そこそこ勉強ができる優等生が、陥りがちなワナとは?

AQURASの生徒とスタッフ

ここ最近はTBS系ドラマ「ドラゴン桜」のネタがかなり本質をついているので、私のブログもそれを取り上げる方向へと舵をとっているというか、ネタがないから手抜きしているというか…(苦笑)。

編集されている方々も、前作でも今作でも分かりやすい敵の対比をストーリーに入れてくるというか、成績トップクラスの引き立て役&悪役の人物が、東大を目指す落ちこぼれたちに逆転敗北を喫する展開は、もはやお約束事というべきか…悪役もストーリーを盛り上げるには重要だなとつくづく思うところです。

さて、そんなドラゴン桜の主役:桜木弁護士(阿部寛さん)がストーリーの中で放ったセリフがいつも秀逸すぎるので、日経ビジネスでもこの件が取り上げられている記事を発見、今日も読者の皆さんにご紹介します。少し長いですが、できるだけ抜粋します↓

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そもそも、なぜ人はマウントを取りたがるのでしょうか。

「マウントを取ろうとする」のは、FFS理論(開発者:小林惠智博士)で説明すると、「保全性」の高い人が陥りがちな傾向です。どういうことか説明しましょう。

「保全性」は、農耕民族の特徴と重ねて説明すると分かりやすい因子です。農耕民族は、みんなで力を合わせて農地を耕すために、村長(むらおさ)を頂点とするヒエラルキーを構築し、階層ごとに取り分や役割を定めて、組織的な行動を尊重します。

組織の“シキタリ”を守れない人は「村八分」となり、排除されます。それを恐れるからこそ「秩序が保たれる」という側面もあり、これはある意味では理に適った仕組み、とも言えます。

その組織で少しでも楽になりたいと思えば、同じ階層、すなわち「同じ世代で上位にある」ことが大切になります。なぜなら、周りの人より“優れて”いれば、労働負荷が軽くなり、取り分が増えるなど、有利な条件が手に入るからです。ただし、優位に立つのは、同世代の相手に対してのみ。この組織では、上の階層の人には従順であるというのも、守るべき“シキタリ”なのです。

これを会社組織に当てはめると、「保全性」の高い人は、全社ではなく同期の中で“一番優れている”ことを誇示するために、マウントを取りたがるのです。

(中略)

「保全性」の高い人は、枠組みの中を、不安がないように完璧にしたい。つまり、完全に自分のものにしたい。そのため、「ヌケ・モレ」がないよう徹底します。これ自体は大切なことですが、一方で、「まだ何かが足りない」と不安な状態では、その枠組みを広げようとしません。だから、次のステップに進むまでに時間がかかります。完璧を目指すことが、結果的に、次に進むのを妨げる制約条件となってしまうのです。

このように足踏み状態になっても、「相手に負けたくない」という気持ちは強いわけです。自分の優位を保つためにどうするかというと、「自分の枠を広げていくよりも、相手の足を引っ張るほうが楽」と考えて、そちらを選択してしまう。つまり、自分が成長することでなく、同じ場所に留まったまま、相手を蹴落とすことで優位に立とうとするのです。

組織内で時々目にする足の引っ張り合いは、これが理由であることが多いのです。特に「保全性」の高い人同士がライバル関係になると、同じ枠組みの中で競い合う、すなわち一つの椅子の奪い合いになりやすく、その結果、お互いに足を引っ張り合う泥仕合に発展することがある、というわけです。

(中略)

マウントを取ろうとするのも、相手の足を引っ張ろうとするのも、ある程度勉強のできる優等生が陥りやすい罠と言えます。受験を目前に成績が伸び悩むと、焦りや不安から陥ってしまう罠です。 この根底にあるのは、思考の幅の狭さです。

(中略)

「保全性」の高い人は、身近なところに目標を置くことを好みます。

例えば、東大合格という目標よりも、「次のテストや模試で良い点を取る」ことや「順位を上げる」ことが優先されがちで、結果として「目の前のライバルに勝てばいい」という発想になりがちです。これらは単なる手段にもかかわらず、いつの間にか「目的化」してしまうのです。

そのため、テストが終わって自主採点をしている時に「おっ、できた。オレ何点だ」と偉そうにしたり「あーっ、失敗した」とやたらと悔しがったり。「人の間違いのアラ探し」をしてしまうことも。

それが、本人が思っている以上に、周りの人に「感じ悪い」「性格悪そう」という印象を与えることになるのです。

(中略)

「保全性」の高い人は、繰り返しになりますが、枠組みの中を完璧に仕上げ、それを広げていくことで成長していきます。この繰り返しで学びが「体系」として自分の中に整理・定着され、視野がどんどん広くなる。これが「保全性」が高い人の“学び型”の目指すべき境地なのです。

「保全性」の強みを発揮し、積み上げてきた「優等生」は、しかしその成功体験ゆえに、まだ十分な大きさを持っていない枠組みに縛られて、思考が狭いまま固定されてしまう場合があります。これは大変もったいない話です。

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よく感じることなんですが、人の陰口や悪口を叩いたり、嫌味な発言が多い人って、まさに上記のような人種に陥っているなと。

それにしても、自分の問題を他人や社会環境のせいにする人が多すぎです。
成功している人というのは、謙虚で愛がある人が多いですし。。。

という、そういう人じゃないと結局人がついてこないんですよね。
自分に謙虚であること、素直であること、そして、マウントをとる人とは付き合わず相手にしないこと。これでしょうね。

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