点数は人間性を映し出す鏡であるものの、点数だけで人生をダメにしていく者も…。

今日は千葉県統一テストの実施日でした。
冬期講座はまだ続いているんですが、日程の問題で先にテスト実施(笑)。

それにしても、毎度毎度のこと、テストの点数にはその者の生き様や人間性が見えるモノですね。日々頑張った者にはそれに相応しいスコアが、イヤなことから逃げ回っている者にはそれに相応しいひどすぎる結果がもれなく表面化してくれます。

点数は目の前の内申や偏差値を浮かび上がらせる以前に、意外と、人間の人格や考え方も映し出してくれる鏡のようなもの。なので、ある意味、結果で物事を判断する…というのは、そんなに間違っていないものだとは思います。

とはいえ、点数だけで人間のすべてを測れないのもまた然り。
点数が振るわなかったからと言って、その者の全人格が否定されるものでもありません。

頑張っていてもなかなか結果に出てこない者の頑張りまで否定してしまうと、頑張ってきた本人の意欲をダダ下げして無気力にさせてしまう恐れもあり、そういった意味でも、アドラー心理学での「勇気づけ」が大きな意味を持つのだと思います。

今回の箱根駅伝、青山学院大学がぶっちぎりの総合優勝を果たしましたが、原監督も今期の最上級生には相当な嫌われ役を買ったみたいです、これまでとは違って。

あちこちの記事で見ましたが、風紀を乱したり、不真面目で後輩たちに悪影響を及ぼす上級生たちが4名退部したとのこと。常勝軍団になったことで、おごりや緩みがどんどん色濃くなっていくのは世の常で、あの青学をもってもそんな事態になるのだなと思いつつ、

なかなか厳しくなれない主将に替わり、敢えて部員たちに厳しい態度で嫌われ役を買った監督の英断は大したものだと思います。全体を厳しくまとめることができない、その能力に欠ける主将が大問題ですが、綺麗事だけで強さと名声が維持できるわけないのですから。

そして、この原監督の鬼になった統率型指導は、世の母親に対しての警笛でもあります。

少なくとも、お子さんを誉めて伸ばすだけでは限界があるということです。

私が昔から口をとがらせて言ってきた通り、子どもが自意識過剰になって、つけあがるんですよ。その解決策を具体的に述べている教育評論家などほとんどいません。みんな、褒めて伸ばすの一点張りですから。なら、おまえが自分でやれよ!と言いたくなります。

自身を持つ子が出てくる反面、自意識過剰で緩んだ者に対しては、私も以前から言っている通り、烈火のごとく本人を潰します。そのような緩みを周りに撒き散らされても迷惑ですし、本人のためにもなりませんので。

ところが最近では、そのような怠慢を働く者を叱り飛ばした後に、親御さんからのクレーム電話がかかってくるようになりました。「なんでウチの子が叱られなきゃいけないんですか!?」と声を荒げて(笑)。

要するにご自身がどういう育て方をしてきたか認めているから、図星つかれて感情的になっているんですか?とツッコミたくなりますが、敢えてそれは言わないでおきます。

子どものいうことが本当に的を得ているのか、筋が通っているのか、それを見極めてたいしょするのが親御さんに求められていることです。それをすべてお子さんの都合の良い言い訳を額面通り受け止めて、いちいち怒鳴り込んでいたら、親御さんのメンタルがもたないでしょうに…健康に、文化的に、長生きできる道を追求された方が良いと私は思いますが。

それだけ、親御さんに余裕がなくなってるのも分からなくはありません。
ただ、物事を表面的にしか見れない視野の狭さは、家庭の中だけではなく、周辺や地域社会にも多大なる迷惑をかけることにもつながるので、そこは意識した方が良いかと存じます。

かくいう私も、あまりの多忙でテンパってしまい、周りが見えなくなってしまう局面はそれなりにあります。そういうときこそ、己を客観的に捉えられるように、きっちりスタバ行って一服するようにしています(タバコではなく)。

青学陸上部の原監督も、部員たちに自由に考えさせて実践させてると思いますが、私も塾生たちに比較的自由にさせつつ、その進捗と成果は確認しています。そして、自分に都合のよい自意識過剰な者に対しては、それ相応の厳しい対応でトドメを刺す場合もあります。

点数だけで人間の本質も見える反面、点数で人生が崩れていく者もいます。
それを見極めていくのが、今後の管理者に求められるスキルなんでしょうね。



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