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【2015年8月30日の投稿です】
夏休み、あれだけ頑張って勉強したんだから、成績も偏差値も上がってるに決まってる!って自信満々な子ほど、大体点数が悪くて凹んで撃沈してきます。
理由は簡単、「一生懸命勉強しているのは、おまえだけじゃない!」からです。
夏休み、部活を引退した受験生たちが一斉に勉強を始めるわけで、そりゃ全体の学力層がボンボン上がる一方です。
学力が上がるのは、みんな同じこと。
それをさぞかし自分だけ頑張ってるんだからと強調している段階で、自分のことしか見えていない証拠です。悲劇のヒーローやヒロインになる資格はありません。
「自信をもつ」のと「自意識過剰」は、ほんとに紙一重です。
でも、それに気づくのは、負けられない闘いに、本気で失敗した者しかいないのです。
ウチの塾、というより私は、そういう点では塾生に冷たいのかもしれません。
塾生の話を聞いていると「前の塾では、先生が優しく慰めてくれたのに、塾長はひどい」「冷たい、鬼だ」みたいなことを、他のスタッフの前で陰口叩いているそうです(笑)
ならばそこで、私が
「そうだね、君はきっとやればできるんだよ」
「ツラいけど仕方ないよね。君は頑張っていたもんね。私はちゃんと見ているよ」
みたいなことを口ずさんだ方がよいわけでしょうか?
成績をボンボン上げている塾生たちは、間違いなくこう言うでしょう。
「塾長、キモいwww」
「塾長の口からそんな言葉が飛び出すなんて、何か変なモノでも食べたんですか?」
で終了です(笑)
叱られたことがなく誉めて伸ばされた子が多いためか、表面上の優しく温かい言葉をかけてもらうことが当たり前になって、それを「優しさ」だと思っているんでしょうね。だから、落ち込んでいるときに私が敢えて言葉をかけずに放置していると、「塾長は冷たい」「優しくないから嫌い(というか、甘やかしてくれないから)」とか言い出すんでしょう(笑)
私は、冷たくしているつもりはないですよ。
敢えてスルーしてほっとくだけです。
私がクドクド言わなくても、悪い点を取ってくれれば、本人の心が勝手に罪悪感を感じて、平常心ではいられないでしょうから。そこから何を感じ取って、何を反省し、何を行動に移すかは本人次第ですから。
成績をボンボン上げている塾生たちは、その点をある程度理解しているようです。
私が突き放しても、きっちり反省し、次に勝つために何をすべきなのかを、自分の頭を最大限振り絞って考えます。そして実践して、精度を上げていくのです。
その結果、失敗ぐらいじゃへこたれず、どんどん強い心を持った子に育っていくのです。
逆に、表面上の優しさばかりを求める子は、いつまで経っても自立できません。
パパ、ママ、先生、助けて!優しくして!を繰り返す生き方に陥ります。
私は前職でそういった依存度の強い子をたくさん仕事として表面上の優しさで相手にしてきたせいか、どんどん堕落していく子たちを見て、嫌気が刺していました。
こうして自分の塾で、一部の方からは「優しくない」「冷たい」「対応がなってない」みたいなことを言われることはありますが、基本的には私の『突き放す優しさ』を実践した指導をできていることはありがたいことです。
いざ不幸や災難が振りかぶったとき、最後に頼れるのは自分の「心」だけです。
他人に優しくしてもらうのが当たり前の生き方では、そういう局面では潰れるだけです。
自立した子に育てるには、ある程度の厳しさは必要不可欠だと私は思います。
そして、それは違う!もっと愛情をもって温かく優しい言葉で育てるべきだと思う方とは考えは合わないでしょうし、そういった方はぜひウチ以外の塾をお選び下さい。
『突き放す優しさ』は、時代の流れとは逆行しているかもしれませんが、私のこの方針に共鳴してついてきてくれる塾生、それに賛同してくれるお父さんお母さんの期待に応えるためにも、私自身がブレずにやっていきたいと思います。