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【2014年6月28日のブログです】
サッカーのワールドカップで、日本代表はグループリーグ敗退でしたね。
内容はともあれ、国を代表して体を張った全ての選手を、同じ日本人として誇りに思います。
それにしても、敗退が決まった後、ザック監督と本田選手への批判がスゴいですね。
采配が間違ってた、起用法が悪い、優勝するとかビッグマウス叩いてたくせに、口だけじゃないか、ザマーみろ…みたいな。
一部のヤフコメやスポーツ新聞は、これでもかと思うくらい、一斉バッシングしてますよね。自分たちが正義であり、正論だと言わんばかりに。
見ていて、個人的には、非常に不愉快です。
ザッケローニ監督は日本人の個性やスタイルに合わせてチームづくりを進め、攻撃的パスサッカーができる体制を4年間かけて構築し、本田選手は口に出して有言実行を貫こうとすることで、自らのメンタルもフィジカルも高めてきました。
大会が始まる前から、勝つことを目標にしなかったり、優勝を目指さない姿勢とか、フツーはあり得ないですよね。本田選手のビッグマウスからは、想いの強さを感じさせられます。
この2人が4年間で日本代表にしてきたことは、素晴らしいことばかり。偉大な功績だと、素人ではありますけど、私は強く思います。賞賛されても、非難すべきことはないはずです。
ところが、その4年間の功績には目を向けず、ワールドカップの短い期間での失敗を、これでもかと非難する部外者たち(一部のヤフコメやスポーツ新聞)は、何様なんでしょうか。
確かに、日の丸を背負って出るからには勝利は至上命題ですのである程度仕方ないのかなと思いますが、あまりにも常軌を逸している方々が、少なからずいるのが残念です。
これと似たようなことが、以前ウチの塾でも起こってしまいました。
行きたい志望校があって、本人なりに相当頑張り、定期テストも5科で大きく点数を伸ばしてとても喜んでいた女子がいました。私も共に喜びながら誉めてあげたのですが、翌日には、私のところに泣きながらやって来ました。
5科では大幅に点数が上がったのですが、数学だけは点数が悪いままでした。
要するに4科目劇的に点数が上がってたのですが、彼女のお母さんはこう言い放ったそうです。
誉めてもらえるんじゃないかと期待していた彼女は、深く傷つき、ずっと泣き続けました。
「なんで数学がこんなに悪いのよっ!あんた一体何やってたのよっ!」
「こんな点数あり得ないでしょ!こんなのなら、塾なんて辞めなさい!」
お母さん、お言葉を返すようですが、はっきり言わせてもらいましょうか。
ウチの塾、辞めてくれていいですよ、ほんとに。
娘さんは、本当にかわいそうですけど。
でも、仕方ないですよね。
頑張っている娘さんを、全く認めようとしないんだから。こっちもフォローのしようがない。
4教科劇的に点数を伸ばしたことを誉めるどころか、悪かった1教科だけをクローズアップして、延々と我が子を責め続ける。もちろんその後も、頑張ったことを一切誉めやしない。
さっき書いた、ザック監督と本田選手への短絡的批判と、何ら変わりない。
サッカー日本代表よりも遥かに、我が子への一方的な批判は解せない。
お母さんが、もし子どもの頃こういうことをされたら、傷つかなかったですか?
まぁ分からないから、こういうことをするんでしょうけど。
あまりにも彼女が哀れだったので、私から直接、お母さんに電話して話をしました。
その上で、はっきり申し上げました。
「お子さんが頑張ろうとしている姿を、親が潰してどうするんですかっ!」と。
子どもは子どもなりに、勉強だけでなく、将来への夢や、目先の誘惑と、懸命に闘っているんです。それを理解しようとしないで、親の一方的な価値観を子どもに押し付ける。それが、本当にお子さんのためになるとでも思ってるんですか?
子どもは、目標を成し遂げ、誉められることで、自信をつけて新しいことにチャレンジしようとするものです。誉めるというのは、お子さん自身が大きく成長することに、確実につながっていくんです。
「私は中学の頃学年トップクラスだったから、ウチの子がなぜ取れないか不思議」
→親の過去の栄光なんて、子どもにはどうでもいい話。あなたとお子さんの成長速度は違うんですよ。
「近所の○○ちゃんは、こんなに取れてるのよ。なんで、あんたはちょっとしか伸びないの?」
→なぜ他人と比較するんですか?あなたも出来の良い兄弟姉妹と比較されたらイヤじゃないんですか?
「○○高校と○○高校以外は行かせないからね、私のプライドが許さない!」
→これぞ、愚かの真骨頂。あなたのエゴに、なぜお子さんが付き合わされるんですか?
お言葉を返すようですが、このようなお母さんのエゴまみれ発言に、何度でもはっきり言わせてもらいます。
お子さんが自ら進んで目を輝かせて勉強するようになるには、やはり親が勉強するしかないんです。
そうすれば、必ず、お子さんとの距離感や接し方がつかめてきます。
そこから、お子さんと親御さんの良好な関係につながってきます。
目の前の小さいミスにばかり目を向けて批判するのは、日本人特有の個性であり、その方が圧倒的に簡単な対応です。それでは、何も状況は変わりません。
批判するよりも、それ以上に良いところを見つけて誉めてあげること。それが失敗を恐れずチャレンジする姿勢につながり、やがて大きな成功へつながります。
我が子に真剣に向き合おうとするお父さんお母さん、ぜひお子さんの良いところを見つけ出し、オーバーにならないように頑張った部分を誉めてあげて下さい。子どもたちの成長を見守る者として、ぜひお願いします。
たぶん、このブログでこんなに長く書くのは、これが最初で最後です。もの凄いパワーを使って、書いてみました。感情入り乱れてしまい、不快な思いをされたのであれば、お詫びします。ただ、これで嫌われても構わないという覚悟で、自らの考えをお伝えしました。
とんでもなく長い文章になってしまいました。
ここまでお読み頂き、ありがとうございます。