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「銀行員にとって最も大切なことは何だと思う?半沢!」
「“人”を見る力だよ!金勘定は二の次だ!」
少し前にとんでもない視聴率を叩き出したTBS系ドラマ「半沢直樹」の最終話で、ドラマの舞台となるメガバンク:東京中央銀行の頭取(北大路欣也さんが超カッコいい)が主人公の半沢直樹に忠告した名セリフです。
銀行に限らず、企業の第一線で利益を上げるために様々な仕事に励むビジネスパーソンにとって、人を見極めなければ生産性が落ちることは必至。同僚であれ、上司や部下であれ、取引先であれ、家族や親類、友人関係に至るまで、あらゆるシーンで人の見極めというのが重要です。それにより、その人の生き方すら変わってしまうんですから。
さて、今世間を騒がしている東京都知事の公私混同による不透明なお金の使われ方の問題。張本人は釈明ばかりで逃げの一手(たぶん逃げ切れると思ってるんでしょうが)、都知事選で祭り上げた自民・公明は完全にダンマリを決め込み、マスコミの報道が情報操作などのでっち上げ話でない限り、都民の怒りは爆発してることでしょう。
その前に、なんで今の知事に投票したんですかね?
そもそもそんな人だって分かっていたなら、その人に票を入れなければいい。
まぁ、そんな方だって分かっていないから一票入れてしまうんですが…。(立候補者が当選したいが故の役者になり切っていたから、分からなかったというのが事実でしょう)
現在、世論は「辞めさせろ!」「辞職しろ!」の一点張りです。
WebやSNSでは一斉バッシングで文句ばかりしか言えません。確かに、合法的に辞めさせるには相当ハードルが高いことばかりなので、都知事張本人も“簡単に辞めさせられるわけがない”と算段してる部分が大いにあるのではないかと思っています。
批判したい気持ちは分かりますが、第三者として冷静に見るならば「単に、“人”を見る目がなかった」というだけのことです。もちろん、都知事本人もどうかと思いますが。
じゃあ、お前はそんなことエラそうに言ってる以上、見極められるんだな?と言われても、私も全然自信がありません。だから、今の知事に一票を入れた方と同じく「見る目がない」でおしまいです。
この問題から考えさせられるのが、「“人”を見る」基準って何なのかということです。
有権者が判断できる基準など、たかが知れています。
学歴、職歴、実績、年齢、熱意、爽やかさ(?)とかですかね?
ですが、人の「心」まで計れる方は、ほとんどいないのではないでしょうか。
それができる方は、東京中央銀行で頭取まで登り詰めることができるでしょう(笑)
都知事選に限らず、市議会議員・県議会議員・国会議員などなど、高尚な理念や政策を持っている方もいる反面、当選したいが故に意図的にキャラを操作してウケを良くしているだけの方もいるわけです。そして、当選した瞬間から路線を外れていきます。
私たちが本当に見なければいけないのは、肩書という物理的側面ではなく、「心」の中に宿る本心と信念です。
でも、それを見極める方はごく少数ですし、これからも大半の人は表面上のモノに囚われて“人”を見ることしかできないかもしれません。真に“人”を見極めるには、見る側の方の「心」が鍛錬されていなければ、上っ面を見破ることはできないと私は思っています。
では、そういった「見極め」ができる人は、何をしてそうなったのか?
それは、想像力や発想力に富んでいる人。物事を達観できる人。
周囲の大量の情報に流されることなく、自分自身の目で見て深く考えられる人。
メディアの言い分だけを信じる大衆のままでは、物事の「真」の姿は見えません。
物事には綺麗事だけでは済まないウラが必ずあるわけで、そこに考えが及ぶ方ほど、常識に囚われず新しいモノや価値観を世の中に提供していくことができるわけです。
そして、そういった方はビジネスでも有能で生産性も高く、経済的にも強い大人へと進化して、多くの人々を幸せに導いていくわけです(一部ドロップアウトしてしまい、そうでない方もいますが)。
ウチの塾は、塾生に自分で考えて試行錯誤させるための取り組みをしています。
目先の成績に固執するのではなく、1つの物事をあらゆる角度から掘り下げて考えさせることで、塾生に「知恵」が生まれるからです。
そこで培った「知恵」が進化していくことで、徐々に「見極める」力もついてきます。
ウチの塾生も結果はまだまだ先ですが、自分なりの見極め方を見つけ出すことでしょう。
今回の都知事の一件は、本当に「“人”を見極める」ことの難しさを思い知らされました。
当選させちゃってから、無知だった現状の選挙制度を嘆いたり批判したり悪口を並べたところで、何も変わりません。やはり、私たち有権者が「見極める力」をつけて、賢くなっていくことでしか救いはないのかもしれませんね。
今回は私の思ったまでを書いただけですので、批判や文句を受けることも覚悟しています。