↑長崎新地の中華街:江山楼で、本場の長崎ちゃんぽんに舌を打つスタッフたち
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昨日の栃木の塾長ブログに続き、今日は大阪なんばの子育てカウンセラーをされている先生のブログより取り上げてみます(もちろん、許可をもらいました)。
それにしても、塾に限らず教育に携わる業界に長年いると、同じ「指導者」という立ち位置でも、表面上の薄っぺらい教育論しか言えない方と、言葉の一言一言に中身がギュッと詰まってて説得力のある話をされる方に二極化しているのが分かります。
そして、こちらの先生も、短いフレーズの中にエッセンスが詰まっていて、私自身も心に染みるし、改めて指導する側である私も成長しなければと思わされます。
以下、文面です↓
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子どものしつけ、悩みますよね。
「挨拶するのがあたりまえでしょ」
「座って食べるのがあたりまえでしょ」
いくら言っても、こちらの「あたりまえ」が通じない・・・
子どもがまだ赤ちゃんなら
「わからないんだ・・・」
とも思えるでしょうが、
幼稚園生だったり、小学生だったり、もしくはもっと大きな子どもの場合も!
先生に会ったら、
「おはようございます」
なんでこの「あたりまえ」でそんなに手こずらせるの?!!!
だれに聞いても、私の言っていることが百パーセント正しい。
正しくないのは、
挨拶をしないアナタ
歯磨きをしないアナタ
手を洗わないアナタ
正しいことをしなさいと言っているだけなのに!
というのは、まったく効果がありません。
このような指導は、逆効果!
どうしてでしょうか?
子どもをしつける時、
子どもに限りません。
夫婦の間で、相手にこちらの意思を伝えたいとき。
一番効き目がないのが、
「これが正しい」
という言い分。
「専業主婦なんだから、家をきれいにするのがあたりまえ」
「明日テストなんだから勉強するのがあたりまえ」
「お年寄りに席を譲るのが正しい」
「夫なんだから、重い荷物をもってあげるべき」
こういう言葉、こういう理由で、なにかをするように言われても、
カチンときてしまいますよね。
自分もそうするべきだと思っても、
「正しさ」を前面に出されると、素直になれないのです。
それよりも、
自分がどんな気持ちになるのか、
自分がどう感じているのか、
そんなパーソナルな理由をもとに話すほうが、相手の心に響きやすくなりますね。
「荷物をもつべき」
というより、
「荷物を持ってほしいなあ」
のほうがずっと素直に伝わります。
子どもの挨拶のことにしても、
「挨拶をするのがあたりまえ」
と言えば言うほど、余計に子どもを素直さから遠ざけてしまうかもしれませんね。
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長く生きていれば、世の中の共通見解や、常識というもの、そして一般に正しいと思われていることが見えてくるわけですが、それは子育てには役に立っていないことが分かります。
むしろ、扱い方を間違えると、子どもにとっては反感の種でしかない。
文面にあった通り、自分がどんな気持ちになるのか、自分がどう感じているのか、パーソナルな理由をもとに話す方が伝わるのは間違いありません。
正しいことが、必ずしも全員に正しいとは限らない。
人によっては、そんな正しいことが刃として突き刺さることもあります。
それは、子どもとの関係だけでなく、夫婦間や大人同士での関係でも言えることでしょうね。私も、人の振り見て我が振り直せ…です。