百数十人でしたけど、事業規模は前の会社と比べ物にならない小さな会社でした。“何でうちに来たの?”って1000回くらい聞かれたかな。年収は3分の2以下になりましたけど、緊張感のない会社だったので毎日気楽でしたね。二流、三流大出身者が大半で、以前のような劣等感も無ければ血の気が引くようなプレッシャーもなく、楽しかったですよ。“東大出て何してんだ”って気持ちはありましたが、それでも今よりはマシでしたね。今では毎日高卒や中卒の人たちと働いてますから」
そう語る長谷川さんは現在日雇い派遣労働者だ。昨年、10年近く務めた二社目の商社が倒産した。
「業績が悪化していたので早くほかへ移っておけば良かったのですが、頭ではわかっていても面倒で。なんか、努力するスタミナが残ってないんです。大学受験と就活で使い果たしちゃった気がして。今は日給1万円のバイトで年収は220万円ほど。独身なので生活は十分に成り立ちます。それゆえに、ますます次の仕事を探す気力もわかないんです」
毎日ヘルメットを被り工事現場などで汗を流す長谷川さん。国内最高学府卒の面影はどこにもない。9/29発売の週刊SPA!では、「低学歴ハッピーと高学歴プアの境界線」という特集を組んでいる。「学歴とはいったい何なのか……?」――いま一度考えさせられるのであった。 〈取材・文/週刊SPA!編集部〉
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予めお断りしておきますが、東大出身の方すべてがこういった方なわけありません。
大半の方は、ツラくても苦しくても、ドロップアウトせずに社会で活躍されているかと思います。
しかし、気になった文面の箇所が1つ。
「そりゃ勝てないよ、俺は勉強しかがんばったことないもん、と思いました」
確かに学歴を得るのは大切なことでしょうけど、極論から言えば、だから何よ?です。
社会で活躍するためのスタートラインに立つために学歴は確かに有効です。
ですが、社会に出てしまえば、学歴など過去の栄光に過ぎず、そこからは「知識」ではなく「知恵」で勝負できる人が勝ちあがるわけです。
そこを吐き違えてる一流大卒の方がまだまだいらっしゃるのも事実です。
お子さんに学歴をつけさせるために勉強以外のことをさせてこなかったら、こうなることは最初から目に見えています。社会に出るまではいいですが、出た後のお子さんのことを考えて、お父さんお母さんはお子さんを育ててきましたか?
どんなに学力的に優秀な方でも、打たれ強くなければ、企業社会では生き残れません。
良いことだけでなく、理不尽なこと、不毛に思えることも数多く出くわします。
その度に逃げ続けるような行動をとるお子さんに、輝かしい人生なんてないんです。
競争社会で成功する方、人間的魅力を放つ方は、数多くの挫折や困難、修羅場を乗り越えてきています。苦労した人にしか、人の心の痛みは分からないからです。
机上の学問や学歴は大切ですが、まずはお子さんを人の心の痛みが分かってやれる、心の許容量が大きいお子さんに育ててほしいと、私は思います。
理想は、頭脳的にも肉体的にも精神的にも強い大人になってくれることですかね(笑)