成長できない人が無意識に踏んでいる「2つのブレーキ」とは何か?


最後は全員できるまで帰さない!というスローガンで「自己管理」の重要性を説いて指導してきた冬期講習が終わりましたが、特にヒマになるということもなく、いよいよ受験生が受験本番を迎える時期になります。

センター試験も私大入試も、公立高前期も立て続け…そこに中学生は後期の期末テストが被る…これでは塾業界は常にブラックと言われ続けそうな状況ですが…(苦笑)。

さて、今日はYahoo!ニュースに興味深い記事がありましたので、一部抜粋にてご紹介します。少し長いですが、特に企業戦士として活躍するお父さんに読んでもらいたい内容ですね。もちろん、学力面だけでなく立派な子に育てたいと願うお母さんにも↓

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まずは「ブレーキを踏まないほうが人生にプラスだ」と意識しよう

吉田氏は、ガリバーや現在支援している様々な企業で、「本来はもっと力があるのに、もったいないな」と思う社員を数多く見てきた。そして、そういう社員が、マインドセットを変えることによって、急に成長する姿も見てきたという。

「成長の可能性を殺してしまっている、不要な『ブレーキ』が外れると、グッと伸びるのです。

成長というと、『できないことをできるようにする』『持っていない能力を身につける』というように、『足し算』で考えがちです。しかし、『ブレーキを外す』という『引き算』でも、大きく成長できるのです。今年4月に出版した『成長マインドセット』(クロスメディア・パブリッシング)では、その『ブレーキ』とは何かを言語化して、解説しました」

同書では、成長を阻む「ブレーキ」には、「悩みブレーキ」と「大きな子供ブレーキ」の2種類があるとしている。まず、一つ目の「悩みブレーキ」とは、どういうものなのか。

「悩むこと自体は悪いことではありません。課題を解決するために、1日や1週間、あるいは1カ月という期間、真剣に悩むことは、もちろん必要なことです。

しかし、課題を解決するでもなく、『給料が上がらない』『プライベートの時間が取れない』『他の仕事のほうが向いているんじゃないか』などとただ悩むだけで、『イヤだなぁ』という気持ちを3カ月や半年、あるいは1年も2年もエンドレスに持ち続けていると、成長にブレーキをかけてしまいます。これが『悩みブレーキ』です。

人間は感情の生き物ですから、そうなってしまうのはやむを得ない面もあります。しかし、『課題解決と悩むこととは違う』『悩みを長く引きずるのは、ストレスにもなって、よくない』ということを知っておくだけでも、気持ちに早くケリをつける助けになります」

「悩みブレーキ」を外すステップの一つ目は、このように、「悩みブレーキの存在を知る」ことだ。そして、二つ目のステップは、「悩みブレーキを踏まない覚悟を決める」ことだという。

「『悩みブレーキを踏まない』というのは、いったん決断をしたら、全力で進むということ。決断をする際に悩むことは必要ですが、決断をしてからも『別の決断をしたほうがよかったかも……』と悩んでしまうと、成長にブレーキがかかってしまいます。

そして、『覚悟を決める』とは、主体性を持って、当事者になるということ。別の言い方をすれば、自分が自分の人生の経営者になるということです。

覚悟が決まっていないと、評論家的に物事を見てしまいます。それでは成長できません。

覚悟を決めるのには勇気が必要です。当事者になると最初は強いプレッシャーがかかるので、それが恐く思えるのです。急にできることではありませんが、それでも、『覚悟を決めることが重要だ』という意識を持っていることが大切。意識しながら努力をしていれば、どこかのタイミングで、『自分がやるべきことをやるためには、当事者になるプレッシャーなんて大したことではない』と感じる時が来るはずです。

実際に当事者になってしまえば、想像していたほど恐いものではないことがわかるでしょう。自転車に乗れてしまえば、乗れなかったのが不思議に思えるのと同じようなものです」

そして、「他責にしないは100%」も重要だと、吉田氏は話す。

「評論家的な見方をやめて当事者意識を持つということは、他責にしないということです。『他責にしないは100%』とは、100%の当事者意識を持つということ。それができると、良い意味での反省をして、改善をしようという意識が生まれます。それが成長につながるのです。

他責にしてしまうのは、一種のクセですから、意識すれば直すことができます。仕事だけでなく、家庭でも、配偶者や子供、親などに他責をしないよう、常に意識するようにしましょう。家庭のほうが、甘えが出て、他責にしやすいので、強く意識することが必要だと思います。

絶対に他責にしない生き方は、ストレスフルだと思うかもしれません。確かに、クセを直している段階ではそうでしょう。しかし、『他責にしないは100%』が身についてしまえば、そのほうがむしろラクに生きられます。自分がやるべきことの判断を他人に左右されなくなりますし、『見返りを期待していたのに得られなかった』などと落ち込むこともなくなりますから」

その悩みは、「関心の輪」に入るのか?「影響の輪」に入るのか?

