私が良い授業をすればするほど、生徒は堕落していきました。(再アップ)

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【2016年2月17日の投稿です】

 

 

小学生~大学受験を終えるまで、私も、塾とか予備校にずっと通ってきました。

 

 

そして、今度は大学に入ってアルバイト講師しながら経験積んで、しまいには学業そっちのけで在学中に自分で塾をつくってしまって、自分の塾の売却、大手進学塾での校舎長、管理職を経て、再び自分で塾をつくってしまい(AQURAS)、なんだかんだでもう18年もこの仕事してるんだなーと改めて気づかされます。

 

 

教わる側として塾や予備校に通っている間、塾という場所は、勉強を教えてもらって、成績を上げたり志望校に合格させたりしてナンボのモノだと私は信じてきました。

 

 

教える側に回っても10年くらいは、塾がそういう場所であると疑わず確信してきました。

 

 

「良い教師について正しく学ぶ。それが最速にして最善の方法だと世の中の大半の連中が思っている」

 

 

TBS系ドラマ「ドラゴン桜」で、桜木先生(阿部寛)が、母の病気により東京大学受験を諦めかけている水野(長澤まさみ)に対して言ったセリフです。

 

 

私も生徒がついていきたいと思ってくれるような実力派講師になるために、分かりやすい授業にこだわって教材研究を続けて、大手進学塾での勤務時代は、私独自の指導法でたくさんの受験生の学力を伸ばし、それを武器に長年やってきました。私にとって、それはとても充実した時間でした。

 

 

社会人になった教え子たちがよく訪ねてきてくれますが、彼ら彼女らが私の授業でもの凄く英語の学力が伸びた、本当にスゴい授業技術だったと、今でも高く評価してくれているのは、本当にうれしいことです。

 

 

ですが、私は「授業」というものを止めてしまいました。

なぜなら、私が生徒にとって、どんなに準備万全で最高の授業を提供しても、生徒の成績が上がるかどうかは全くの別問題だと分かったからでした。

 

 

むしろ、生徒の成長を邪魔しているんです。

私が良い授業をすればするほど、生徒は堕落していきました。

 

 

現に、私の授業を受けて学力を伸ばして進学校に入っていった生徒たちが、入学後にどんどんダメになっていきました。点を取る技術ばかりに長けてしまって、教えてもらうことも当たり前になってしまっていて、自分自身で頭をひねって考えることができなくなってしまったのです。

 

 

私は、大きな「過ち」を犯していることに気づかされました。

 

 

私がこの仕事を始めた頃と違って、今では反転授業やICT教育が世に普及していく中で、塾の学習指導の在り方も大きく変わろうとしています。

 

 

ところが、技術革新の荒波や少子化による子どものキャリアデザインの変化によって、時代が劇的に変わっていこうとする中で、未だに「分かりやすい授業をすれば、生徒の成績を伸ばせる!」と信じている塾の講師がかなりいることに驚かされます。

 

 

そして、それを信じて疑わない、塾に子どもを入れようとする親御さんがそれ以上に多くいることも…。

 

 

よくTVに出演しているカリスマ塾講師や予備校講師の姿を一般の方が見たら、「この先生に教わったら、自分もできるようになるかもしれない…」と、たくさんの人が思ってしまうのかもしれませんね。

でも、そこは現実を直視すべきです。

良い授業をやることでうれしいのは誰ですか? 楽しいのは誰ですか?

 

 

そう、教える講師と、塾の経営者だけです。

 

 

塾に来て、自力で学力を伸ばし、自力で幸せをつかまなきゃいけないのは、まぎれもなく生徒である「子どもたち」自身の方なんです。

 

 

講師が上手く教えたかどうかではなく、生徒が満足して、学習内容を習得できたかどうかでしかないんです。

 

 

そして、「分かりやすい授業」には、大きな盲点が存在します。

授業が分かるので、たとえ分かっていなくても、分かった気になってしまうことです。

 

 

その結果、生徒たちは定着への反復演習を怠って、結局は定着しないで終わります。

やっぱり分からない…で終わるわけです。

 

 

塾なんかに行かなくても、先述した通り、技術革新の進んでいる今、勉強するためのツールなんて、どこにでも転がっています。わざわざ塾が良い授業をしなくても、自宅でyou tubeなどを検索すれば、ある程度の質の授業などすぐに見れるのが、今の時代です。

 

授業というエンターテイメント的なパフォーマンスを楽しく観るのであれば、それも良いかと思います。ですが、真の「学び」というのはそういうところには無いと、今の私は思っています。

学び方というのは常に生徒自身の中にあって、その意識をどのように引き出していくかなど、生徒ひとりひとり全く方法が違うわけです。そして、それを私たち塾屋が引き出すことができれば、それは最高の学習アシストになるはずだと思っています。

今の私は上辺の勉強法とか指導法など、もはや興味がなくて、要は子どもたちの意識を根本から変えてしまいたいというだけです。

勉強するとかしないとか、モチベーションを高めるとか、YDKだろうが、やる気スイッチだとか、そんなものはどーでもよくて、子どもたちの意識を変えるためには、絶対に「マインドセット」がなくてはダメだということに気づきました。

 

 

今は眠っている才能でも、自分で考えて行動できる、やらされ感で動くべきじゃないという意識を育てて、すぐにでも幸せをつかむために意欲的に行動できる子どもたちを次々に目覚めさせて、実践を重ねて育てていくこと。それが今の私の生業です。

 

 

先述したドラゴン桜の桜木先生の言葉には、続きがあります。

TVドラマでご存知の方も多いのではないでしょうか。

 

 

「…だがよ、1つだけ独りで学ぶ独習にかなわない部分がある。 それはな、密度だ。勉強に打ち込む時間の濃さだ。孤独ゆえに濃く、そして濃いがゆえに強い」
その通りです。

他人から教わったことなど、簡単には身につきません。

 

 

自分の頭を使って最大限に知恵をひねり出して考え抜いた答えは、最短最速で身につき、しかも絶対に忘れないんです。私が授業を止める「決定打」になったセリフでした。

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