人はいつからか、目に見えるモノしか信用できなくなってしまったのでしょうね。

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毎年毎年のことなので飽きているんですが、いつもこんなことを言う子がいます。

「僕(私)はこれだけ頑張ってるんです!なんで認めてくれないんですか?」

みたいなことを言う子ですね。

面白いことに、割合的な問題でしかありませんが、大体こういうことを言う子ほど頑張っていないです。ただ頑張ってるフリをしているだけです。

ほんとに頑張っている子は、そんなことなんて言いません。

そんなこと言ってるヒマなんて、ないからです。

努力もしないで、その場を凌ぐために頑張ってるアピールをする。

そして、もちろん結果など出るわけもありません。

んで、再度どんな頑張りをしているのか問いただすと、黙り込むか、その場で泣き出すか、逆ギレを起こすか、笑えるのになるとパパやママが登場して守ってもらおうとする失笑モノの子もいるわけです。

勝負に勝つ子というのは、常に貪欲です。

自分が負けたときは徹底的に反省して、対策を練って、次の勝負に臨みます。

言い訳などせずに、常に自己責任で闘おうとする姿勢は、見ていて清々しいです。

頑張ってるアピールをする子は、大体は自分自身に甘い子です。

なのに、周囲から認められたいという承認欲求は異常に強い。権力欲があるんでしょう。

その割には、打たれ弱い。見ていると惨めに思えます。

どういうお子さんに育てるかは、お父さんお母さん次第です。

この仕事をしてきて、お子さん自身が嘘をついているのに本人がそれを棚に上げて被害者ヅラをして、表面上の話しか聞いてなくて怒鳴り込んできた親御さんたちも相手にしてきましたが、申し訳ないですが、まともにお相手させてもらうつもりはありません。

私もこの仕事を生業とする上で、常に真剣に全力で取り組んでいますので、都合のいいお子さんにまんまと利用されていることに気づかず「かわいい我が子のために」オーラ全開で乗り込んでこられても、そんな感情的な方とまともにお話ししたいとも思わない。

なぜなら、お子さんに利用されていることに気づかず、結局お子さんを甘やかしてしまい、その後は事あるごとに、お子さんが「何かあったらパパママに助けてもらおう、うまく矢面に立ってもらおう、やっつけてもらおう」とお子さんが考えるのが見え見えな状況に至らせてしまう子育てを正当化されるわけで、私はそういった考えの親御さんとは考えが合わないですし、理解する気もないからです。

お子さんに限らず、人間誰しもが承認欲求があるわけで、それによって自信を持ったり反省したり、喜んだり悲しんだりするわけです。LINEやTwitter、facebookはまさに人々の奥底にある心的不安に対して共感をくれるツールとして、現代では必要不可欠な存在になってしまっているわけです。

承認欲求を満たすSNSの存在が正しいのかどうかは分かりません。

ですが、承認欲求を満たされたいと思うのであれば、まずは自分がそれだけの努力や頑張りを見せて、しっかり結果を出すことです。

そうすれば、ほっといても周りはみんな勝手に認めてくれますよ。

意外に単純なことだと思うのに、なかなかそれが見えてこない現実。

脳機能学者の苫米地英人博士の用語を使うなら「スコトーマ(心理的盲点)」ってヤツですね。答えは目の前に落ちてるのに、誰も気づかないという事実。

なぜなら、人はいつからか、目に見えるモノしか信用できなくなってしまったから…ではないでしょうか。

 

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