「他責にしないは100%」は、「悩みブレーキ」を外すためのステップ3に当たる。それに続くステップ4は「結果は選択できないが、行動は選択できる」だ。

「これは、私自身が、これまでに何度も救われてきた言葉です。

言われてみれば当たり前のことでしょう。宝くじを買うという行動は選択できますが、当選するという結果は選択できない。仕事も同じで、成功確率が高い方法を考えて、それを実行することはできますが、それで必ず成功するとは限りません。

しかし、当たり前のことなのに、なかなか受け入れられないのが人間です。必ず成功すると期待して、うまくいかなかったら落ち込む、という人が多い。ビジネスというものは全員が望むような成功をすることは難しい仕組みになっているのですから、いちいち落ち込んでいては、全力で仕事に取り組めず、成長が遅くなります。うまくいかなかったら、そのときのために用意しておいた対応策の実行に集中するべきです。

結果に意識や関心を囚われることなく、行動に集中することが、成長を速くするのです」

最後のステップ5として吉田氏が挙げるのが「関心の輪と影響の輪」だ。

「これはスティーブン・R・コヴィー氏の『7つの習慣』(キングベアー出版)に書かれているものです。自分がコントロールできる範囲が『影響の輪』、コントロールできないけれども関心がある範囲が『関心の輪』だと考えればいいでしょう。

例えば、『税金が高い』という悩みがあるとしましょう。それに対して文句を言うだけで、何も行動を取らないのであれば、それは『関心の輪』の中にある悩みです。しかし、議員や首相になることで税制を変えることを目指したり、市民運動を行なったり、あるいは税金の安い国に移住する計画を立てたりするのであれば、『影響の輪』の中にある悩みだということになります。

『影響の輪』の中にある悩みは、解消するための行動に全力で取り組めばいいのですが、問題は『関心の輪』の中にある悩みです。『関心の輪』の中に悩みがあると、『悩みブレーキ』がかかってしまいます。

ですから、悩みがあれば、それが『影響の輪』に入るのか『関心の輪』に入るのかを見極めること。そして、『関心の輪』に入るのであれば、考えないようにして、『関心の輪』の外に出しましょう。

理不尽な誹謗中傷も、つい気になってしまうものですが、『影響の輪』に入るものではありませんから、無視することです。同じく批判の声であっても、顧客の反応であれば、『影響の輪』に入ると捉えて、改善の努力をすべきです」

自分の中にいる「子供」を自覚しよう

以上の五つのステップで、ある程度の時間はかかるものの、「悩みブレーキ」を外すことができる。しかし、「悩みブレーキ」が外れても成長できない人もいると、吉田氏は言う。それは、二つ目のブレーキである「大きな子供ブレーキ」を踏んでいるからだ。

「外見は大人になっても、子供っぽいところが残っている人は多くいます。

例えば、立派な経歴を持っていて、個人で仕事をすれば高い能力を発揮するのに、議論になると理屈よりも『自分は正しい』という気持ちが優先してしまい、チームをまとめられない人。子供っぽいプライドから抜け出せていないわけです。そのプライドが、成長を妨げています。

逆に、親が厳しすぎたことが一種のトラウマになっていて、他人に自分の意見を言えない人もいます。意見が言えないと、自分が考えていることが正しいのか、ピント外れなのか、他人に判断してもらえませんから、やはり成長できません。このケースは、子供の頃と今では環境が違うのだということを理解して、勇気を持ってトラウマから抜け出す必要があります。

こうした『大きな子供ブレーキ』を外す第一歩も、『悩みブレーキ』と同じで、存在を知ることです。『大きな子供ブレーキ』というものがあるのだということを知れば、自分がそれを踏んでいることに気づきやすくなるでしょう。

また、互いに指摘しあうのもいいと思います。『君はプライドが高すぎる』などと言うのは気が引けるかもしれませんが、愛情があればできるのではないでしょうか。また、職場で人事考課とは別に360度評価を取り入れて、互いに気づいたことを伝えあってもいいかもしれません」

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文章が長かったので、私個人の意見は割愛しますが、ひとつ思うところだけ。

人は、言葉とは違い「覚悟」と言う決断と行動ができない人が、非常に多いと思います。
また、そう言う口だけの人が、壁を乗り越えられないことがほとんどです。

捨てる覚悟も必要ではないでしょうか。
もちろん、本気なら…ですが。

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