10月に入り、緊急事態宣言及びまん延防止のダブル解除が成されました。
夏には西船橋の湘南ゼミナールさんで大規模塾クラスターが発生したこともあり、当塾も近隣で切磋琢磨させてもらっている塾とはいえ、他人事とは思えず、できる限りの感染防止対策を講じてきたためか、当塾では現時点でコロナ感染者を出すことなく無事に教場運営ができていることに関して、
塾生及び親御さんのご理解、そして教務スタッフたちの問題意識の高さ故に危機回避を成し得てこれたことに感謝しつつ、今後も気を引き締めて感染対策の徹底を常時行っていく所存です。
さて、昨日塾内報に書いた私個人の興味からの文章を、今回はご紹介します。
塾とは全く関係ない話ですし、人によっては賛否両論になるかもしれませんが、それもまた良し…としてアップしたいと思います↓
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少し前、2015年の話になりますが、かの有名な実業家(元.ライブドアの社長だった方)が「寿司職人が何年も修行するのはバカ」とツイッターで発言して、物議を醸しました。
タイムリーというか、2016年にミシュラン掲載の寿司店の職人さんが修行経験1年未満だったのに…という驚愕の事実が飛び出し、私も昭和の人間ですので、この件はとても関心をもったものです。
ツケ場に立てる職人に必要とされる「舎利炊き3年、握り8年」の寿司屋に、修行は必要か?というのは、私自身思ったことを少し書ければなと(完全に個人的興味の文章となること、ご容赦を)。
寿司職人と言えば、長い期間の皿洗いや仕込みなどを数年経てからやっと鮨を握れるようになり、カウンターで接客をしながら鮨を握るまでには10年が当たり前、のような世界が一般的でした。実際に厳しい老舗の寿司屋では今でもそういった長い修行が必要とされているのですが、2016年に先述したミシュラン掲載店の職人さんの話が出てから、これまでの価値観をひっくり返された方も多かったのではないかなと。
10年修行を積んで当たり前、という文化の中で育ったすし職人で歯ぎしりして悔しがった方も多いと思われますが、ここでひとつ証明されたのは、成功のために下積み修行は特に必要なかった…ということ。
もちろん下積み修行をしたら成功しない…ということではないですし下積み修行のおかげで成功している方もいらっしゃることは十分承知しています。要は、下積みは成功のための必要条件ではないということです。
下積み修行は技術鍛錬と精神鍛錬の2つの目的がありますが、私個人としては、精神鍛錬を目的としたものはもう止めたらいいのではないか?と思っています。
部活動における球拾いやグラウンド整備、先輩の道具磨きからスタートして、社会人になったら大声で罵倒されたりする研修や飛び込み・テレアポなど。技術が全く磨かれないわけではないと思いますが、8割は精神鍛錬が目的で残り2割が技術を磨く要素で構成されているのかなと。そして、その多くはテクニックの伝達でほぼクリアになっていくのではないかと思います。
なぜなら、このような不毛な下積みは、年功序列の縦社会が引き起こした古き悪しき習慣であると考えるからです。縦社会に所属してしまうと、後輩に抜かれたくない、という意識がどうしても働きます。
自分のポジションを年下や入社年次が浅い人に取られたくなってしまうから優秀な後輩をその場で足踏みさせるために修行をやらせている人も多いのでは?と私自身は推察しています。
「おまえのためを言ってるんだ!」といった発言する人って、だいたい相手のことじゃなくて自分の都合のことばかり考えていることが多いですから…私もこのようなことを書きながら自戒しているわけですが…。
日本の労働人口はこのままだと減少の一途を辿っていくため、生産性向上が個人単位のみならず、会社単位、社会全体としても命題になっているのは、親御さんもご存知のことでしょう。
そんな時代に、後輩に精神鍛錬を目的にした球拾い的下積みをさせているような会社が競争に勝っていけるとは、私は到底思いません。
自分の人生は自分より若い人たちより早く終わってしまいますので「オレの屍を超えていけ!」ではないですが、先人が培い自分が学んだノウハウは惜しみなく自分より長生きしてくれる後輩たちに伝達していくことが重要ですし、最善策だと考えてみてはいかがなのかなと。蓄積された集合知の共有こそが次の時代を生き抜くには必須であると考えます。
昭和ながらの考え方かもしれませんが「親方の言いつけを守って、いい仕事をしていればお客さんが自然とついてくる…」というのも、ニッチ市場になってしまったとはいえ、確かに一理あります。
ですが、もっと効率的な時代に即したやり方を常に模索する必要があるということに関して、一般社会というか、ビジネスの世界も鮨の世界も変わらないものだな…と改めて学ばせてもらった次第です。
出張先の寿司屋で職人さんが握ってくれる握りを見つめつつ、下積みの美学も終焉に向かっていることを感じた夜でした。
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