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今から9年くらい前のことです。
まだ学生時代に経営していた塾のとき、地元の小学5年生の女の子が入塾してきました。
正直、成績はそんなに良くなかったのですが、彼女の向上心と「良くなりたい!」という心の強さが溢れていて、英単語を1から忘れながらも徹底的に反復を繰り返し、小6にして、英検5級をもぎ取るまでに成長してくれました。
そのときの彼女の喜びようは、言うまでもありません。
勉強で親からも学校の先生からも認められたことがなかったのでしょう。
運命を呪っても仕方ないんです。
彼女は、自ら自分の力で、逆境を跳ね返してくれました。
それが何よりも、私にとっても、誇らしいことでした。
中学に入学してからも、彼女は周囲に認めてもらおうと、部活も勉強も励んでいたのですが、中1の秋頃から塾に来なくなり、そのまま無断退塾で終わりました。
鑑別所から帰ってきた保護観察中の年上の彼氏と付き合い始めたことは、風の便りで聞いていました。
そして、彼氏に影響されて、彼女も色々やってくれたらしく、彼女も補導される常連に仲間入りしてしまったことを。
それから彼氏は再び暴行傷害事件を起こして、またまたもれなく鑑別所送りに。
それをチャンスと見た親御さんは、彼氏から引き離すために、大阪の実家に一家全員で引っ越して行きました。最後に見たときはガングロの汚ギャルといった感じでしたね。その後、どうなったかは、誰も知る由がありません。
どんなに子どもを立派に育てようとしても、周りの人間関係や友人関係によって崩壊する場合があります。それを我が子から守ってやるのも親の仕事だと思います。
だからと言って、子どもを必要以上に守ると、今度は過保護になってしまい、子どもが自分で考えなくなってしまいます。その結果、やってもらうのが当たり前になり、限りなくニート予備軍に近づいてしまうわけで…。
子育てって、本当に難しいモノだなと、つくづく思います。
子どもは、生まれてくるとき、親を選ぶことができません。
なので、貧困も教育格差も、理不尽なことも不条理なことも、色々摩擦があるわけです。
でも、現状を恨んでも何も変わらないんです。
過去と他人は変わりません。変えられるのは未来と自分だけです。
だからこそ、現状の環境に苦しんでいる子どもがいても、自分の努力次第で、環境はいくらでも変えていけます。要は、それだけのバイタリティーが本人にあるかどうか。
あなたのお子さんを、闘える状態まで引っ張り上げるのが、私の仕事です。
人間の個性を変えるように仕向ける作業は、簡単ではありませんが…(笑)
大阪に消えて行った彼女が、自分の力で泥沼の状況から這い上がってくれていることを、今でも心から願っています。