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お子さんのことが心配でたまらなくて口うるさくガミガミ言ってしまうお母さんがいて、そんなお母さんをなだめるおおらかなお父さんがいます。
そして、ひどい場合は激しい夫婦ゲンカに発展してしまい、仲直りして元さやに戻ることもあれば、別居や離婚に発展するケースもあるわけで…。
そもそも、なんでこんなに性格の違う者同士で結婚になってしまうんでしょうね?
因果律で見ていくと、納得されられます。
つまり、結論から言うなら、お父さんもお母さんも「同質」だからです。
お父さんお母さんが若かりし頃(?)、彼氏彼女の関係として出逢い、つき合っている頃は、お互いの良いところも悪いところも知った上で、長所も欠点も受け入れた上で、この人とずっといっしょに生きていきたいと願っていっしょに過ごしていくわけです。
そういう点で、ベクトルは同じ方向を向いているので『同異同質』となるわけです。
お互い異なる個体(人間)ですが、本質的には同じ方向性の生き方になるので、夫婦になるまで同じ目線で寄り添うことになるでしょう。
これは村上の個人的見解であり、すべてのカップルに該当するわけではないと思うので、そうではない現役カップルの読者の皆さん、文句つけないで下さい(笑)。
結婚までに破局するカップルに関しては「同異同質」に至ることなく終わるので、その後の展開は、読者の皆さんのご想像にお任せします…(苦笑)。
そして、結婚して夫婦になって、子どもができると、この視点がどんどんズレてきます。
お母さんとなる女性はお腹を痛めて子どもを産むわけで、何かと目の前の子どものことに視点が集中し始めます。そして、子どもを心配するあまり、あれよこれよと先回りして子どもに失敗させないよう指摘し始めたりします。
ところが、旦那さんとなる男性は「家長」として家族全体の幸せを考え、模索していく立場にあるわけで、子どもの幸せを願うことは確かなんですが、奥さんのように500%お子さんのことに着目するわけにはいきません。
企業戦士として活躍しているお父さんほど、失敗を多く経験して、どんどん仕事ができるようになっていき、役職も上がっていく中で、子どもにも数多くのことを学ばせるべきと考えるようになり、あまりうるさく言わずに何事も経験させて失敗させた方が良いという考えになってきます。ここがお母さんとの視点の最大のズレです。
その結果、お子さんとの接し方において、親同士の摩擦が生じたりします。
もちろん、夫婦仲良くコンセンサスがとれているのなら、それは最高に幸せですよ(笑)
歳を重ねていくほど、視点の違いから、夫婦の考え方の隔たりは大きくなります。
だからと言って、そこで毎回衝突していたら、お子さんのためになりません。お子さんが安心して勉強できないどころか、お子さんの人格形成に大きな影を落とします。
もしそんなシチュエーションになってしまった場合は、お互い衝突する前に、こう考えてみてはどうでしょうか?
恋愛や恋人は「同異同質」ですが、夫婦は『相異同質』であるということです。
相異同質?一体、どういうことなのか?
お父さんも、お母さんも、考え方は真逆かもしれません。
でも、もともと同類だから、あなたたちは結婚してるんです!…ということです。
考え方がどんなに違えど、人間の本質的なところは似通っているから、こうして夫婦として家族経営を成り立たせていることができるんです。それは、言葉では言い表せないぐらい、素晴らしいことです。
ぜひお子さんが幸せな人生を築いていくための礎を、お父さんお母さんが協力して、居心地の良い空間づくりをしてあげて下さいね。
クリスマスを前に、改めて親愛なる夫婦関係に対して一石を投じられればと思い、今日はこの話題を取り上げてみました。
何度でも言いますが、これは村上の個人的見解ですので、現役カップルや現役夫婦の読者の皆さん、文句つけないで下さいね…?
今日の写真の2人の女性スタッフ、市立稲毛高校の国際教養科でクラスメートとして3年間同じ時間を過ごし、青山学院大学と成蹊大学に進学しました。
同じ空間で同じ勉強をしてきたとはいえ、2人とも几帳面で誠実なんですが、考え方も違えば、性格も全然違います。
それでもこうして2人仲良く仕事をしていて、いっしょにいるということは、一種の「同質」なんでしょうね。平たく言うなら「似た者同士」ということなんでしょう。「心」の在り方が2人とも近いんでしょうね。ウチの主力として、頑張って働いてくれています(笑)
今日から冬期講座が始まります。準備で忙殺されてますが、頑張ります。
読者の皆さんにとって、良いクリスマスでありますように。